空冷Fや1300の魂を継承!ホンダ新フラッグシップ「CB1000F」のディテールに見る“エモさ”の正体

空冷Fや1300の魂を継承!ホンダ新フラッグシップ「CB1000F」のディテールに見る“エモさ”の正体

2025年11月14日よりついに市販開始となったCB1000F。ホンダ・スポーツバイクラインナップの「進化する基準」として定義づけられた“CB”ブランドの新時代フラッグシップたるべく、開発にあたっては「Best Balance Roadster」「大型モーターサイクルらしさと扱いやすさ」「新世代“F”」をコンセプトに設定。ビギナーからベテランまで、あらゆるライダーをあらゆるステージで魅了するマシンがここに完成した。ここでは細部を改めて確認し、その魅力に迫る。


●文:宮田健一 ●写真:長谷川徹 ●外部リンク:ホンダ

現代におけるバイクのど真ん中を目指した

これがホンダ・スポーツバイクの新基準! 1959年に誕生したCB92から続くホンダの最長ブランド“CB”はその時代、その時代における“Creative Bench mark(モノ作りの基準)”であるべきとの考えを受け継いで登場したのがCB1000Fだ。

エンジンはCBR1000RR(SC77)やCB1000ホーネットに使われるユニットをベースに専用チューンが施され、2010 CB1100で使われていた不等間隔バルブタイミングなどによりエモーショナルな味わいを実現。同時にエンジンの優れた素性を活かした高回転への胸のすく吹け上がりも併せ持たされた。

車体はシートレール部が新設計となったメインフレームと共に足まわりも専用セッティング。徹底して追求した軽量化も相まって、様々なシーンで軽快感と安心感を兼ね備えた運動性能を発揮する。またファンライドを支える数々の先進電子制御装備も搭載。

これらを「CBの物語を所有する喜び」が体感できる新世代の“F”デザインでパッケージング。すべてのバイク乗りがターゲットだ。

主要諸元

【ホンダ CB1000F】主要諸元■全長2135 全幅835 全高1125[1170] 軸距1455 シート高 795(各mm) 車重 214[217]kg(装備) ■水冷4 スト並列4気筒 DOHC4バルブ 999cc 124ps/9000rpm 10.5kg-m/8000rpm 6段リターン 燃料タンク容量16L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:139万7000円 ●発売日:2025年11月14日 ※[ ]内はSE

カラーバリエーション

カラバリはSTD3色、SE1色を設定。SEはライトカウル/クイックシフター/ラジエターグリル/カラーステッチシート/グリップヒーターが標準装備となる(写真左からウルフシルバーメタリック(ブルーストライプ)/ウルフシルバーメタリック(グレーストライプ)/グラファイトブラック)。

【CB1000F SE(アクセサリー装着車)】リヤキャリア/トップボックス/サイドバッグといった豊富な純正アクセサリーも発売と同時に用意されている。 ●価格:159万5000円 ●発売日:2026年1月16日

燃料タンクはスチール製で容量は16L。ガソリンはハイオク指定となっている。

タンク形状は空冷FだけでなくCB1100や1300とも通じる曲面で構成。歴史をつなぐ。

専用チューニングでFのみの味わいを獲得。アシスト&スリッパークラッチも装備。

バルブタイミングは左右2気筒ごとに異なり、ちょっとバラケる往年の味を演出した。

SFF-BP倒立サスペンション+ラジアルマウント4ポットキャリパーと、スポーティな足を持つ。

リヤブレーキは片押し1ポット。前後とも6軸IMUによるコーナリングABS機能を装備。タイヤはブリヂストン製バトラックス・ハイパースポーツS22もしくはダンロップ製ロードスポーツ2を設定。

リヤサスペンションには専用リンクレシオが与えられ、幅広い場面で乗り心地と運動性を両立。

サウンドが自慢の3室構造マフラー。4-2-1の集合部に触媒ユニットを配置している。

ステップバーやペダルは細身でスポーティながら、バーはラバー貼りで快適性も確保。

スーパースポーツ由来のエンジンらしく、シフトリンクは縦にロッドが通るかたちだ。

タンデムステップはラバーレス。右側のステップホルダーはマフラーステーも兼ねる。

テーパー形状バーハンドルに5インチTFTメーターのコクピット。スマートキーも採用。

フロントサスペンションはフルアジャスタブル。右でダンパー、左でイニシャルの調整が可能だ。

走行モードは「SPORT」「STREET」「RAIN」+2つのUSER。パワー、トラクションコントロールなどを管理。

マスターシリンダーもラジアルポンプを採用し、スポーティな走りに応えてくれる。

シート表皮デザインは往年のFをオマージュ。座面は全体的に広めで快適性に優れる。

シート下には書類や車載工具の他に標準装備となるETC2.0車載器が収められている。

技術者のこだわりで当初予定よりテールレンズの大きさを拡大。後ろ姿を印象づける。

荷掛けフックをサイドカウルとテールカウル間にセット。後部と合わせ片側2個揃える。

後部フックはリヤフェンダー脇に装備。前部との併用でタンデムシートへ積載しやすい。

SE標準装備のラジエターグリルは純正アクセサリーとしても単体販売(2万7390円)。

双方向クイックシフターもSE標準装備の他、単体でも発売される(3万3880円)。

ホンダおなじみスイッチ一体型のスポーツ・グリップヒーター。単体だと2万1780円。

SEのカラーステッチシートは、車名タグもあしらわれる。こちらの単体販売はなしだ。

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