
いつかはBMWの誇るアドベンチャーモデル「GS」に乗ってみたい。そんな世界中のライダーの憧れを叶える、より身近で扱いやすいサイズに凝縮したミドル・クラスの新型「BMW F 450 GS」がついに発売。完全新設計のエンジンがもたらす力強い走りに加え、最大の注目はクラッチ操作を不要にする画期的な新技術「Easy Ride Clutch(ERC)」の採用だ。日常の街乗りから過酷なオフロードまで、ライダーの疲労と不安を拭い去る次世代アドベンチャーを紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:BMW Motorrad
「ちょうどいい」がもたらす自由。完全新設計の並列2気筒
BMWの「GS」ファミリーはアドベンチャーバイクの最高峰として君臨しているが、その大柄な車体に尻込みしてしまうライダーも少なくない。そんなジレンマを鮮やかに解消するのが、ミドル・クラスの新型アドベンチャーモデル「BMW F 450 GS」だ。
心臓部には、完全新設計となる並列2気筒エンジンを搭載し、最高出力48hp(35kW)、最大トルク43Nmを発揮する 。135度のクランクピン・オフセットとバランス・シャフトの採用により、長時間のライディングでも疲労に繋がる不快な振動を抑えつつ、バイクを操る悦びをかき立てる心地よい鼓動感を見事に両立している。
燃費性能は約26.3km/Lと優秀で、14Lの燃料タンクを満タンにすれば350km以上の航続距離を確保。県を複数またぐような長距離ツーリングでも給油の不安なく走り続けられるというわけだ。
エンストから解放される新技術「Easy Ride Clutch」
本モデルの最大の特長は、後述する最上級グレードのみとなるが、新たに開発された「Easy Ride Clutch(ERC)」の装備といえよう 。遠心クラッチを進化させたこのシステムは、発進や停止、低速走行、さらには不安定なオフロード走行時において、左手のクラッチ操作を一切不要にしてくれる。
Uターン時におけるエンストへの恐怖や、渋滞路での左手の疲労は、ツーリングの楽しさを半減させる大きな要因だ。しかし、このERCとシフト・アシスタント・プロを組み合わせることで、クラッチレバーを握ることなくシームレスなシフトチェンジが可能になる 。
ライダーはただ純粋に、目の前の景色と車体のコントロールにのみ集中できる極上の快適性を手に入れるのだ。
天候も悪路も味方につける、最先端の電子制御とシャーシ
いかにエンジンが優秀でも、車体が重く扱いにくければ意味がない。新型F 450 GSは、軽量かつ高剛性な新設計のスチール・チューブラー・フレームを採用し、軽快なハンドリングを実現している 。フロントにはKYB製の倒立フォーク、リアには高いねじり剛性を誇るアルミ製スイング・アームとKYB製モノショックを備え、オンロードからオフロードまで高い走破性を提供する。
さらに、雨天時も安心な「Rain」、ふだん使いの「Road」、そして未舗装路をアグレッシブに楽しむ「Enduro」という3つのライディング・モードを搭載 。ABS ProやDTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)、MSR(エンジン・ドラッグ・コントロール)といった先進的な電子制御が、スリップや転倒のリスクを最小限に抑え込んでくれる。
大型の6.5インチTFTディスプレイにはナビや音楽機能も集約され、スマートフォンの充電に便利なUSB-C電源も完備されており、長旅の利便性を格段に引き上げてくれる。
あなたに最適なGSを。選べる3つの個性
ラインナップは、ライダーの用途に合わせて3グレードが用意されている 。装備を充実させたツーリング向けの「エクスクルーシブ」(税込961,000円)、スポーツ・サスペンションを備えた「スポーツ」(税込984,000円)、そしてERCやアンダーガードを標準装備した最上級の「GSトロフィー」(税込1,033,000円)だ。
100万円前後という手の届きやすい価格帯から、憧れのGSオーナーになることができる。納車は2026年9月上旬以降を予定しており、すでに専用ウェブサイトでの注文受付が開始中だ。F 450 GSは、これまで足を踏み入れるのを躊躇していた「その先の未舗装路」へ、あなたを安全かつ力強く誘ってくれる新たな相棒となるはずだ。
BMW F 450 GS COLORS
【BMW F 450 GS エクスクルーシブ】●コスミック・ブラック ※写真はオプション装備車
【BMW F 450 GS スポーツ】●レーシング・レッド
【BMW F 450 GS GSトロフィー】●レーシング・ブルー・メタリック
BMW F 450 GS SPECS
| シート高 | 845mm |
| エンジン形式 | 水冷並列2気筒 |
| 最高出力 | 35kW(48hp)/ 8750rpm |
| 最大トルク | 43Nm / 6750rpm |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| 燃費 | 約26.3km/L |
| フレーム形式 | スチール・チューブラー・フレーム |
| サスペンション(F) | KYB倒立フロント・フォーク |
| サスペンション(R) | KYBモノショック、アルミ製スイングアーム |
| 価格(エクスクルーシブ) | 96万1000円 |
| 価格(スポーツ) | 98万4000円 |
| 価格(GSトロフィー) | 103万3000円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型アドベンチャー/クロスオーバー/オフロード)
コンマ1秒のシフトロスに泣くライダーを救う1万5000回転 モトクロス競技において、コンマ1秒の遅れは致命傷になる。「コーナーの立ち上がりで吹け切ってしまい、余計なシフトアップを強いられてライバルに前[…]
新たなGSの扉を開く、完全新設計の「F450GS」誕生 アドベンチャーバイクの代名詞、BMWのGSシリーズにまた新たな仲間が登場した。その名もF450GS。排気量は420ccで最高出力48psは欧州だ[…]
6/18:ホンダ「NX400 E-Clutch」 バイクを操る最大の醍醐味であるシフトチェンジの楽しさを残しつつ、クラッチレバー操作の疲労やエンストの恐怖からライダーを解放するホンダの革新技術「Hon[…]
アドベンチャーに乗りたいけれど、シートが高くて不安だという大人へ アドベンチャーバイクの堂々たるスタイルに憧れつつも、「シートが高すぎて足つきが不安」「林道より舗装路を走る割合のほうが圧倒的に多い」と[…]
アドベンチャー特有の「ノーズダイブの恐怖」を過去にするハブステア 背が高くサスペンションのストローク量が長いアドベンチャーバイクは、ツーリングで快適な反面、ハードブレーキング時にフロントが大きく沈み込[…]
最新の関連記事(BMWモトラッド)
F450GSスポーツグレード “GSのスピリットはそのままに、日常にちょうどいいアドベンチャー!” 一目で“GS”と分かる安心感 まず見た瞬間に感じたのは、「しっかりGSだな」という安心感です。 ヘッ[…]
GSラリーGTXアウタージャケット/パンツ:上下セットで揃えたい高機能防水透湿ウェア 防水/防風/透湿性に優れたGORE-TEXメンブレン素材を採用した高機能ウェア。梅雨時期の急な雨風をシャットアウト[…]
新たなGSの扉を開く、完全新設計の「F450GS」誕生 アドベンチャーバイクの代名詞、BMWのGSシリーズにまた新たな仲間が登場した。その名もF450GS。排気量は420ccで最高出力48psは欧州だ[…]
そもそもBMWのオートマチック機構の“ASA”とはなんぞや!? BMW初の二輪用AT機構がオートメイテッド・シフト・アシスタント(以下:ASA)だ。電子制御化されたクラッチユニット&ギヤ変速ユ[…]
長距離ツーリングの退屈さを打ち破る、圧倒的なオーラ 「長距離を走れるツアラーは快適だけれど、デザインがどれも似たり寄ったりで刺激が足りない」。そんな不満を心の奥底に抱えながら、ガレージに収める特別な1[…]
人気記事ランキング(全体)
【魅力1】30年ぶりの4気筒フルカウルに最新「Eクラッチ」を融合 「4気筒の高周波サウンドを響かせながら、風を切って走りたい」。そんなフルカウルファンの渇望を満たすCBR400R FOUR E-Clu[…]
繊維強化プラスチック×高密度リブで「軽さと強さ」を両立! まず注目したいのが、そのタフな骨格だ。 トッププレートには高強度の繊維強化プラスチックを採用。裏面には緻密な高密度リブ構造を巡らせることで、積[…]
【魅力1】新設計4気筒エンジンと「Eクラッチ」の融合によるイージースポーツ 「あの甲高いエキゾーストノートをもう一度味わいたい」。そんなライダーたちの熱い想いに応えるように、ホンダは完全新規の直列4気[…]
MANAKAのファーストアルバム『UntilNow』をリリース 2026年1月7日のCD 発売開始と同時に、音楽制作会社・レーベルとしてVenus Inspire Promotion 株式会社(V.I[…]
伝統と革新が交差する、息を呑むほど美しいシルエット 「外車はデザインが良いけれど、ポジションがキツそうで乗るのをためらってしまう」。そんな不安を抱えるライダーの前に新型モンスターを置けば、ひと目でその[…]
最新の投稿記事(全体)
F450GSスポーツグレード “GSのスピリットはそのままに、日常にちょうどいいアドベンチャー!” 一目で“GS”と分かる安心感 まず見た瞬間に感じたのは、「しっかりGSだな」という安心感です。 ヘッ[…]
排気量アップの恩恵。余裕のパワーと驚きの低燃費を両立 「お洒落なスクーターに乗りたいけれど、幹線道路の合流や上り坂ではパワー不足が不安だ」。そんな悩みを抱えるライダーにとって、ベスパのアップデートはこ[…]
バイク好き必見! 大ヒット上映中!! 『あぶない刑事』のタカこと舘ひろしといえば、ハーレーにまたがりショットガンをぶっ放す永遠のダンディー。そんな日本を代表するスター俳優が、現代社会のリアルなテーマ「[…]
【第1位:給油時のキズを防止する天才的アイテム】 給油時にタンクキャップ周辺をカギの接触キズから守るデイトナの「キープロテクションパッド」が堂々の1位を獲得した。高耐久のPVCレザーを採用し、汎用性の[…]
信頼のデイトナ製「プレミアムゾーン™ ナンバーホルダーセット M6」とは バイクカスタムの世界で圧倒的な信頼性と実績を誇る総合パーツメーカー「デイトナ」。そのデイトナが展開するプレミアムシリーズから、[…]
- 1
- 2









































