![ホンダGB350/S[新型バイクカタログ]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2021/09/ym2108-068-honda-gb350-01.jpg)
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年8月25日
ホンダ GB350/S 概要
インドで’20年秋の発売直後から大人気となったハイネスCB350をベースに開発され、熊本製作所生産によりSTDが’21年4月、Sが7月にデビュー。日本でも、低価格もウケてヒットを生んだ。鋼管製フレームにシリンダーが直立したバーチカルシングルエンジンを搭載したシンプルなネオクラシックモデルで、最大の特徴は不快な振動を徹底的に排除しながら高められた雑味のない鼓動感。STDはシーソー式チェンジペダルやスチールパイプ製グラブバーなどで普段使いの利便性も高め、Sは専用のライディングポジション/サイドカバーデザイン/タックロール風シートなどで、スポーティな雰囲気をプラスしてある。フロントフォークブーツカバーはSのみが装備。STDとSで意外と相違点は多いぞ!
【インドでは限定車もある】ハイネスCB350には、前後分割式シート/車体同色の前後フェンダー/クローム仕上げのサイドスタンドなどを装備した特別仕様が追加に。
’21 ホンダGB350
主要諸元
【’21 HONDA GB350】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kgm/3000rpm ■180kg シート高800mm 15L ■タイヤF100/90-19 R130/70-18 ●色:マットジーンズブルーメタリック キャンディークロモスフィアレッド マットパールモリオンブラック ●価格:55万円
丸目1灯の正統派ネイキッドらしさを踏襲した王道デザイン。ウインカー/テールランプにもクラシカルな丸目の意匠が施されているがフルLED仕様。レトロな雰囲気で統一しつつ、中身は非常に現代的だ。
STDのカラーバリエーションはレッド/マットブルー/マットブラックの3タイプ。
ライディングポジション
サイドカバーの張り出しなどから感じるように車格は大きめだが、その分だけ広々としたポジションで姿勢には余裕がある。ハンドルも近く、上半身を起こした位置で手が届く。
STDは上半身直立状態で椅子に座るかのようなライディングポジション。Sのハンドルはやや低めかつ遠く、ステップはアップ&バックしてある。
エンジン/パワーユニット
バーチカルシングルエンジンが生む、雑味のない鼓動感が最大の魅力。トバさなくても、スロットルを開け閉めするだけで気持ち良さが得られる!
【2次バランサー】不快な振動を抑制するためのバランサーを、クランクシャフト前方に加えて独自機構を用いながらメインシャフトにも装備。これにより、エンジンの鼓動がクリアに伝わる心地よさを追求している。
【音質を可視化しながら、低音と高音のバランスを徹底追求】開発初期段階からエキゾーストノートの質を追求。鼓動感としてライダーに伝わる音成分を可視化することで、より精細な音質マネジメントを行っている。マフラー容量との最適なバランスを図った大径φ45mmテールパイプ採用などにより、力強い低音と鋭く立ち上がる高音を両立。
足まわり
STDのリヤタイヤは18インチバイアス。
主要装備
【灯火類はフルLED】ヘッドライトはLED上下2段式。ロービーム時は上側3灯と下部中央、さらに上下端のレンズが発光して個性を主張。STDのヘッドライトケースは端にメッキリングを備える。STDのウインカーは丸型。
【ギヤ段数表示機能付きメーターパネル】指針式の速度計に小さな反転表示液晶パネルを埋め込んだ、シンプルなメーターを採用。回転計は装備しないが、ギヤ段数表示機能はある。オンオフ式のトラクションコントロールも装備する。
’21 ホンダGB350S
スポーティー仕様のSは、後輪が150/70R17にワイドラジアル化。マフラーの跳ね上げ角度が代わり、前後ウインカーが小型化され、ハンドルは低めかつ遠めにセットされている。シートはタックロール風の専用品で、ステップ位置もバック&アップされている。
主要諸元
【’21 HONDA GB350S】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 348cc 20ps/5500rpm 3.0kgm/3000rpm ■178kg シート高800mm 15L ■タイヤF100/90-19 R150/70-17 ●色:パールディープマッドグレー ガンメタルブラックメタリック ●価格:59万4000円
STDによりモダンなイメージの専用パーツを盛り込んだGB350S。リヤタイヤを18→17インチ化し、2kgの軽量化を果たすなどして、走りの質感も高めている。
Sのカラーバリエーションはサイドカバーにグラフィックが入ったグレーとブラックの設定。
ライディングポジション/取り回し
意外と大柄なので、広々として快適。スタンダードに比べるとややハンドルが低くて遠いが、気になるほどではない。足着き性はつま先ツンツンだが、低重心なので不安ナシ。[身長158cm]
取り回しとしては、スタンダードよりややハンドルが遠くなっているが気にならないレベル。相変わらずラク。
足まわり
【Sは後輪がラジアル】Sの後輪は17インチ&ワイドラジアル。ステップ位置やリヤフェンダーのデザインも専用化されている。そのほかフォークブーツなどS専用装備が随所に盛り込まれている。
【ブレーキ&サスペンション】フロントはシングルディスクだが、公道走行なら十分な利き。φ41mmの正立式フロントフォークはフォークブーツを備えている。リヤはダンパー内部に窒素ガスを加圧封入。
主要装備
【アシストスリッパークラッチ】通常のクラッチに比べて約30%軽いというアシスト機能に加え、エンジンブレーキのショックも軽減する。
シーソー式チェンジペダルのSTDに対し、GB350Sは一般的。慣れてる分だけ扱いやすいと言える。
【LEDテールランプ】スタンダードのテールランプは鉄フェンダー上だが、Sはシート後端でよりシャープな印象。
新型バイクカタログ
- ADIVA[アディバ]
- APRILIA[アプリリア]
- BENELLI[ベネリ]
- BIMOTA[ビモータ]
- BMW MOTORRAD[BMWモトラッド]
- BOSS HOSS[ボスホス]
- BRIXTON[ブリクストン]
- BROUGH-SUPERIOR[ブラフシューペリア]
- BRP
- BULLIT[ブリット]
- DUCATI[ドゥカティ]
- ENERGICA[エネルジカ]
- FANTIC[ファンティック]
- F.B MONDIAL[F.Bモンディアル]
- FELO[フェロ]
- GASGAS[ガスガス]
- GOWOW[ゴーワオ]
- GPX
- HARLEY-DAVIDSON[ハーレーダビッドソン]
- HUSQVARNA[ハスクバーナ]
- HYOSUNG[ヒョースン]
- INDIAN[インディアン]
- ITALJET[イタルジェット]
- ITALMOTO[イタルモト]
- KTM
- KYMCO[キムコ]
- LAMBRETTA[ランブレッタ]
- LEONART[レオンアート]
- MAGNI[マーニ]
- MOTO GUZZI[モトグッツィ]
- MOTO MORINI[モトモリーニ]
- MUTT[マット]
- MV AGUSTA[MVアグスタ]
- NORTON[ノートン]
- PEUGEOT[プジョー]
- PHOENIX[フェニックス]
- PIAGGIO[ピアッジオ]
- ROYAL ALLOY[ロイヤルアロイ]
- ROYAL ENFIELD[ロイヤルエンフィールド]
- SCOMADI[スコマディ]
- SWM
- SYM
- TRIUMPH[トライアンフ]
- URAL[ウラル]
- VESPA[ベスパ]
- VYRUS[ヴァイルス]
人気記事ランキング(全体)
ヤマハ RZV500R「2ストV4エンジン搭載で衝撃のデビューを果たしたYZR500レプリカモデル」 ライトウエイトピュアスポーツからレーサーレプリカへの橋渡しであり、起点とも言えたヤマハ RZ250[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
4ストローク2気筒の『オフ・ザ・ロード』 国産4ストローク2気筒型オフロード車を語る上で外せないバイクが1970年登場のホンダSL350です。SL350は1970年代のホンダ車の中でもレアな存在ですが[…]
GPz900Rを受け継ぐ実用系最速マシン【カワサキGPZ1000RX】 1983年にTT-F1の排気量上限が750ccに引き下げられた結果、リッターバイクはレースの呪縛を解かれて独自に発展し始める。 […]
軽量化とパワーアップの両面を果たしたフルモデルチェンジ フルモデルチェンジが実施された2018年モデルの発売は、2018年2月1日。2017年モデルまでのニンジャ400は、海外向けのERシリーズをベー[…]
最新の記事
- 「5大メーカーのガチンコ対決」4月20日決勝の全日本選手権 Rd.1『もてぎ2&4レース』:TOP3をアプリ「なんドラ」で予想してプレゼントをGET?!
- チームスズキCNチャレンジ、2年目の鈴鹿8耐はサステナブルアイテムを拡大! 全日本ロードにもスポット参戦
- 整備やメンテ時は素手派? 軍手派? 手袋派? 実はそれぞれにメリットと落とし穴があるぞ!【DIY整備ビギナーズ】
- 39年ぶり!スズキがコーポレートアイデンティティとユニフォームを刷新する理由
- 「シートのちょっとした破れ」にDIYで対処:張り替えずにお手軽キズ隠し! 【シート補修シールを試してみた】
- 1
- 2
新型バイクカタログ
- ADIVA[アディバ]
- APRILIA[アプリリア]
- BENELLI[ベネリ]
- BIMOTA[ビモータ]
- BMW MOTORRAD[BMWモトラッド]
- BOSS HOSS[ボスホス]
- BRIXTON[ブリクストン]
- BROUGH-SUPERIOR[ブラフシューペリア]
- BRP
- BULLIT[ブリット]
- DUCATI[ドゥカティ]
- ENERGICA[エネルジカ]
- FANTIC[ファンティック]
- F.B MONDIAL[F.Bモンディアル]
- FELO[フェロ]
- GASGAS[ガスガス]
- GOWOW[ゴーワオ]
- GPX
- HARLEY-DAVIDSON[ハーレーダビッドソン]
- HUSQVARNA[ハスクバーナ]
- HYOSUNG[ヒョースン]
- INDIAN[インディアン]
- ITALJET[イタルジェット]
- ITALMOTO[イタルモト]
- KTM
- KYMCO[キムコ]
- LAMBRETTA[ランブレッタ]
- LEONART[レオンアート]
- MAGNI[マーニ]
- MOTO GUZZI[モトグッツィ]
- MOTO MORINI[モトモリーニ]
- MUTT[マット]
- MV AGUSTA[MVアグスタ]
- NORTON[ノートン]
- PEUGEOT[プジョー]
- PHOENIX[フェニックス]
- PIAGGIO[ピアッジオ]
- ROYAL ALLOY[ロイヤルアロイ]
- ROYAL ENFIELD[ロイヤルエンフィールド]
- SCOMADI[スコマディ]
- SWM
- SYM
- TRIUMPH[トライアンフ]
- URAL[ウラル]
- VESPA[ベスパ]
- VYRUS[ヴァイルス]