カワサキZ H2/SE [’22後期 新型バイクカタログ]:カワサキネイキッドの頂点

カワサキZ H2 SE

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年7月14日

カワサキZ H2/SE 概要

バランス型のスーパーチャージャーを装備し、最高出力200psを発揮するモンスターネイキッド。吸気ダクトを左前方のみに設けるアシンメトリーデザインが、アグレッシブな個性を強調している。IMUを搭載した電脳装備は、トラクションコントロール/パワーモード/コーナリングABS/ローンチコントロール/上下対応クイックシフター/クルーズコントロール/スマホ接続機能など充実のかぎり。上級版のSEはショーワスカイフックテクノロジーをベースとした電子制御サスペンションとブレンボの最上級キャリパー”Stylema”まで装備している。

’22 カワサキZ H2 SE

主要諸元

【’22 KAWASAKI Z H2 SE】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 200ps/11000rpm 14.0kgm/8500rpm ■車重 241kg シート高830mm 19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●クイックシフター(アップ/ダウン) ブルートゥース ●色:メタリックディアブロブラック×ゴールデンブレイズドグリーン ●価格:220万円

【吸気ダクトが○】スーパーチャージャーの吸気ダクトは左側のみに設置。アシンメトリーなスタイルがアグレッシブさに輪をかけるデザイン。

ライディングポジション

足着きは良好で両足とも接地する。同じエンジン+専用フレームのニンジャH2よりもアップライトかつコンパクトだ。[身長175cm/体重62kg]

エンジン

全速度域での扱いやすさを徹底的に追求したバランス型スーパーチャージャーを採用。シュルシュルという独特の吸気音と共に強烈な加速で楽しませてくれる。SEではユニットカバーに入るロゴが赤文字となっており、STDとの差別化が図られている。

足まわり

SEはショーワスカイフックの電気制御サスペンションにブレンボ製Stylemaキャリパーを採用。

【極上の最新イーラ まさにスカイフック!】ショーワのスカイフックEERA技術を用いたSEの電子制御サスペンションは、路面凹凸による車体姿勢の崩れをリアルタイムで防いでくれる。

主要装備

2500rpm以上で機能する上下両方向に対応したKQS=カワサキクイックシフターを、STD/SEともに標準で装備。非接触式で素速いシフトチェンジを可能とする。

【全部入りカラーTFT液晶メーター】メーターはフルカラーTFTパネル。2モードの表示選択ができるほか背景色も黒と白から選べる。スマホ接続機能も搭載だ。※写真はSE

’22 カワサキZ H2

もっとも手軽にスーパーチャージャーを体験できるSTDは、電子制御サスペンションではないものの、SEよりも28万6000円も安い価格が魅力だ。

主要諸元

【’22 KAWASAKI Z H2】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 998cc 200ps/11000rpm 14.0kgm/8500rpm ■240kg シート高830mm 19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●クイックシフター(アップ/ダウン) ブルートゥース ●色:メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラック ●価格:191万4000円

足まわり

STDはショーワ製のSFF-BP倒立フォークにブレンボ製M4.32モノブロックキャリパーを採用する。フロントフォークは機械式で、調整はマニュアル。


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