ホンダ ホーク11 [’22後期新型バイクカタログ]:大人の時間を楽しむためのカフェレーサー


●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司 田宮徹 宮田健一) ※情報更新日:2022年7月5日

ホンダ ホーク11 概要

’22年春に正式発表された、日本市場のために作られたというホンダのネオレトロ。CRF1100Lアフリカツインの並列2気筒エンジンとフレームをベースに、前後17インチの足まわりとカフェレーサースタイルの外装が与えられた。最大の特徴となるロケットカウルは、造形を重視してFRPの一体成型で作られているため、分割合わせ面が存在しない。カウルマウントステーから横方向に配置されたバックミラーも、ホンダらしからぬカスタムチックなものとなっている。経験豊かなベテランライダーをターゲットとしているため、DCT仕様はなく6速マニュアルのみの設定となり、電脳サポートは4つのライディングモード/トラクションコントロール/ESS=エマージェンシーストップシグナルを装備。またETC2.0車載器も標準装備だ。

’22 ホンダ ホーク11

【’22 HONDA HAWK 11】影あるブルーを基調にシルバーアクセントが縁取るパールホークスアイブルー/硬質感のあるブラックとシルバーカウルを持つグラファイトブラックの2色設定。■水冷4スト並列2気筒SOHC4バルブ 1082cc 102ps/7500rpm 10.6kg-m/6250rpm ■214kg シート高820mm 14L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:139万7000円 ●発売日:2022年9月29日

【アフリカツイン系のMT仕様を搭載】6速MTのみとなるエンジンは、アフリカツイン譲りの1082cc並列2気筒。102psに10.6kg-mの値は、発生回転数も含めて同系エンジンのNT1100と同じだ。ライディングモードはスポーツ/スタンダード/レイン/ユーザーの計4モード。

フロントには、ショーワ製SFF-BP倒立フォークとニッシン製のラジアルマウントブレーキキャリパーを装着。リヤサスペンションはアルミスイングアームと分離加圧式ダンパーを採用している。

コストのかかるFRP一体成型で作られたロケットカウルには、先代CB1000R風の丸型LEDヘッドライトが収まる。細身のLEDウインカーとと合わせてモダンさを強く演出している。

カフェレーサーらしく、セパレートハンドルで低く押さえられたコクピット。独特な位置に取り付けられたバックミラーは、カウルステーにマウントされている。丸形モノクロ反転液晶となるメーターは、やはりアフリカツインをベースとしているレブル1100から譲り受けたユニットが採用されている。

テール&ストップランプも、もちろんLED。またリヤウインカーは、急制動時に自動でハザードが高速点滅するESS=エマージェンシーストップシグナル機能を持ち、安全性を高めている。


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