〈アーカイブ〉ホンダ ディオ110 [’22後期 新型バイクカタログ]:安定感の大きい大径14インチスクーター

ホンダ ディオ110

●文:ヤングマシン編集部 ※情報更新日:2022年10月26日

ホンダ ディオ110 概要

高張力鋼板をレーザー溶接で組み立てたフレームに空冷eSPエンジンを搭載し、安定性と軽快性に優れる前後14インチの大径タイヤを履く。施錠やシート解錠もできるスマートキーを採用し、フルフェイスも入る18Lラゲッジ/センタースタンドも装備する。

’22 ホンダ ディオ110

主要諸元

【’22 HONDA DIO 110】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 109cc 8.7ps/7500rpm 0.92kg-m/5750rpm ■車重96kg シート高760mm 4.9L ■タイヤサイズF=80/90-14 R=90/90-14 ●色:マットスターリーブルーメタリック パールジャスミンホワイト ディセントシルバーメタリック ポセイドンブラックメタリック ●価格:24万2000円(マットブルーのみ24万5300円) ●発売日:2022年7月28日

カラーバリエーションは、新色ブラック/ホワイト/シルバー/マットブルーの4色展開。

ライディングポジション/取り回し

大柄な男性にはちょっとコンパクトかもしれないが、小柄であれば足元に自由度がある。14インチホイールのため車高がそれなりにあり、若干かかとは浮くが、軽くて両足も着地するので不安感はない。[身長158cm]

【取り回し】車重は96kgと軽く、ハンドルも大きく切れるので、自転車感覚でクルクルと扱える。

エンジン

【軽快な走りと低燃費を両立】新設計のeSPエンジンは、燃焼室をコンパクトにして高圧縮比化。ロングストローク化も果たし、燃費性能を向上させながら、低中速域の出力とトルクを向上。力強い走りももたらしている。

【アイドリングストップ】燃費向上に役立つアイドリングストップ機構。再始動はとてもスムーズで違和感はほぼない。

シャーシ

【新設計フレームで快適な走り】高張力鋼板(ハイテン材)を使用し、高剛性化と軽量化を果たした新設計フレーム「eSAF」を採用。より加工精度の高いプレス成型とし、縦方向からの外力に強く、路面からの衝撃吸収性も高めている。

足まわり

乗り心地のよさや安定性の高さなど、多くのメリットを感じさせてくれる14インチホイール。フロントはシングルディスクブレーキを搭載する。利きは十分で、コントローラブル。サスペンションもスムーズに作動し、姿勢変化もナチュラルだ。

スクーターでは一般的なリヤドラムブレーキ+ユニットスイング式。セッティングが煮詰められており、前後のバランスは非常に良好。乗り心地も快適だ。

主要装備

【ヘッドライト】顔つきはなかなか精悍。クリアレンズのウインカーをフロントカバー左右端に内蔵している。

【メーター】メインスイッチをオンにすると「HELLO」のメッセージが表示される。

【コンビブレーキ】左レバー(後輪ブレーキ)を握れば自然な動作感覚で前後輪ともにほどよく制動力を発揮。

【スマートキーシステム】スマートキーを標準装備。キー自体を取り出さなくてもメインスイッチノブの解施錠ができる。1度使ったら手放せない便利さだ。

【インナーボックス】フタ付きで雨の日も安心なフロントのインナーボックスは、500mlのペットボトルも入れられる。

【コンビニフック】コンビニフックは手が届きやすいハンドル下に設けられている。

【シート】ライダー&タンデムシートがつながっている大型シートで、ポジションの自由度は高い。

【シート下収納】ボタン操作で簡単にオープンできるシート下には約18Lのラゲッジボックスが。燃料キャップや車載工具にもアクセスできる。

【テールランプ】視認性の高さとモダンな印象を両立しているテールランプは新デザインが採用されている。

【センター&サイドスタンド】センターとサイドスタンドの両方を標準装備。 メンテナンスする時や長く駐輪する時はセンタースタンド、普段使いにはサイドスタンドと使い分けができる。車体が軽いためセンタースタンドを立てるのもラクだ。

【タンデムステップ】原付2種のディオ110はタンデムランが可能。シートも快適でステップもしっかり備えている。

【車載工具】プラスドライバーとプラグレンチというシンプルな車載工具は、シート下収納にある。

【豊富なアクセサリーでより便利で快適に!】専用アクセサリーとして、バッテリー電圧監視システム内蔵のグリップヒーター(1万8150円)[上左]や、盗難抑止アラーム(4400円)[上右]を用意。共通アクセサリーのトップボックス(2万900円)[左]は容量35Lを確保。


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