
コロンビアのスズキから、永遠のスタンダード「GN125」の2027年モデルが発表された。最大のトピックは、フロントブレーキにABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が搭載されたこと。125ccの軽量ボディとレトロな佇まいはそのままに、現代の交通事情に不可欠な安全装備を手に入れた。日々の通勤から気ままなツーリングまで、ライダーに絶対的な安心感をもたらす最新の「GN125 ABS」に迫る。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:コロンビアスズキ
レトロなスタイルは好きだが、急ブレーキの不安は消したい
「クラシックなデザインのバイクに乗りたいけれど、安全装備がついていないのは不安だ」。雨の日のマンホールや、パニックブレーキでのタイヤロックにヒヤリとした経験を持つライダーは多いはず。
そんな悩みを解消してくれるのが、コロンビアで発表された2027年モデルの「GN125 ABS」だ。昔ながらの愛らしいルックスはそのままに、フロントのディスクブレーキにシングルチャンネルのABSモジュールを追加。スリップしやすい路面での急制動でもタイヤのロックを防いでくれるため、ライダーは安全に車体をコントロールし続けられる。
足つき抜群の119kgボディがもたらす、ストレスフリーな日常
日常の足として使い倒すなら、車体の取り回しやすさは何より重要だ。GN125 ABSの重量はわずか119kg。さらにシート高は735mmと非常に低く抑えられており、小柄なライダーでも両足がべったりと地面に届く絶大な安心感がある。
フロントのテレスコピックフォークと、5段階のプリロード調整が可能なリアのダブルショックアブソーバーが、街中の段差や荒れた路面でも優しくショックを吸収。1285mmという短いホイールベースと相まって、渋滞路でも自転車のようにスイスイと扱える軽快なハンドリングが期待できる設計だ。
キャブレターと空冷単気筒が奏でる、懐かしくも頼もしい鼓動
心臓部には、信頼性に定評のある125cm3の空冷4ストロークSOHC単気筒エンジンを搭載。燃料供給はあえてのキャブレター仕様であり、EURO3規制に適合しつつも、アナログならではのダイレクトなスロットルレスポンスと懐かしい鼓動感を楽しめる。
最高出力は10.46HPを8500rpmで、最大トルクは9.6Nmを6500rpmで発生。この必要十分なパワーが5速マニュアルトランスミッションを介して後輪に伝わり、セルスターターで軽やかに目覚めた瞬間から、ライダーを心地よい加速の世界へと誘ってくれるだろう。
新しいメーターとカラーで彩る、毎日のバイクライフ
実用一辺倒ではなく、所有欲を満たすディテールも忘れてはいない。キャストホイールが足元を引き締め、メーター周りには新しいインジケーターが採用されたことで、視認性と質感が大きく向上している。
現地コロンビアでの価格は、支払い条件により701万9000コロンビアペソ(約32万円)から。最新のABSという強力な武器を手に入れた永遠のスタンダードモデル。毎日の移動を安全に、そして楽しく彩る相棒として、日本への導入も期待したい1台だ。
Suzuki GN 125 ABS COLORS
Suzuki GN 125 ABS SPECS
| エンジン | 4ストローク単気筒SOHC |
| 排気量 | 125cm3 |
| 最高出力 | 10.46HP(7.8kW)/ 8500rpm |
| 最大トルク | 9.6Nm / 6500rpm |
| 燃料供給方式 | キャブレター |
| トランスミッション | 5速マニュアル |
| 全長×全幅×全高 | 1970mm × 810mm × 1110mm |
| ホイールベース | 1285mm |
| シート高 | 735mm |
| 最低地上高 | 170mm |
| 重量 | 119kg |
| 燃料タンク容量 | 9.3L |
| フロントサスペンション | テレスコピック |
| リアサスペンション | 5段階調整式ダブル油圧ショックアブソーバー |
| ブレーキ(前/後) | ABS付きディスク / ドラム |
| タイヤ(前/後) | 2.75-18 42P / 3.50-16 52P(チューブタイプ) |
| 価格 | 701万9000コロンビアペソ(約32万円)~ |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新型バイク(外国車/輸入車))
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」 カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑[…]
名機Vツインが最新の電子頭脳を手に入れた 「Vツインの鼓動感は好きだが、ツーリングを楽にする最新の電子制御も欲しい」。そんなライダーのわがままに、スズキは完璧な回答を用意した。 心臓部には、25年以上[…]
未踏の地へ。30Lタンクを備えた「V4 ラリー」の絶対的安心感 長距離ツーリングの最中、「ガソリンスタンドが見つからない」「足つきに不安がある」とストレスを感じた経験はないだろうか。 V4 ラリーは、[…]
憧れのGPマシンをガレージに。所有欲を満たす特別なレーシング・カラー 「ハイエンドなスポーツバイクに乗るなら、誰が見ても特別な1台だとわかるオーラが欲しい」。そんなライダーの欲求を完璧に満たしてくれる[…]
排気量アップの恩恵。余裕のパワーと驚きの低燃費を両立 「お洒落なスクーターに乗りたいけれど、幹線道路の合流や上り坂ではパワー不足が不安だ」。そんな悩みを抱えるライダーにとって、ベスパのアップデートはこ[…]
最新の関連記事(スズキ [SUZUKI])
歴代モデルが浜松に集結する「KATANAミーティング」の魅力 「KATANAミーティング」の最大の魅力は、新旧様々な排気量のKATANAが一堂に会する圧倒的な光景にある。昨年開催された「KATANA […]
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」 カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑[…]
第16回隼駅まつり、事前物販開始 スズキの名車「隼」のオーナーやファンが集う夏の恒例イベント「第16回 隼駅まつり」が、2026年8月2日に鳥取県の船岡竹林公園で開催される。今回は猛暑の中での物販列に[…]
名機Vツインが最新の電子頭脳を手に入れた 「Vツインの鼓動感は好きだが、ツーリングを楽にする最新の電子制御も欲しい」。そんなライダーのわがままに、スズキは完璧な回答を用意した。 心臓部には、25年以上[…]
1位は「未舗装路で遊びたい」あのモデル ──2025年に乗ったモデルのうち、ベスト3を挙げるなら何でしょう? ホンダCRF250ラリーかなあ。普段、オンロードで重たいバイクばっかり乗っているからか、も[…]
人気記事ランキング(全体)
58馬力の直4エンジンが放つ、突き抜けるような高揚感 「ヨンヒャクでも胸のすくような直列4気筒エンジンの吹け上がりを、フルカウルモデルでとことん味わい尽くしたい」。そんなスポーツ志向のライダーの渇望を[…]
夏のツーリングを快適に変えるプロ仕様の冷却技術 猛暑のなかでのライディングは、想像以上に体力を消耗する。ジャケット内にこもる熱や、肌にまとわりつく汗のベタつきは、集中力を削ぐ大きな要因だ。快適な走行を[…]
58馬力を絞り出す新設計の直列4気筒エンジン 「もう一度、あの甲高い直4サウンドを響かせて走りたい」。そんなライダーの切なる願いに、ホンダの技術陣は新設計の399ccエンジンで完璧に応えてみせた。 最[…]
スロットル操作でシフトダウン!? 電子制御CVT「YECVT」の衝撃 「スクーターはアクセルをひねるだけで楽だが、スポーツ走行ではどうしても物足りない」。そんなライダーの不満を過去のものにするのが、ア[…]
ワークマンプラス上板橋店で実地調査! これからの「猛暑」あるいはそれを飛び越えた「酷暑」と呼ばれる夏の時期、上着なしの薄着でいたくなるのも確か。しかしバイクに乗る以上、「転倒」というリスクには常に備え[…]
最新の投稿記事(全体)
1986年、異端児の誕生。「融合」の名を持つスクーター ホンダの250ccスクーター「フュージョン」は1986年に登場しました。フュージョンは1970年代後期にかけて流行したジャズとロック、ラテンなど[…]
PMCが販売するADVANTAGE KYBフォークはカワサキZ系のレストアやカスタムに最適 逆輸入絶版空冷4気筒車が大人気となった1990年代初頭、フロントには倒立フォーク、リヤはアルミスイングアーム[…]
目を奪われる新色「マットファントムブルー×フルーレッド」の衝撃 「フルカウルのスポーツバイクに乗るなら、誰とも被らない個性的なカラーリングで個性を主張したい」。そんなライダーの所有欲を強烈に刺激するの[…]
ドゥカティしか実現できない豪華絢爛なゲストライダー陣 WDW(イタリア語ではヴーディーヴーと発音する)は、ドゥカティにとってホームともいえるミサノ・サーキットで行われる。ここは「ミサノ・ワールド・サー[…]
熊の出没が急増する季節、ライダーに求められる「万が一」への備え 熊の被害や出没件数は、これからの夏から秋にかけてまさに「本番」のピークを迎える。特に秋は冬眠に向けた過食期に入り、熊の行動が活発化するた[…]
- 1
- 2













































