
嬉しすぎるビッグニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンが5月5日に開催した第1四半期決算発表で明かした新たな成長戦略『Back to the Bricks』の中に、スポーツスターの復活が含まれていることがわかった。1万ドル前後、日本円で約150万円という戦略的な価格帯についても言及されているぞ!
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部)
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が!
大人気のハーレー、空冷スポーツスターがついに帰ってきそうだ!
空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「BACK TO THE BRICKS」を公開。その中で、2027〜28年モデルとして空冷スポーツスターを復活させる方針を明かした。
公開された資料でまず目を引くのは「THE RETURN OF SPORTSTER」の文字。そして「Air-cooled engine」(空冷エンジン)という明確な記述である。
ビジュアルにある車体シルエットは、2004年に登場したラバーマウント世代のスポーツスターを強く想起させるもので、歓喜の涙すらこぼれそうだ。
現在のスポーツラインには、水冷Vツイン「Revolution Max」を搭載する『Sportster S』が存在する。しかし今回示されたのは、それとは明らかに違う。ハーレーらしい鼓動感と独特の存在感で愛され続けた、あの空冷45度Vツインの系譜が再び戻ってくる。
日本市場において空冷XLスポーツスターは、国内販売台数の約4割を占めるほどの人気を誇った絶対的な主力モデルだった。2022年に限定発売した『XL1200X フォーティーエイトファイナルエディション』を最後にその歴史にひと区切りが打たれたが、今なお支持は根強い。
コンディションが優れる中古車には高値が付き続けており、その価値はむしろ高まっていると言っていい。
そこへきてさらに注目したいのが、価格設定についても言及されていることだ。「手頃な価格帯」として1万ドルという数字が示されている。
日本円で150万円前後となれば、かつて“883”が担っていた“ハーレーへの入口”としての役割を再び担うことになる。そしてそれだけでなく、熱きファンたちもこぞってディーラーへ足を運ぶことになりそうだ!!
油冷シングル“SPRINT”も登場!
1万ドル未満(150万円以下)で登場する可能性の軽量エントリーモデル『SPRINT』。
『Back to the Bricks』の取組みを後押しする計画の1つとして、空冷スポーツスターの復活に加え、新たな軽量エントリーモデル『SPRINT』の投入計画も明らかになった。
1万ドル未満、つまり150万円を切る価格帯が示されており、公開されたシルエットからはインド市場などで展開される油冷単気筒エンジンを積む『X440』をベースとした派生モデルとなる可能性が高そうだ。
アエルマッキハーレーの時代に存在した伝統のネーミングが、ニューモデルで復活することもワクワクするではないか!
油冷シングルエンジンを積むSPRINTも投入される見込み。
戦略の5つの柱
戦略の発表にあたり、ハーレーダビッドソンの社長兼 CEO であるアーティースターズは次のように述べている。
「123年以上にわたりモーターサイクル業界を定義してきたハーレーダビッドソンは、今なお世界で最も象徴的で尊敬されるブランドの一つです。『Back to the Bricks』は当社の中核的強みと競争優位を基盤に、ライダーの情熱を原動力として、当社、ディーラー、株主にとって収益性の高い成長を実現するものです」
「この進化の新たな章はすでに始まっており、初期の成果が今後の大きな成長機会への確信を強めています。私たちはブランドを特徴づけるクラフトマンシップと情熱へのコミットメントを維持しながら、すべてのステークホルダーに価値を提供していきます」
『Back to the Bricks』戦略の5つの柱は次の通りだ。
●ハーレーダビッドソンの競争優位とレガシーへの再認識
アイコニックなブランド、多様で力強い収益チャネル、そして業界屈指のディーラーネットワークを成長基盤とする。
●専売ディーラーネットワークへの再コミット
ディーラーは重要な競争優位。2026年に収益性を倍増し、さらに2029 年までに再び倍増させる計画とする。
●勝ち得る領域でのシェア伸長
新車・中古車、パーツ&アクセサリー、アパレル&ライセンシングといった既存市場における強みを活かして、信頼性・規模・顧客との深い結びつきを武器に、シェア伸長と販売増加を目指す。
●財務体質の強化
すでに進行中のコスト削減および組織再編により、フリーキャッシュフローおよび EBITDA マージンの向上を図る。
●経営チームの強化
新しい視点と組織経験をバランスよく取り入れたリーダーシップ体制を整備する。
今回は速報でお伝えした!
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