
KTMのミドルクラスアドベンチャーに、普通二輪免許で乗れる「390 ADVENTURE X」が加わった。本格オフロード仕様である「R」の基本性能を受け継ぎつつ、足つき性の向上とオンロードでの快適性を徹底的に追求したモデルだ。初めてのアドベンチャーバイクとして最適なバランスと、79万9000円という魅力的なプライス。日常の足から長距離ツーリングまで、ライダーの行動範囲を無限に広げてくれる1台だ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:KTM
アドベンチャーに乗りたいけれど、シートが高くて不安だという大人へ
アドベンチャーバイクの堂々たるスタイルに憧れつつも、「シートが高すぎて足つきが不安」「林道より舗装路を走る割合のほうが圧倒的に多い」と、購入をためらっているライダーは多い。休日のツーリングをもっと気軽に、かつ快適に楽しみたい。
そんな悩みをあっさりと解消してくれるのが、KTMが放つ「390 ADVENTURE X」だ。本格的な「R」モデルと同じフレームやエンジンを搭載しながらも、オンロードでの扱いやすさにフォーカス。気負うことなく冒険へと連れ出してくれる、最高のエントリーモデルに仕上がっている。
825mmのシート高とキャストホイールがもたらす絶大な安心感
アドベンチャーX最大のトピックは、大幅に見直された足回りとシート高だ。オフロードを重視した「R」がシート高870mmなのに対し、「X」は825mmへとローダウン。165kgという軽い車体と相まって、信号待ちや渋滞路でも無駄なプレッシャーを感じさせない。
さらに、前後ホイールにはフロント19インチ、リア17インチのキャストホイールを採用。路面状況をダイレクトに伝えてくれる剛性感により、舗装路でのコーナリングやツーリング時の快適性が劇的に向上している。専用セッティングが施されたWP APEX製のサスペンションが、段差などのショックをしっかりと吸収してくれることだろう。
45PSのシングルエンジンと大型スクリーンで、高速道路も余裕のクルージング
心臓部には、最高出力45PSを発揮する389.7ccの水冷単気筒DOHCエンジンを搭載。中速域での豊かなトルクにより、右手の操作ひとつで交通の流れをスッとリードできる頼もしさを秘めている。
大きめのスクリーンによる高いウインドプロテクション効果も見逃せない。高速道路を使った長距離移動では風の抵抗が確実に疲労を蓄積させるが、この装備ならどこまでも走り続けたくなるような余裕のクルージングを提供してくれるだろう。LCDダッシュボードやABSなど、旅を支える機能も抜かりない。
79万9000円で手に入る、自由気ままなアドベンチャーライフ
「オンロードを快適に走りつつ、フラットな未舗装路もためらわずに入っていきたい」。そんな日本の道路事情にドンピシャでハマるパッケージング。これだけ充実した装備を持ちながら、メーカー希望小売価格は79万9000円という抜群のコストパフォーマンスを誇る。
カラーバリエーションはKTMを象徴する鮮やかなオレンジのみで、発売は2026年6月の予定だ。初めてのアドベンチャーとして、あるいは大型バイクからのダウンサイジングとして。390 ADVENTURE Xは、自分のペースで自由に旅を楽しみたいライダーの良き相棒となることだろう。
KTM 390 ADVENTURE X COLOR
KTM 390 ADVENTURE X SPECS
| エンジン型式 | 水冷4ストロークDOHC 単気筒 |
| 総排気量 | 389.7cc |
| 最高出力 | 45PS |
| 最大トルク | 39Nm |
| 変速機 | 6速 |
| ホイール(F/R) | 2.50-19″ / 3.50-17″ |
| ホイールベース | 1464mm |
| シート高 | 825mm |
| 燃料タンク容量 | 約14ℓ |
| 車輌重量 | 約165kg(燃料含まず) |
| カラー | オレンジ(日本導入モデル) |
| 保証期間 | 最長4年間(条件有り) |
| 生産国 | インド |
| メーカー希望小売価格 | 79万9000円(消費税10%込み) |
| 発売予定時期 | 2026年6月 |
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