●まとめ:ヤングマシン編集部 ●情報更新日:2023年8月16日
ホンダXL750トランザルプモデル概要
「トランス+アルプス=アルプス越え」と命名されたトランザルプが10年を経て復活。欧州デビューしたCB750ホーネットと共有する新開発の270度位相クランク並列2気筒は、操作力が軽く急激なエンジンブレーキを抑制するアシスト&スリッパークラッチも装備。4種の走行モード(+ユーザーモード)は、4段階のパワー/3段階のエンジンブレーキ/5段階+OFFのHSTC(トラクションコントロール的なデバイスでウイリーコントロールも行う)/2段階+リヤOFFのABSを一括制御。前21/後18インチの大径タイヤと長いトラベル量、210mmの最低地上高が高い走破性を実現。パニアケースやプロテクションパーツなど旅性能を高める純正アクセサリーも充実している。
ホンダXL750トランザルプ試乗インプレッション
※2023年7月13日公開記事より
新設計の754ccパラツインは排気量が少ない分、アフリカツインよりも“優しい”感じだ。デカすぎずイキすぎず気軽に走れるところがいい。だが、ちゃんと270度クランクらしいドカドカ感はあるし、林道や街乗りは2000rpm以下で走ってもドロドロと楽しく、3000rpmも回せば加速感も十分だ。
クルーズしていると、シートの高さがもたらしてくれる高い目線から、南アルプスを眺めつつ走らせるのが実に気持ちいい(今回の試乗会場は山梨県の小淵沢町)。バイクがあまり視界に入りすぎないのも、まわりの景色を堪能するのにちょうどいい。高速道路も得意で、比較的立ち気味な角度のスクリーンが予想以上に風を防いでくれる。私の体格だと120km/h区間でもヘルメットのシールドを開けて走ることができたのには驚いた。
ホンダXL750トランザルプの主要諸元
XL750 TRANSALP | |||
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車名・型式 | ホンダ・8BL-RD16 | ||
全長(mm) | 2,325 | ||
全幅(mm) | 840 | ||
全高(mm) | 1,450 | ||
軸距(mm) | 1,560 | ||
最低地上高(mm)★ | 210 | ||
シート高(mm)★ | 850 | ||
車両重量(kg) | 208 | ||
乗車定員(人) | 2 | ||
燃料消費率*1 (km/L) | 国土交通省届出値: 定地燃費値*2 (km/h) | 34.5(60)〈2名乗車時〉 | |
WMTCモード値★ (クラス)*3 | 22.8(クラス 3-2)〈1名乗車時〉 | ||
最小回転半径(m) | 2.6 | ||
エンジン型式 | RD16E | ||
エンジン種類 | 水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒 | ||
総排気量(cm³) | 754 | ||
内径×行程(mm) | 87.0×63.5 | ||
圧縮比★ | 11.0 | ||
最高出力(kW[PS]/rpm) | 67[91]/9,500 | ||
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 75[7.6]/7,250 | ||
燃料供給装置形式 | 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉 | ||
始動方式★ | セルフ式 | ||
点火装置形式★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 | ||
潤滑方式★ | 圧送飛沫併用式 | ||
燃料タンク容量(L) | 16 | ||
クラッチ形式★ | 湿式多板コイルスプリング式 | ||
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | ||
変速比 | 1速 | 3.000 | |
2速 | 2.187 | ||
3速 | 1.650 | ||
4速 | 1.320 | ||
5速 | 1.096 | ||
6速 | 0.939 | ||
減速比(1次★/2次) | 1.777/2.812 | ||
キャスター角(度)★ | 27° 00′ | ||
トレール量(mm)★ | 111 | ||
タイヤ | 前 | 90/90-21M/C 54H | |
後 | 150/70R18M/C 70H | ||
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク | |
後 | 油圧式ディスク | ||
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立サス) | |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | ||
フレーム形式 | ダイヤモンド |
ホンダXL750トランザルプ関連リンク
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