
世界で生産されるバイクのうち約1/3を生産しているといわれている、日本を代表するバイクメーカーのホンダ。そんな同社について、2025年10月はどんなニュースがあったのだろうか。ヤングマシンの記事から厳選して注目トピックをお伝えする。
●文:ヤングマシン編集部
- 1 CB1000Fをレジェンド、フレディ・スペンサーが試乗
- 2 欧州でNT1100が電子制御サスペンション標準装備化
- 3 インドCB350が「CB350C」に改名! スペシャルエディション登場
- 4 CBの新フラッグシップ「CB1000F」、ついに正式発売!
- 5 50cc代替「新基準原付」カブ/クロスカブ Lite登場
- 6 新基準原付スクーター「ディオ110 Lite」が発売
- 7 スーパーカブ110、価格改定とクロスカブ新色追加
- 8 北米市場でレブル300にEクラッチが標準装備!
- 9 マン島TT優勝記念「CBR1000RR-R ハリソンレプリカ」爆誕
- 10 欧州フォルツァ750がGTコンセプトで2026年型へ
- 11 新型CB1000Fを徹底試乗! 乗り味は「これぞCB」だ
- 12 二輪駆動EVコンセプト「EV OUTLIER Concept」世界初公開!
CB1000Fをレジェンド、フレディ・スペンサーが試乗
Hondaホームカミング熊本にて、レジェンドライダーのフレディ・スペンサーがCB1000Fをサーキットでガチ走行。彼は「ビッグバイクでありながら操作が軽い」と驚きを表明し、「限界を超えてもなんとか乗りこなせる余白(フォーギビング)」があると、現代技術による高い安定性を絶賛している。
フレディ・スペンサー、CB1000Fを語る ──CB1000Fのインプレッションを聞かせてください。 とにかくすごく良くて、気持ちよかったよ。僕は何年もの間、新しいバイクのテストをしてきた。HRCのテ[…]
欧州でNT1100が電子制御サスペンション標準装備化
欧州のツーリングカテゴリーで人気のNT1100が2026年モデルを発表。2025年モデルでオプションだった電子制御サスペンション(EERA)を標準装備する仕様が正式に追加。エンジンは低中速トルクが7%も増強され、6軸IMUも採用するなどハイテク化が進んでいる。
2025年モデルでエンジンのパフォーマンスアップ、電サスや6軸IMUも採用 ホンダは欧州で2026年型「NT1100」を発表した。2022年に初登場したNT1100は、CRF1100Lアフリカツインの[…]
インドCB350が「CB350C」に改名! スペシャルエディション登場
インドホンダがGB350Cに相当するモデルを「CB350C」に改名。これに加え、特別なカラーとグラフィック、クロームメッキパーツを採用した「CB350Cスペシャルエディション」を新設定した。日本仕様に採用されるかは未定だが、このクラシカルなストライプはぜひとも上陸してほしいものだ。
多くのカラーパターンを採用するCB350C、特別な2色のスペシャルエディション ホンダはインドでCB350C(日本名:GB350C)を発表した。これは前年に登場したCB350を名称変更したもので、従来[…]
CBの新フラッグシップ「CB1000F」、ついに正式発売!
ホンダが大型ロードスポーツモデル「CB1000F」を11月14日に、上級版の「CB1000F SE」を2026年1月16日に発売することを正式に発表した。スーパースポーツのエンジンをベースとしつつ、市街地からツーリングまで扱いやすさと快適さを追求したパワーユニットを搭載し、新時代のフラッグシップCBが誕生だ。
スーパースポーツ譲りのエンジンと幅広いシーンに対応する車体 CB1000Fは、ホンダの代表的なプロダクトブランド「CB」のフラッグシップモデルと位置づけられている。 スーパースポーツモデルのエンジンを[…]
50cc代替「新基準原付」カブ/クロスカブ Lite登場
10月末で生産終了となる50cc原付を代替すべく、ホンダは最高出力を3.5kWに抑えた「新基準原付」を発表した。スーパーカブ110 Lite、クロスカブ110 Liteなど3モデルが12月11日に発売される。109ccエンジンは低速トルクがあり、50ccよりもスムーズな加速性を確保している。
前輪にディスクブレーキ+ABSを採用、前後キャストホイールなど通常版110に準じた装備 ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民[…]
新基準原付スクーター「ディオ110 Lite」が発売
新基準原付のスクーター枠として、ディオ110ベーシックをベースにした「Dio110 Lite」が11月20日に発売される。シート高を15mm下げた専用ローシート(745mm)を採用。これまでコンパクトな50cc原付を愛用してきたユーザーの安心感向上に配慮したモデルだ。
3.7kWのパワートレインに14インチホイールやコンビブレーキを組み合わせる ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民の足を担っ[…]
スーパーカブ110、価格改定とクロスカブ新色追加
スーパーカブ110とクロスカブ110などが価格改定され、全車4万9500円アップで12月11日に発売される。クロスカブ110には新色として「ポニーブルー」と「ハーベストベージュ」が追加されたぞ。新基準原付のLiteモデルは、通常110モデルより1万1000円安い価格設定だ。
スーパーカブ110はオレンジを廃止、クロスカブ110には新色×2を追加 ホンダは、「スーパーカブ110」「スーパーカブ110 プロ」「クロスカブ110」「クロスカブ110・くまモン バージョン」を価格[…]
北米市場でレブル300にEクラッチが標準装備!
北米向けレブル300(286cc)に「Honda E-Clutch」仕様が追加された。さらに驚くべきことに、通常クラッチ版はラインナップされずEクラッチ仕様のみの展開となったのだ。発進から停止までクラッチ操作不要でMTの楽しさが味わえるEクラッチが、世界戦略を本格化させている証拠といえよう。
北米レブル300にEクラッチ仕様が登場 ホンダEクラッチが世界戦略進行中だ。欧州で人気のグローバル車・CBR650R/CB650Rを皮切りに、日本では軽二輪クラスのベストセラーであるレブル250に搭載[…]
マン島TT優勝記念「CBR1000RR-R ハリソンレプリカ」爆誕
ホンダUKは、ディーン・ハリソン選手が2025年マン島TT・スーパーストッククラスで2度の優勝を果たしたことを記念した限定モデルを発表した。ベースはCBR1000RR-R SPで、わずか12台のみ生産される。サイン入り限定ヘルメットも付属する究極のコレクターズアイテムだ。
ライダー本人のサイン入り限定ヘルメットも附属 ホンダUKが発表した「CBR1000RR-RファイアーブレードSP ディーン・ハリソン レプリカ」は、2025年のマン島TT・スーパーストッククラスでディ[…]
欧州フォルツァ750がGTコンセプトで2026年型へ
欧州でスポーティスクーターの最高峰フォルツァ750が2026年モデルを発表。GTコンセプトのスタイリングを追求し、5インチTFTメーターやメモリー機能付きの電動スクリーンなどの豪華装備を継続。DCTも改良を受け、アクセサリー装着でミニ・ゴールドウイングの雰囲気をまとう。
X-ADVの兄弟車として欧州で販売される「フォルツァ750」 ホンダは欧州でフォルツァ750(FORZA 750)の2026年モデルを発表した。主要諸元に変更はなくカラーバリエーションの一部変更でイリ[…]
新型CB1000Fを徹底試乗! 乗り味は「これぞCB」だ
ホンダから正式発表されたCB1000Fのメディア試乗会が開催された。車重214kgと軽量スリムな車体は、穏やかで軽快なハンドリングを実現。CBR譲りのエンジンも角が丸められ、脈動感のあるサウンドとスムーズな加速で「THE フラッグシップCB」だと体感できる仕上がりだ。
125ccスクーターは16歳から取得可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限[…]
二輪駆動EVコンセプト「EV OUTLIER Concept」世界初公開!
ジャパンモビリティショー2025にて、ホンダが二輪駆動EVバイクのコンセプトモデル「EV OUTLIER Concept」を世界初公開した。EVならではのレイアウトの自由度を活かし、前後にインホイールモーターを配置。2030年以降の二輪車の新しいスタイルを提案する意欲作だ。
電動車ならではのレイアウトの自由度の高さを活かした新設計の二輪駆動EVバイク「EV OUTLIER Concept」世界初公開 10月30日(木)から11月9日(金)まで東京ビッグサイトにて開催されて[…]
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原付の排気量区分は? 原付には、50ccまでの原付一種と51ccから124ccまでの原付二種があり、一般的に原付と言うと50ccまでを指すことがほとんど。今回の記事でも特に表記がないがきり原付一種を原[…]
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