創業120周年の節目を迎え、アニバーサリーモデルや新型の登場をファンらが期待し、関心が高まっていたハーレーダビッドソンの2023年モデルがついに発表となった。ウィズハーレーではデビュー10周年のブレイクアウトに何かが起きると予想していたが、1923ccエンジン搭載を的中させたぞ!
●文:ウィズハーレー編集部
やっぱり積んだ最強117エンジン!
’23年モデルのハイライトのひとつが、刷新された「ブレイクアウト」の新登場だ。ロー&ロングなストリートドラッガーが、より新しく力強いスタイリングを加えて生まれ変わっている。
注目はなんといってもVツインエンジン。1923ccもの排気量を誇る最大最強のミルウォーキーエイト117を積み、エルボー型のヘビーブリーザー・ハイフローエアクリーナーをセットしている。
これにより最高出力102HP、最大トルク168Nmを発揮。ミルウォーキーエイト114を積む’22年モデルより最高出力は8HP、最大トルクでは13Nmもの向上を果たした。
予感のあった大進化!
ブレイクアウトはハーレーの中核を担うクルーザーセグメントにおいて屈指の人気を誇り、今やラインナップに欠かせない存在となっている。初代は’13年式のCVOに設定されたFXSBSEで、当時最大排気量となる1801ccのツインカム110Bエンジンを唯一ソフテイルシャーシに搭載した。リヤに超ワイドタイヤを履くスタイルは、カスタムトレンドを見事なまでに反映したもので、一躍人気モデルに。
ウィズハーレーではデビュー10周年の’23年モデルで、フルモデルチェンジが敢行されると読み、期待を込め夢を膨らめせたイメージをCG(コンピュータグラフィックス)によって具現化した。アメリカンマッスルカーを想起させる「プロストリート」を車名に冠した’16年式CVO FXSEからヒントを得て、ビジュアルをつくった「プロストリートブレイクアウト117」だ。
今回、ディテールこそ的中とはならなかったものの、排気量1868ccだったミルウォーキーエイトエンジンの心臓部を1923cc化し、ハイフローエアクリーナーを組み合わせる部分は予想が当たったことになる。
足まわり&タンクを刷新
そして、大径21インチと存在感のあるフロントの足まわりには、26本の細く美しいスポークを持つ「ルーレットホイール」を新たに採用。美しいクロームで仕上げた車体各部と、コーディネイトされているのも見逃せない。
注目すべきポイントはまだあり、燃料タンクが大きくなっているのだ。’22年モデルでは容量は13.2リットルほどでしかなかったが、新型では5ガロンタンク=18.9リットルに容量を増やし、航続距離を伸ばしている。
カラバリは4色
充実のカラー設定となり、車体価格は326万4800円からとなった。人気沸騰間違いなしで、欲しい人はハーレーダビッドソンジャパンの正規ディーラーで予約を急がなければならないことは、言うまでもない。
動画(走行シーンもあり)はコチラ
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