いよいよ発売日が近づいてきたホンダのCL250。東西モーターサイクルショーでは、純正アクセサリー装着車として新たに「クロスカントリースタイル」が披露された。足まわりやガード類を強化し、よりハードな走りに対応できる。パーツはバラ売りで購入可能だ!
●文:ヤングマシン編集部(沼尾宏明) ●写真:藤村のぞみ ●外部リンク:ホンダ
ガード類を特盛り、サスは調整機構で万能さをアップ!
国産250クラス唯一のスクランブラーとして、予約が殺到しているCL250。5月18日の発売日もいよいよ迫ってきた。
CL250の大きな魅力の一つがカスタムで、既に多くのオプションパーツが用意されている。ホンダはカスタム車の一例として、オフロードイメージを大きく高めた「クロススタイル」、ロングツーリングに適した「ツアースタイル」という2種類の純正アクセサリー装着車を公開。さらに、大阪&東京モーターサイクルショーで新たに「クロスカントリースタイル」を公開した。
クロスカントリーとは、森や野原、丘などの起伏に富んだロングコースを走る競技。その名のとおりアクセサリー装着車も野山を駆け巡るためのアイテムを与えている。
まずガード類で防護性能をアップ。ヘッドライトガード、パイプエンジンガード、スキッドプレート、ラジエターコアガードで、跳ね石や枝などから保護してくれる。
さらに様々な路面に対応すべく、足まわりを強化した。ノーマルのCL250はリヤのみ5段階のプリロード調整が可能だが、フロントフォークにプリロードアジャスターを装着。リヤは調整範囲の広い高性能なキタコ製GEARSショックに換装している。
他にも、泥で滑りやすくなっても靴底に食いつくワイドフットペグや、STDよりコンパクトなアップマフラーなども見逃せない。なおパーツはセット販売ではなく、単品で購入可能だ。
■クロスカントリースタイル 装着パーツ一覧
[アクティブ]VMXハンドル ブラック 9680円
プリロードアジャスター ゴールド 1万8150円
スキッドプレート 1万9800円[SP武川]
ヘッドライトガード 1万6830円
SSS スリップオンマフラー 8万2500円[キタコ]
GEARS リヤショック 9万2400円[ダートフリーク]
ZETA ピボット ストリートレバーセット 1万5620円
ワイドフットペグ クロモリ 9680円[デイトナ]
ハイジビミラー(ROUND) ブラック/ハイ(2セット使用) 5500円
パイプエンジンガード(アッパー) 3万2780円[プロト]
ラジエターコアガード 2万4200円
※装着合計 32万7140円
オフ仕様にもツーリング仕様にもカスタムできる!
既報のクロススタイル、ツアースタイルも改めて紹介しよう。
クロススタイルでは、ヘッドライトバイザーやアップフェンダー、ナックルガードを採用し、よりスクランブラースタイルらしいイメージを強調する。
ツアースタイルは、トップボックス38L(ワン・キー・システムタイプ)やサドルバッグを装着し、ツーリング適性を高めている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
ベストセラーに待望の新型、足着き性が向上している!? '22年、251cc以上の国内販売でブッチぎりのベストセラーを記録したホンダのGB350/S。大人気にも関わらず、昨年11月1日以降、新排ガス規制[…]
仮面ライダーは変身にバイクが不可欠だったんです! ごぞんじ『仮面ライダー』シリーズは、令和の現代でも高い人気を誇る特撮作品。しかしオジサンにとって、昭和の仮面ライダーに対する思い入れは格別ではなかろう[…]
XSR125:技アリのロケットカウル風ビキニでよりカッコよく! 懐古的なネオラクシックやカフェレーサーは世界的なトレンドで、その流れは125ccにも波及している。海外ブランドから125ネオクラはリリー[…]
ヤマハの小排気量スポーツが一挙充実、反撃の狼煙はここから 155cc以下にスクーターしかなかったヤマハのラインナップに、待望のスポーツモデルが4車も追加されることになった。 ネオクラシックのXSR12[…]
概要:「心高揚させるもの」を狙った走り、それゆえの400 ロング&ローフォルムを体現しながら、痛快な走りも兼備したブランニューの「エリミネーター/SE」。ニンジャ400ベースの398cc並列2気筒を搭[…]
最新の関連記事(CL250)
バイクを走らせる楽しさの原点を再認識できました! 9月には、HYODのイベントに出演するため台湾に行ってきました。台北市内のカフェを貸し切って製品販売などをしたのですが、そこに来場しためっちゃかわいい[…]
18年ぶりに軽二輪で4万台を超えたホンダ バイク業界の出来事を網羅する二輪車新聞は、1月1日号で2023年の二輪車総需要を総括した。これは毎年発表されるデータで、どの排気量クラスが盛り上がっているのか[…]
既存のMT車にも順次導入か ホンダがEICMA2023で初公開した「Honda E-Clutch(Eクラッチ)」は、マニュアルトランスミッション(MT)車にクラッチの電子制御を追加する技術で、基本的に[…]
ホンダの新しい試みに感心=CL250/500は低価格で純正ハイシートを用意 本国仕様や輸出仕様のシート、あるいは純正アクセサリーのハイシートを装着すると、乗り心地と着座位置の自由度が向上し、ハンドリン[…]
ホンダCLシリーズの決まりごとはアップマフラーぐらい 2023年5月に発売されたホンダCL250/CL500は、業界でも世間でも評判がいいモデルで、現時点での販売は好調なようである。でも僕の周囲には「[…]
最新の関連記事(ホンダ [HONDA])
世界不況からの停滞期を打破し、新たな“世界一”への挑戦が始まった 2008年からの世界同時不況のダメージは大きく、さらに東日本大震災が追い打ちをかけたことにより、国産車のニューモデル開発は一時停滞を余[…]
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
究極性能先鋭型から、お手ごろパッケージのグローバル車が時代の寵児に オーバー300km/h時代は外的要因もあって唐突に幕切れ、それでも高性能追求のやまなかったスーパースポーツだったが、スーパーバイク世[…]
2025年春まで企画展「ガレージコレクション」が目白押し ホンダの創立50周年を記念して、1998年3月にモビリティリゾートもてぎ(当時はツインリンクもてぎ)内に設立されたホンダコレクションホールが、[…]
エンジンとメインフレーム、ホイールなどはGB350と一緒だが…… ホンダは、3月15日に大阪モーターサイクルショーで、3月22日に東京モーターサイクルショーで、そして4月5日には名古屋モーターサイクル[…]
人気記事ランキング(全体)
最短2日間で修了可能な“AT小型限定普通二輪免許”で運転できる バイクの免許は原付(~50cc)、小型限定普通二輪(~125cc)、普通二輪(~400cc)、大型二輪(排気量無制限)があり、原付を除い[…]
どうも、アイキョウです。今日はワークマンの防水シューズハイバウンスレインをご紹介します。 ワークマンシューズ限定で販売されているトレックシューズアジムが注目されていますが、全国で40店舗ぐらいしか取り[…]
※2024年3月にWEBヤングマシンで大きな反響を呼んだ記事をあらためて紹介します。こちらは第1位の記事です(初公開日:2024年3月16日)。 この2本のプラスドライバーの違い、わかりますか? 軸の[…]
並列2気筒のハーレーが登場した意味とは? 普通二輪免許で乗れるハーレーとして昨年末に登場し、話題となったX350。現代ではわりと珍しい360度クランクの並列2気筒エンジンを搭載し、往年のフラットトラッ[…]
シックなツートーンと、どこかクラシカルなグラフィックモデル スズキは、並列2気筒エンジンを搭載するフルカウルスポーツ「GSX250R」マイナーチェンジし、2024年モデルとして4月17日発売すると発表[…]
最新の投稿記事(全体)
見晴らしがいい! オンロードバイクとアドベンチャー/オフロード/クロスオーバーなどの大きな違いのひとつは、走破性をよくするために車高が高くなっていること(最低地上高も同時に高まる)だろう。加えて、ステ[…]
業界大手のバイク王だから実現! 進学に就職あるいは転勤など、春のこの時期は新しい生活が始まる人も多いだろう。同時にバイクライフも一新させることが多いタイミングだ。 そんなライダーを応援するためにバイク[…]
MT-09ベースのネオレトロ! ブランニューモデルXSR900 GPの登場と同時に、ネイキッド仕様のXSR900にも最新カラーが登場した! こちらは白×赤に金の足まわりを備えたシルキーホワイトと、全身[…]
【磐田市駒場の市道】「ゆるキャン△」(第25話)でお馴染みの竜洋海洋公園オートキャンプ場の並びにある広々とした畑の牧草地。堤防の前に立つ1本の風車と緑のコントラストが美しい。道路自体は数百mと短いもの[…]
あの頃のレーシングマシン感! ヤマハは、XSR900をベースにカウルや超小型ヘッドライト、セパレートハンドルなど1980年代レーサーレプリカを思わせるディテールとしたブランニューマシン「XSR900 […]
- 1
- 2