●まとめ:ヤングマシン編集部 ※本記事では原則として、記事作成/更新時点で車両メーカーから国内販売がアナウンスされている公道走行可能車両を対象としています。
SR GTシリーズ 概要:各性能を高次元にまとめ上げたスポーツスクーター
アプリリアが製造するプレミアムスクーター。トレールタイヤ、長めのサスペンションなどでちょっとしたアドベンチャーにも対応。一方で二眼LEDヘッドライトにカーボン調の外装など、スポーティーで勇ましい見た目も特徴だ。RSV4などのスーパースポーツモデルも得意とする同社だけに、精悍な印象のスクーターに仕上げられている。
シートにはレッドステッチの入ったブラックとグレーのツートーンシートを採用。スポーティーな外観と調和させつつも、高級感のある仕上がりとしている。リヤサスペンションはロングストロークなツインショックとすることで、未舗装路/石畳を想定した悪路走破性や不快な突き上げ感を減少させ快適性を向上。また、エンデューロからインスピレーションを受けたハイフロントシールドを装備。防風性を高め、長時間走行の疲労軽減を図っている。
都市と郊外アドベンチャーを融合、走破性/スポーツ性/乗り心地/質感/実用性など様々な要素をバランスよく追求することで、街乗りにとどまらずツーリングや軽いオフロードといった多様な選択肢を取れるスクーターとして設計されているのだ。
200について、当初はスタンダードとスポーツの2バリエーション展開だったが、現在はスポーツ200のみ展開されている。また現在、特別仕様としてレプリカ200が追加。スポーツ125は2023年2月に国内導入され、現在も継続販売中。
2023 SR GTスポーツ125:125スクータートップクラスのパワー
アプリリアが販売する原付二種のスクーター。現在、同ブランドはピアッジオグループのブランド。SR GTスポーツ125のエンジンは同グループ内のスクーターブランド・ベスパの各モデルと同じi-GETエンジンを改良したものを搭載している。水冷エンジンは4バルブを採用、最高出力を11kW(14.9hp)まで強化。これは、現在国内で正規購入できる125ccスクーターとしては最強のパワー。スポーツモデルにすら迫るほどの高出力だ。
カラーリングについて、アプリリアスポーツモデルに準拠したストリートゴールド/レッドレースウェイのほか、大人びた上質な雰囲気のイリジウムグレーを用意。2024年も継続販売中。
2022 SR GTスポーツ200:より余力感のある”兄貴分”的存在
200クラスとして分類される、SR GTスポーツの排気量拡大版。排気量100ccあたり約10psと、やはり高出力なi-GETエンジンを搭載しており、スクーターとしては非常に高性能なものとなっている。そんなエンジンに合わせてクラッチを強化した高性能版CVTも採用、またアイドリングストップシステムも採用している。
カラーバリエーションは、SR GTスポーツ125と同じ設定だ。初登場してからそのまま継続販売されている。
2024 SR GTレプリカ200:MotoGPマシンの意匠を取り入れた特別仕様
2024年に追加されたSR GTシリーズの特別仕様。アプリリアMotoGPマシンに準ずるグラフィックを設定し、レプリカの名前が与えられている。ホイール色は赤から黒に変更、フロントホイールには赤いストライプが挿入され、実践的なレースシーンを思わせる。またタイヤはブロックタイヤからロードタイヤに置き換えられ、よりロードスポーツ寄りとする。アプリリア所属のMotoGPライダー・エスパルガロ選手とビニャーレス選手のゼッケンステッカーも付属。
2023 SR GTスポーツ125の主要諸元
SR GTシリーズ
APRILIA SR-GT SPORT 125 | APRILIA SR-GT SPORT/REPLICA 200 | |
エンジン | 4ストローク 水冷単気筒 SOHC 4バルブ スタート&ストップ機能付き | |
総排気量 | 125 cc | 174 cc |
最高出力 | 11 kW(15 HP) / 8,750 rpm | 13 kW(17.4 HP) / 8,500 rpm |
最大トルク | 12 Nm / 6,500 rpm | 16.5 Nm / 7,000 rpm |
燃料供給方式 | 電子制御燃料噴射システム | オートマチック(CVT) |
トランスミッション | 自動遠心クラッチ | |
クラッチ | ダブルクレードル 高張力スチールパイプフレーム | |
フレーム | ダブルクレードル 高張力スチールパイプフレーム | |
サスペンション前 | Φ33 mm油圧テレスコピックフォーク ホイールトラベル120 mm | |
サスペンション後 | 油圧ツインショック スプリングプリロード調整式 ホイールトラベル102 mm | |
ブレーキ前 | 油圧式Φ260 mm ウェーブディスクブレーキ、ABS | |
ブレーキ後 | 油圧式Φ220 mm ディスクブレーキ | |
タイヤ前/後 | (F)110/80-14 チューブレス (R)130/70-13 チューブレス | |
全長/全幅 | 1,920 mm / 765 mm | |
ホイールベース | 1,350 mm | |
シート高 | 799 mm | |
車両重量 | 148 Kg | |
燃料タンク容量 | 9 L | |
生産国 | ベトナム | |
※車両重量は走行可能状態(燃料は容量の90%搭載時)※写真は日本仕様と異なる場合があります。また、実車と色の見え方が異なる場合があります。 |
SR GTシリーズ:関連リンク
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