[’22後期版] 国産大型アドベンチャー(〜750cc)総まとめ【日常でも扱いやすいミドル|新型バイクカタログ】

['22前期版]国産新型バイクカタログ:大型アドベンチャー総まとめ

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司/田宮徹/宮田健一)

ホンダNC750X/DCT:旅から日常まで対応できる万能系

前後17インチホイールを履いたオンロードアドベンチャー。コスト低減を図るため、パラレルツインエンジンや鋼管フレームをはじめとした部品の多くをネイキッドやスクータータイプなどと共通化する設計により誕生した。’21年型でフルモデルチェンジが施され、電子制御スロットルを新採用。同時に、吸排気系やエンジンのピストン/クランクシャフトのカウンターウエイト/バランサー軸径などが見直され、4馬力アップを達成した。この改良によりライディングモード(プリセット3種類とユーザーモード)が選択可能に。モード選択により、エンジン出力に加えてトラクションコントロール/エンジンブレーキの介入度、DCT仕様の場合はシフトタイミングも連動して切り替わる。車体も熟成され、軽量化/前後サスペンションの熟成/収納スペースの拡大も実現。車重は7kg削減された。

ヤマハ テネレ700:オフロード重視のピュアスポーツ

日本では’20年夏に発売開始。MT-07用がベースの水冷パラレルツインエンジンを、専用のスチール製フレームに搭載する。前後21/18インチ径スポークホイールを採用。あえて電子制御を簡略化し、オンオフ式ABSのみとすることで、ピュアな乗り味も追求してある。シート高は875mmもあるが、日本ではローシートとローダウンリンクによりこれを38mm低減できるアクセサリーパッケージも追加料金なしで選択できる。’22年型で最新排ガス規制に適合化され、同時に車体色が刷新された。

スズキVストローム650/XT:熟成が進む伝統の水冷Vツインを搭載

高剛性アルミ製フレームに、20年以上の歴史を持つ水冷90度Vツインエンジンを搭載。2段階+オフのトラクションコントロールや手動3段階調整式スクリーンを採用する。STDは前後19/17インチ径のキャストホイールを装備。XTは同サイズのまま前後ホイールがスポーク化され、アンダーガードとナックルバイザーも標準装備する。

カワサキ ヴェルシス650 [’22後期 新型バイクカタログ]:7年ぶりのアップデートで国内にも導入予定

ニンジャ650&Z650のルーツとなったER-6f/nをベースに開発。前後17インチホイール/ロングストロークの前後サスペンション/適度なパワーのエンジンを組み合わせることで、舗装路での自在性を追求。’22モデルで’15年以来となる大幅刷新。フロントまわりの外観は一新され、灯火類をフルLED仕様化しながらより精悍な雰囲気に。カワサキの649cc水冷パラレルツインエンジン系では初めて、2モード+オフに切り替えられるトラクションコントロールを装備。メーターはスマホ連携機能付きの4.3インチカラー液晶タイプだ。正規販売されていなかった日本にも’22年初夏に導入予定と発表されていたが、新型コロナ禍により延期となっている。


※本記事は“ヤングマシン”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

新型バイクカタログ [メーカー別]

新型バイクカタログ [国産車|クラス別]

新型バイクカタログ [トップ]

最新の記事