新しい流れとして、扱いやすさとリーズナブルな価格で脚光を浴び出したミドルクラスの人気が、スーパースポーツにも波及。100万円を切るヤマハYZF‐R7がいよいよ国内でも発売となり、注目株だ。
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司/田宮徹/宮田健一)
ヤマハYZF-R7/WGP60thアニバーサリー:スポーツライディングの醍醐味をもっと身近に
MT-07の並列2気筒エンジンと車体をベースに、フルカウルの外装とサーキットを含めた本格スポーツ走行を可能とした性能を与えられたミドルスーパースポーツの新星。エントリークラスのYZF-R25/YZF-R3から、ハイエキスパート向けであるYZF-R1への架け橋的な存在として、扱いきれるパワーと100万円を切るリーズナブルな価格を実現した。エンジンの最高出力&トルクはMT-07そのままにアシストスリッパークラッチを新装備したのに加え2次減速比をロングにして伸び感を向上。車体は倒立フォークやセンターブレース追加などで剛性を高めたほか、量産車では初となる純ラジアルマウントタイプのブレンボ製マスターシリンダーが採用されている。また、ロードレース世界選手権参戦60周年を祝したアニバーサリーモデルも登場する。
カワサキ ニンジャZX-6R/KRTエディション:+37ccの余裕が爽快なライディングを生む
レースレギュレーションに縛られない636ccの排気量がもたらす余裕がツーリングシーンなどで役立つミドルスーパースポーツ。ユーロ4仕様のまま’22モデルはカラーチェンジ。新色のブラックが投入された。ライムグリーンのKRTエディションは’21からの継続色となる。
ホンダCBR600RR:電脳&ウイングでクラス最強奪還
600スーパースポーツ最強の座を奪還するために、生産終了となっていた先代モデルをトラクションコントロール/電子制御スロットル/フルカラーメーター/全灯火LED化など大幅に電脳化して’21で復活。アッパーカウルサイドにはダウンフォースを向上させるウイングレットも装備している。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
新型バイクカタログ
- ADIVA[アディバ]
- APRILIA[アプリリア]
- BENELLI[ベネリ]
- BIMOTA[ビモータ]
- BMW MOTORRAD[BMWモトラッド]
- BOSS HOSS[ボスホス]
- BRIXTON[ブリクストン]
- BROUGH-SUPERIOR[ブラフシューペリア]
- BRP
- BULLIT[ブリット]
- DUCATI[ドゥカティ]
- ENERGICA[エネルジカ]
- FANTIC[ファンティック]
- F.B MONDIAL[F.Bモンディアル]
- FELO[フェロ]
- GASGAS[ガスガス]
- GOWOW[ゴーワオ]
- GPX
- HARLEY-DAVIDSON[ハーレーダビッドソン]
- HUSQVARNA[ハスクバーナ]
- HYOSUNG[ヒョースン]
- INDIAN[インディアン]
- ITALJET[イタルジェット]
- ITALMOTO[イタルモト]
- KTM
- KYMCO[キムコ]
- LAMBRETTA[ランブレッタ]
- LEONART[レオンアート]
- MAGNI[マーニ]
- MOTO GUZZI[モトグッツィ]
- MOTO MORINI[モトモリーニ]
- MUTT[マット]
- MV AGUSTA[MVアグスタ]
- NORTON[ノートン]
- PEUGEOT[プジョー]
- PHOENIX[フェニックス]
- PIAGGIO[ピアッジオ]
- ROYAL ALLOY[ロイヤルアロイ]
- ROYAL ENFIELD[ロイヤルエンフィールド]
- SCOMADI[スコマディ]
- SWM
- SYM
- TRIUMPH[トライアンフ]
- URAL[ウラル]
- VESPA[ベスパ]
- VYRUS[ヴァイルス]
アーカイブ〈’21後期〉大型スーパースポーツ600ccクラス
日本車大型スーパースポーツ600ccクラス ラインナップ
アーカイブ〈’21前期〉大型スーパースポーツ600ccクラス
カワサキZX-6R/KRTエディション:+37ccの余裕でコースもツーリングも楽々[新色]
600スーパースポーツながら、レースレギュレーションに縛られずライバルより+37cc多い636ccに排気量を設定。そのため最大出力はクラストップの126psで、ラムエアの効果も相まってストリートからサーキットまでパワフルな走りを楽しませてくれる。発売済みの’21モデルは’19年に登場したものがベースとなっており、レーシーなKRTエディションと白×灰のSTDからなる新色2タイプが用意。3段階+OFFのトラクションコントロールや2段階パワーモード、アップ方向のクイックシフターといった電子制御機能も含め、車体色以外の装備や性能は両タイプとも同じだ。また、どちらにもETC2.0車載器が標準装備となっているのもツーリングなどで嬉しい。
ホンダCBR600RR:電脳化で蘇ったミドルサーキットウェポン[マイナーチェンジ]
’16年を最後に国内仕様のラインナップから消えていた「CBR600RR」が、新たなる武器の数々を引っ提げて復活。ストレスフリーな”トータルコントロール”を謳い、プロダクションレースのベース車としての高いポテンシャルを日常でも思い通りに操れるジャストサイズのスーパースポーツを目指している。エンジンは高回転化を図り、歴代最高の121psを発揮。スロットルバイワイヤー化により電子制御は刷新され、トラクションコントロールやパワーセレクト、エンブレコントロールにウイリー制御とひと通り揃った。さらにウイングレットが新設されたフロントカウルなど、デザインまわりも一新。フレームは従来型を踏襲するも、スイングアームは剛性バランスが見直され、150gの軽量化を達成した。
ヤマハYZF-R6レースベース車:公道仕様は’20で終了。’21はサーキット専用のみ
電子制御スロットルやトラクションコントロール、クイックシフターなどの最新装備をクラス内ではライバルに先駆けて採り入れ、猛禽類を思わせる面構えやR1譲りのフロントまわりなどで走りに磨きをかけてきた「YZF-R6」だが、欧州および北米では’20モデルをもって販売終了となり、日本でもヤマハ輸入車を長く取り扱ってきたプレストコーポレーションが’20年6月をもって解散。新車が買えるのは店頭在庫のみとなってしまった。ただ、海外の’21モデルにはサーキット専用の「R6 RACE」を設定。国内では「YZF-R6レースベース車」として’20年11月30日までの期間限定予約で発売が行われた。サーキットユーザーにはひと安心といったところか。
あなたにおすすめの関連記事
高度な電子制御はない。だがコイツはそれでいい! 待ちわびたヤマハR7(欧州名)の登場だ! 比較対象は750cc時代のスーパーバイク世界選手権(SBK)で暴れ回ったYZF-R7ではなく、サンダーキャット[…]
ベテランもファンライドを楽しめる、“ちょうどいい”スーパースポーツ ヤマハは新型YZF-R7の日本仕様を発表。2022年モデルとして2月14日に標準モデル、3月14日に60周年記念カラーを発売する。ク[…]
ZX636GKFA 636ccのトルクを生かした走りが持ち味 600クラスのスーパースポーツながら排気量をレースレギュレーションに縛られない636ccに設定し、“勝つこと”よりもサーキットでのスポーツ[…]
2021年11月23日、すなわちEICMAに残されたモデルは何だ!? カワサキは北米で2022年モデルを一挙発表。ティーザーでの宣言通り、北米では初登場の6モデルを公開した。その内訳は、まず欧州で発表[…]
ストリートもこなすのに、限界は恐ろしく高い… 「手強い…」 CBR600RRに乗り始めた初日は、そう思っていました。 ライダーが乗っているところ=いわゆる居住空間はコンパクトですが、車格は大きく感じま[…]
最新の記事
- 【2024年12月版】20万円台! コスパで選ぶ 国内メーカー原付二種スクーター5選!
- 価格差11万円の「CT125ハンターカブ」と「クロスカブ110」は何が違う? 最新型スペック比較&ざっくりインプレ【2024年版】
- 「2スト×4ストのハイブリッド!?」EICMAで話題のホンダV型3気筒エンジンはMotoGPマシンとしても噂があった
- カワサキ「Z900RS」歴代カラー大図鑑【ゼファー再降臨・2021年モデル】
- 「カワサキ初の水冷マシンになるはずだった」〈幻名車〉2ストローク モンスター・SQUAREーFOUR 750(タルタルステーキ)
- 1
- 2
新型バイクカタログ
- ADIVA[アディバ]
- APRILIA[アプリリア]
- BENELLI[ベネリ]
- BIMOTA[ビモータ]
- BMW MOTORRAD[BMWモトラッド]
- BOSS HOSS[ボスホス]
- BRIXTON[ブリクストン]
- BROUGH-SUPERIOR[ブラフシューペリア]
- BRP
- BULLIT[ブリット]
- DUCATI[ドゥカティ]
- ENERGICA[エネルジカ]
- FANTIC[ファンティック]
- F.B MONDIAL[F.Bモンディアル]
- FELO[フェロ]
- GASGAS[ガスガス]
- GOWOW[ゴーワオ]
- GPX
- HARLEY-DAVIDSON[ハーレーダビッドソン]
- HUSQVARNA[ハスクバーナ]
- HYOSUNG[ヒョースン]
- INDIAN[インディアン]
- ITALJET[イタルジェット]
- ITALMOTO[イタルモト]
- KTM
- KYMCO[キムコ]
- LAMBRETTA[ランブレッタ]
- LEONART[レオンアート]
- MAGNI[マーニ]
- MOTO GUZZI[モトグッツィ]
- MOTO MORINI[モトモリーニ]
- MUTT[マット]
- MV AGUSTA[MVアグスタ]
- NORTON[ノートン]
- PEUGEOT[プジョー]
- PHOENIX[フェニックス]
- PIAGGIO[ピアッジオ]
- ROYAL ALLOY[ロイヤルアロイ]
- ROYAL ENFIELD[ロイヤルエンフィールド]
- SCOMADI[スコマディ]
- SWM
- SYM
- TRIUMPH[トライアンフ]
- URAL[ウラル]
- VESPA[ベスパ]
- VYRUS[ヴァイルス]