![[’22後期版] 国産大型クルーザー(401cc-)総まとめ【レブルの登場で国産クルーザーに再注目!|新型バイクカタログ】](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2021/10/ym2202-066-00-jp-large-cruiser.jpg)
国内メーカー製クルーザーが豊富なバリエーションを誇っていた時代もあったのだが、大型クラスにおいてはハーレーダビッドソンの絶大な人気を崩すことができず、環境規制強化の影響もあってラインナップは大幅減少。しかし、ホンダ レブル1100の登場で流れが変わった!
●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司/田宮徹/宮田健一)
ホンダの成功例に倣った第2のレブル登場にも期待
排ガス規制強化により、それまで使われてきたVツインエンジンを継続使用することが難しくなったことも影響して、国内メーカー製クルーザーは激減。いまや風前の灯火…というところで、ホンダが’17年型として市場投入したのがレブル250/500だった。さらにホンダは、’21モデルとしてレブル1100を導入。そしてこの1100は、軽二輪クラスで’18~’21年の4年連続で販売台数トップとなった250に続いて好調なセールスを記録。’21年の販売台数では、400cc超の大型二輪クラスで第2位に輝き、同クラスのクルーザーカテゴリーでは、圧倒的な強さを誇るハーレーダビッドソンのさまざまなシリーズを上回るという大健闘をみせたのだ。
正統派のアメリカンクルーザーは空冷Vツインエンジンであるべき…という意見は根強くある一方で、水冷並列2気筒エンジンを搭載し、クラッチ操作がいらないDCT仕様まで設定したレブル1100の成功は、戦略次第で既存エンジンを使用した国産クルーザーにも可能性があることを証明したことになる。レブル1100に続く国産クルーザーの登場にも期待したい!
ホンダ レブル1100/DCT:安心のローシート設計でスポーティーな走りも得意
CRF1100Lアフリカツインに使われている水冷パラレルツインエンジンに低中回転域重視の変更を加え、専用の鋼管フレームに搭載。日本では’21年3月にDCT、同年5月にMTがデビューした。低いシート高とムダを排除したボバースタイルを追求。35度のバンク角でスポーティなライディングに対する許容度も高めている。4タイプに切り替えられるライディングモードを装備。クルーズコントロールとグリップヒーターとETC2.0車載器も標準装備している。
ヤマハ ボルトRスペック:空冷Vツインのシンプルクルーザー
挟角60度の941cc空冷Vツインエンジンを搭載。車体設計には、ムダを排除してシンプルなルックスを追求したボバースタイルを取り入れている。前後ブレーキディスクはウェーブ形状。燃料タンクはフランジレス構造のティアドロップ型だ。現在は、バックスキン調シート表皮などで質感を高めた上級版のRスペックのみ販売中。北米でもRスペックのみ残されている、ただし、日本と環境規制に対する数値が同じ欧州のXV950シリーズはすでにラインナップ落ちしており、このままだと日本でも新たな排ガス規制が適用となる11月に姿を消す可能性が高い。
カワサキ バルカンS:軽いフットワークも魅力
ニンジャ650&Z650のルーツとなったER-6シリーズのエンジンと車体をベースに設計。クルーザースタイルだが、バンク角を深めに確保することで自在な運動性能も獲得している。別売シフトロッドを追加すると、フットペグを前方に移設可能。’22モデルの車体色は、スポーティーな雰囲気だったブラックに代わり、シンプルなレッドになった。
ホンダ レブル500:250と共通の低シートボディ
単気筒の250と基本部が共通化された車体に、CBR500R用をベースとする水冷並列2気筒を搭載。ライダーの所作にこだわり、イグニッションキーを車体左側の燃料タンク下部に配する。ボバースタイルの雰囲気を崩すことがない、小型のモノクロ反転表示式液晶メーターを採用。速度/ギヤポジション/残燃料/時刻などをわかりやすく示す。
※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
新型バイクカタログ
- ADIVA[アディバ]
- APRILIA[アプリリア]
- BENELLI[ベネリ]
- BIMOTA[ビモータ]
- BMW MOTORRAD[BMWモトラッド]
- BOSS HOSS[ボスホス]
- BRIXTON[ブリクストン]
- BROUGH-SUPERIOR[ブラフシューペリア]
- BRP
- BULLIT[ブリット]
- DUCATI[ドゥカティ]
- ENERGICA[エネルジカ]
- FANTIC[ファンティック]
- F.B MONDIAL[F.Bモンディアル]
- FELO[フェロ]
- GASGAS[ガスガス]
- GOWOW[ゴーワオ]
- GPX
- HARLEY-DAVIDSON[ハーレーダビッドソン]
- HUSQVARNA[ハスクバーナ]
- HYOSUNG[ヒョースン]
- INDIAN[インディアン]
- ITALJET[イタルジェット]
- ITALMOTO[イタルモト]
- KTM
- KYMCO[キムコ]
- LAMBRETTA[ランブレッタ]
- LEONART[レオンアート]
- MAGNI[マーニ]
- MOTO GUZZI[モトグッツィ]
- MOTO MORINI[モトモリーニ]
- MUTT[マット]
- MV AGUSTA[MVアグスタ]
- NORTON[ノートン]
- PEUGEOT[プジョー]
- PHOENIX[フェニックス]
- PIAGGIO[ピアッジオ]
- ROYAL ALLOY[ロイヤルアロイ]
- ROYAL ENFIELD[ロイヤルエンフィールド]
- SCOMADI[スコマディ]
- SWM
- SYM
- TRIUMPH[トライアンフ]
- URAL[ウラル]
- VESPA[ベスパ]
- VYRUS[ヴァイルス]
人気記事ランキング(全体)
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」が鈴鹿8耐で世界初公開! 8月1日より予選が始まった“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第46回大会のホンダブースにて、CB1000F SE コンセプト[…]
日本では400だが、グローバルでは500(451ccエンジン)のエリミネーター 欧州でエリミネーター500/SEに新色が登場した。日本仕様でプラザエディションとしてラインナップされる『メタリックインペ[…]
キャッチニッパー :作業後のゴミが減り掃除が楽になる、切れ端を飛ばさないキャッチ機能付き 配線や結束バンドを切断した際に切れ端が飛び散るのは仕方がないというのが一般的な常識に対して、一方の刃にプレート[…]
鮮やかなブルーでスポーティな外観に 欧州においてスズキ「ハヤブサ」が2026年モデルへと更新された。アルティメットスポーツを標ぼうするマシンは基本的に2025年モデルを踏襲しながら、レギュラーカラーが[…]
仕事を通じてわかった、足を保護すること、足で確実に操作すること 今回は、乗車ブーツの話をします。バイクに乗る上で、重要な装備の一つとなるのが乗車ブーツです。バイクの装備といえばヘルメットやジャケット、[…]
最新の記事
- BSA本格再始動! ブランニュー「バンタム350」「スクランブラー650」試乗インプレッション
- カワサキの名機「Z400FX」はなぜ大ヒットした? 「経験と戦略」が活きた空冷400cc直4【誕生と発展を解説】
- 「ディーラーは在庫を持たない」「売るのは“体験”」BMW Motorrad Japan 大隅 武さんに聞く【TOPインタビュー】
- スズキ、秋の祭典ミーティング開催だ! 話題の「スズキ食堂」カレーも限定パッケージで登場
- あのサーキットの”高低差”を指先で感じろ!「立体地形図キット」にもてぎとSUGOが登場
- 1
- 2