
ホンダは、10月末をもって生産終了となる50cc原付に対する代替商品として、スーパーカブ/クロスカブ110シリーズを所定の最高出力に抑えて原付一種と同等扱いとした『新基準原付』を11月以降に発売すると発表した。本稿ではディオ110ライトについて取り上げよう。
●文:ヤングマシン編集部(ヨ) ●外部リンク:ホンダ
3.7kWのパワートレインに14インチホイールやコンビブレーキを組み合わせる
ホンダが新基準原付モデルを一挙発表。10月末をもって生産できなくなる現行50cc原付を代替するモデルとして、市民の足を担っていく大切なモデルだ。
スクータータイプとしては、原付二種で人気のディオ110をベースに最高出力を3.7kWとした新基準原付(新原付)を用意。スマートキーを省略した“ベーシック”をベースとしており、アイドリングストップシステムやフロントディスクブレーキ、前後連動のコンビブレーキ、前後14インチの大径ホイールなどを継承。もちろん1人乗りしかできない原付一種のルールに合わせてタンデムステップは省略されている。
メーターは60km/h表示になり、速度警告灯が追加された。
スーパーカブ110ライト同様、新基準原付を表す”Lite”のステッカーを追加。
これに加え、専用設計のローシートを装備することでディオ110からシート高はマイナス15mmの745mmとしたのは、これまでコンパクトな50cc原付を愛してきたユーザーにも朗報だろう。
シート下ラゲッジボックスはヘルメット収納も可能は容量17L、サイドスタンドとメインスタンドを両方とも標準装備する。
エンジン出力は抑制されているが、排気量があるぶん低回転で自動遠心クラッチがつながることになり、静かで安定した発進加速を実現したという。
50cc原付に慣れた方にとってはやや大柄に感じられるかもしれないが、シート高がマイナス15mmとなったことで安心感が増している。両足はカカトまでしっかり接地した。(身長170cm)
気になる価格は、ディオ110ベーシックよりも1万1000円廉価とした23万9800円、発売委bはスーパーカブ110ライト等ようりもやや早い11月20日だ。カラーバリエーションは、日常の移動に彩りのある「キャンディラスターレッド」、落ち着いた印象で街並みに違和感なく溶け込む「マットギャラクシーブラックメタリック」と「パールスノーフレークホワイト」の全3色設定。
主要諸元
| 通称名 | Dio110 Lite | |
| 車名・型式 | ホンダ・8BH-JK46 | |
| 全長×全幅×全高 | (mm) | 1,870×685×1,100 |
| 軸距 | (mm) | 1,255 |
| 最低地上高 | (mm)★ | 150 |
| シート高 | (mm)★ | 745 |
| 車両重量 | (kg) | 95 |
| 乗車定員 | (人) | 1 |
| 最小回転半径 | (m) | 1.8 |
| エンジン型式・種類 | JK46E・空冷 4ストローク OHC 単気筒 | |
| 総排気量 | (cm3) | 109 |
| 内径×行程 | (mm) | 47.0×63.1 |
| 圧縮比 | ★ | 10.0 |
| 最高出力 | (kW[PS]/rpm) | 3.7[5.0]/5,250 |
| 最大トルク | (N・m[kgf・m]/rpm) | 7.6[0.77]/4,000 |
| 燃料消費率※5(km/L) | 国土交通省届出値 定地燃費値※6(km/h) | 72.5(30)<1名乗車時> |
| WMTCモード値★ (クラス)※7 | 56.6(クラス1)<1名乗車時> | |
| 燃料供給装置形式 | 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)> | |
| 始動方式 | ★ | セルフ式 |
| 点火装置形式 | ★ | フルトランジスタ式バッテリー点火 |
| 燃料タンク容量 | (L) | 4.9 |
| 変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) | |
| タイヤ | 前 | 80/90-14M/C 40P |
| 後 | 90/90-14M/C 46P | |
| ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ディスク |
| 後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
| 懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
| 後 | ユニットスイング式 | |
| フレーム形式 | アンダーボーン |
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目は Honda 公表諸元)
■製造事業者/Honda Vietnam Co., Ltd.
■製造国/ベトナム
■輸入事業者/本田技研工業株式会社
Dio110 Lite
Dio110 Lite[キャンディラスターレッド]
Dio110 Lite[キャンディラスターレッド]
Dio110 Lite[マットギャラクシーブラックメタリック]
Dio110 Lite[パールスノーフレークホワイト]
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
世代を超えて愛されるスーパーカブの魅力とイベント開催概要 スーパーカブの大きな魅力は、親しみやすい造形と実用性の高さが両立している点だ。初代モデルの開発者である本田宗一郎氏がこだわった丸みを帯びたフォ[…]
構造から見る「ハイパーVTEC」の合理性 多くのライダーが魅了されるCB400SFの「ハイパーVTEC」。バルブ数切り替えという複雑なシステムを量産車に落とし込んだホンダの技術力には、改めて敬意を表し[…]
天才ライダー来日、CBの祭典開催へ 1980年代のバイクブームを牽引した天才ライダー、フレディ・スペンサー氏が来日。2026年4月26日に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催される「CBファンミーティン[…]
朝練と朝ラーで不安を克服 「昔から父がバイクに乗っているのを見ていたので、自分も乗ってみたいと思っていました。10年くらい前に二輪の免許を取ろうかな、って思ったことがあったんですが、結婚して子どもが産[…]
最新の関連記事(原付一種 [50cc以下]/新基準原付)
走れば走るほど増える維持費、なるべく抑えたい バイク乗りを常に悩ませるのが、じわじわと財布を削り取るガソリン代と維持費の壁だ。日々の通勤やちょっとした買い物で距離が伸びれば伸びるほど、その出費は馬鹿に[…]
置き場所ゼロの不満を解消する、新時代の変形モビリティ マンションの駐輪場はいつも満車で、月々の駐車場代もバカにならない。ちょっと先のコンビニや最寄り駅まで行きたいだけなのに、わざわざ重たいバイクを引っ[…]
新型『ICON e:(アイコンイー)』はシート下にラゲッジスペースあり! 車載状態で充電もできる!? Hondaが2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として、新たなEVスクーター[…]
50㏄原付一種と同じルールで走る新原付 はっきり言って、ちょっと侮っていました。だってスペックだけで想像したら、スーパーカブ110を遅くしたのが、新基準原付となるスーパーカブ110 Lite。私は大型[…]
そもそもJOG ONEが区分される“新基準原付”とはなんぞや? 排出ガス規制の強化により2025年11月で50cc原付バイクの国内生産が終了。これに伴い2025年4月から、原付一種に新たな区分“新基準[…]
人気記事ランキング(全体)
原付二種の身軽さに、高速道路という自由をプラス 毎日の通勤や街乗りで大活躍する125ccクラス。しかし、休日のツーリングで「自動車専用道路」の看板に道を阻まれ、遠回りを強いられた経験を持つ人は多いはず[…]
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が! 空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「[…]
転倒後に本コースを横切る……あれはナシ 物議を醸したスペインGPのスプリントレース。2番手を走っていたマルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)が8周目の最終コーナーで転倒したことが発端[…]
免許返納後の「買い物の足」問題、もう悩まなくていい 高齢の親を持つ世代にとって、運転免許の自主返納は避けて通れない悩ましい問題だ。車さえあれば遠くのスーパーにも行けるし、特売日でまとめ買いをしても楽に[…]
カワサキZ900RS用LEDテールランプが登場 電子制御スロットルやIMUを獲得し、最高出力116馬力へと進化を果たした2026年モデルのカワサキ「Z900RS」に向け、ヴァレンティから「ジュエルLE[…]
最新の投稿記事(全体)
走れば走るほど増える維持費、なるべく抑えたい バイク乗りを常に悩ませるのが、じわじわと財布を削り取るガソリン代と維持費の壁だ。日々の通勤やちょっとした買い物で距離が伸びれば伸びるほど、その出費は馬鹿に[…]
GB350シリーズの違いは『見た目だけ』じゃありません! トラディショナルなデザインに味わい深い空冷単気筒エンジンを組み合わせた『GB350』シリーズは、バイクの原点を感じさせるスタイリングと走りで、[…]
「あいつは終盤に追い上げてくる」がライバルにプレッシャー フランスGPウィークですが、日本のMotoGPファンの皆さんが大注目している小椋藍くん(Trackhouse MotoGP Team)について[…]
ミラー位置を調整可能 本製品を装着することで、ミラー位置を外側にしたり角度を見やすい位置に調整したりといったセッティングの幅が大きく広がる。体格差はもちろん、アップハンドル化やポジション変更を行った車[…]
世代を超えて愛されるスーパーカブの魅力とイベント開催概要 スーパーカブの大きな魅力は、親しみやすい造形と実用性の高さが両立している点だ。初代モデルの開発者である本田宗一郎氏がこだわった丸みを帯びたフォ[…]
- 1
- 2





































