
二輪車のアフターパーツ総合メーカーである株式会社デイトナ(静岡県周智郡森町、代表取締役:織田哲司、以下デイトナ)と、埼玉県小鹿野町(町長:森真太郎)は6月16日、地域の活性化と観光誘客の促進を目的とした「観光パートナー協定」を締結した。「オートバイによるまちおこし」の発祥の地として知られる小鹿野町が、民間の雄であるデイトナの持つ発信力とノウハウを取り込み、次なるステージへと舵を切る。
●文:ヤングマシン編集部 ●BRAND POST提供:デイトナ
バイクの聖地が抱える「次の一手」への課題
秩父盆地の中央に位置する小鹿野町は、関東圏のライダーにとってはお馴染みのツーリングルートだ。幹線道路に挟まれた起伏に富む峠道、ライダーを歓迎する「小鹿神社」、そして名物の「わらじカツ丼」を目当てに、休日には多くのバイクが列をなす。
しかし、その賑わいは限定的なコンテンツに留まっているという課題もあった。日本百名山「両神山」や国指定天然記念物「ようばけ」に代表される豊かな自然や地質遺産、伝統的な「小鹿野歌舞伎」といった町本来の深い魅力が、訪れるライダーに十分に伝わりきっていない現状があったのだ。山間部特有の地域課題を抱える中で、単なる「通過点としてのスポット」から「滞在し、深く楽しむエリア」への深化が急務となっていた。
丸神の滝
民間の知見と地域の熱意が結んだ協定
ブレイクスルーのきっかけとなったのは、地元の協力団体「ウエルカムライダーズおがの」の動きだ。
デイトナはこれまで、ライダーがバイクを楽しみ続けるための地域密着型施策(早朝のライダー誘客を狙う「朝活Cafe!」など)を全国の観光協会等と展開してきた。この実績に注目した同団体が町役場へ働きかけ、小鹿野町からデイトナへのアプローチが実現。協議を重ねる中で、デイトナが持つ強力な情報発信力と誘客の知見が、小鹿野町および秩父地域の観光ポテンシャルを引き出す不可欠なピースであると確信し、今回の協定締結に至った。
観光パートナー協定締結式
観光パートナー協定締結式
今回の協定では、以下の3軸を掲げて相互に連携する。
- 地域活性化に繋がる活動の推進
- 町民と来場客(ライダー)との交流創出
- 自然・歴史・文化を通じたファミリー層へのアプローチ
国内初「巡礼型バイクツーリズム」の構築へ
両者が描くロードマップはすでに動き出している。具体的には、2026年6月1日から5カ所のポイントを巡る「デジタルスタンプラリー」がスタートしているほか、今年度内にはデイトナの人気コンテンツ「朝活Cafe!」の展開も予定されている。
小鹿神社を訪れるライダー
さらに注目すべきは、小鹿神社を中核とした国内初となる「巡礼型バイクツーリズム」の構築だ。「オートバイによるまちおこし発祥の地」という唯一無二のストーリーをブランド化し、SNSの連動強化や、現地でしか手に入らない「おがのブランド」の新たなサービス・商品の創出を目指すという。
マナーある「ジェントルな交流」がもたらす地方創生の形
単にバイクを呼び込むだけでなく、「ジェントルなライダーが集う場」を目指すと言明した点が興味深い。地域住民との摩擦を避け、文化や自然をリスペクトする成熟したライダー文化を小鹿野町から発信できるか。メーカーと自治体がタッグを組んだこの試みは、全国の地方自治体が注目する「バイクツーリズム」の新たなバイブルとなる可能性を秘めている。
※本記事はデイトナが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。









