Facebookグループで繋がった、日本最大のハーレーオーナー「ハーレー乗っている会!!!」。特別な縛りも規則もなく、ただハーレー乗りであることだけが条件だ。意外にも、今まで実際にミーティングを企画したことがなく、今回初めての実験となった模様だ。
●文/写真:ウィズハーレー編集部(森下光紹) ●外部リンク:プロテックス
現在メンバーは全国に4885人!「ハーレー乗っている会!!!」とは?
「ハーレー乗っている会!!!」がフェイスブック上で立ち上がったのは、2011年のこと。発起人の平治(たいら・おさむ)氏は、モーターサイクルグループ特有の決まり事や縛りをほとんど設定せず、フランクにすべてのハーレー乗りがSNS上で集うことができるように、コスチュームの設定やワッペンなどのグッズ製作もしなかった。ただ、メンバー全員に黄色のバンダナを配布し、それを唯一の目印とした。そしてメンバーになるには、本名での登録と、愛車の写真、プロフィールを明確にすることのみを条件とした。
「いい人から素敵な人へ」というのが平さんのポリシーでもあり、バイク乗りとしての品位を重んじるのが、このグループを運営するコンセプトだったのだ。
その平さんは、先日次の世に旅立ってしまい、今回は残されたメンバーが初めて企画したミーティングとなった。
「以前、ツーリングを企画したら、想像以上の台数が集まりすぎて混乱してしまったので、今回は広いパーキングに集うだけという設定にしました」
Facebookだけの告知で、当日何台集まるのかはまったく不明。新型コロナ禍でもあり、富士山麓に集合したのは10数台となったが、参加したメンバー全員で平さんに黙祷を捧げた。
駆けつけたメンバーに、奥様の平節子さんが挨拶をする。「現在のメンバーは、全国に4885人。黄色のバンダナは、色々なことに役にたつはずだからと夫が考えたものです。今後もハーレー乗りの絆が長く続くことを願います」
当日は風もなく快晴で、富士山の山頂までくっきりと見えるという、ツーリングには最高の記念日となった。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
何度見ても息を呑む王者“DALI" スプリンガーフォークをフロントサスペンションにし、ソロシートはボバーサドルに換装。タンクのリフトアップに伴う電装系のシンプル処理(イグニッション移設)など、細部を見[…]
白を選んだのはカワイイから。発表を見てすぐ予約しました! 「かっこいいバイクだなって思って、すぐに予約を入れました」 その姿を初めて見たのは、ウィズハーレー・ユーチューブチャンネルでのヨコハマホットロ[…]
装備を充実させたスペシャルが登場! ハーレーダビッドソンのNEWスポーツカテゴリーは、水冷60度Vツイン「レボリューションマックス」パワートレインを搭載するスポーツスターSとナイトスターという2本立て[…]
やっぱり積んだ最強117エンジン! '23年モデルのハイライトのひとつが、刷新された「ブレイクアウト」の新登場だ。ロー&ロングなストリートドラッガーが、より新しく力強いスタイリングを加えて生まれ変わっ[…]
ROMの電熱グローブがさらに使いやすく、電池残量がすぐ確認できる!! 2020年に販売され人気を博したグローブ「ROM ゼロスグラブ ヒート」。その進化版が2022年秋より販売を開始している。 大きな[…]
最新の関連記事(ハーレーダビッドソン)
ハイパワーだけでなく、本来持つテイスティさを損なわず、より“らしさ”を強調するストロークアップ エンジンを強化する際、排気量アップが効果的なのはたやすくイメージできるだろう。ハーレーダビッドソンはエボ[…]
ベテランカメラマンに「これはアートだ」と言わしめる流麗なフォルム リヤタイヤが路面を蹴り飛ばすかのような、豪快で胸の空く加速フィールはスタートダッシュだけではなく、速度レンジが上がってからもまだまだ続[…]
TRIJYA(トライジャ):カフェレーサースタイルのX500 パンアメリカやナイトスターなど水冷ハーレーのカスタムにも力を入れているトライジャ。以前の記事では同社のX350カスタム車を掲載したが、今回[…]
デイトナを制した伝説のマシンが代官山に出現! 日本が世界に誇るサンダンスハーレーのレーシングマシン「Daytona Weapon I」と「Daytona Weapon II」が、代官山蔦屋書店(東京都[…]
リグニスによるカスタムコンプリートのニューモデル『フリスコスタイル』とは 「これこれっ、これなんだよなぁ」と、エボリューションVツインを知る人はもちろん、もしかしたらハーレーダビッドソンに乗ったことが[…]
最新の関連記事(ツーリング)
時期が合えば水仙と桜の共演も 日本の三大水仙群生地と呼ばれているのが、福井県の越前海岸と、兵庫県の淡路島、そして千葉県の南房総:鋸南町である。鋸南町の水仙は12月中旬から1月下旬が見頃で、2025年も[…]
「お金も時間もありそうなのに、なぜこんな天気の良い日にツーリングにも行かず、用品店に来ているんだろう?」という疑問 都内の某大手バイク用品店の駐輪場にて。今日も「なぜ来ているのかわからない?」ようなバ[…]
愛知県と岐阜県の境に位置する犬山市には、人気釣りスポットの入鹿池(いるかいけ)があります。バス、ヘラブナなどのさまざまな釣りが楽しめますが、冬季は産卵期で身が一番大きくなるワカサギがおすすめ。釣りごた[…]
そこはまさしく“ハーレーバイカーズパラダイス” 年間数多いツーリングを企画しているハーレーダビッドソン埼玉花園は、HOG会員も70名超えという大所帯だが、ふだんのツーリングスタイルは自由気ままなイメー[…]
どんなUber Eats配達員でも必ず持っている装備といえば、スマートフォン。これがなければ、仕事を始めることすらできません。 そんなスマートフォンですが、太陽が強く照っている日に使うと画面が真っ黒に[…]
人気記事ランキング(全体)
チーム・ロバーツの誘いを断った唯一のライダー 年末年始に5泊6日でお邪魔した、アメリカ・アリゾナ州のケニー・ロバーツさんの家。家族ぐるみで仲良くさせてもらっていますが、実は僕、現役時代にケニーさんが監[…]
元々はブレーキ液の飛散を防ぐため フロントブレーキのマスターシリンダーのカップに巻いている、タオル地の“リストバンド”みたいなカバー。1980年代後半にレプリカモデルにフルードカップ別体式のマスターシ[…]
多板式クラッチ構造を知ると、停車時を除いて必要以上にレバーを握っているのがわかる クラッチのレバー操作は、発進はもちろん、ギヤチェンジの度に切ったり繋いだり(放したり)とあまりに頻繁……左手が疲れて嫌[…]
126~250ccスクーターは16歳から取得可能な“AT限定普通二輪免許”で運転できる 250ccクラス(軽二輪)のスクーターを運転できるのは「AT限定普通二輪免許」もしくは「普通二輪免許」以上だ。 […]
1位:ホンダ新型「CB1000」8月時点最新情報まとめ ホンダがCB1000ホーネットをベースに、CB1300の後継機として開発を進めているというウワサの新型CB1000。その8月時点のスクープ情報ま[…]
最新の投稿記事(全体)
2000年代、若者のライフスタイルに合ったバイクを生み出すべく始まった、ホンダの『Nプロジェクト』。そんなプロジェクトから生まれた一台であるズーマーは、スクーターながら、パイプフレームを露出させた無骨[…]
論より証拠!試して実感その効果!! 老舗カー用品ブランドとして知られる『シュアラスター』が展開するガソリン添加剤「LOOPシリーズ」。そのフラッグシップアイテムであるのが『LOOP パワーショット』。[…]
優れたグリップ力とハンドリング性能を誇るスポーツツーリングラジアル ミシュランが大型スクーター向け新型スポーツツーリングタイヤ「MICHELIN POWER SHIFT(ミシュラン パワー シフト)」[…]
「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」の電動バイク! 充電バイクでニッポンを縦断する人情すがり旅「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」。そこで活躍しているヤマハの電動バイク、E-Vinoが青島文化[…]
チーム・ロバーツの誘いを断った唯一のライダー 年末年始に5泊6日でお邪魔した、アメリカ・アリゾナ州のケニー・ロバーツさんの家。家族ぐるみで仲良くさせてもらっていますが、実は僕、現役時代にケニーさんが監[…]