
国内外の有名ブランドツールやプロメカニック御用達の工具を豊富に取り扱う神奈川県横浜市の「ワールドインポートツールズ横浜」。同店がおすすめするガレージで便利なグッズを8点紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ワールドインポートツールズ横浜
- 1 ツールトローリー:シースルーで中身が見やすく、折り畳めばコンパクト収納が可能
- 2 ツールトレイ:ガレージの壁やツールチェストの収容能力を簡単に拡張できるマグネット式
- 3 折り畳みシート:ガレージでもアウトドアでも活躍。ひねってロックするだけで高さを調整可能
- 4 ピンチオフプライヤー:グリップを握ると開かないセルフロック式でガソリンやエアーホースをピタリと止める
- 5 張り付いたガスケット剥がしに使える幅広刃が魅力の強力ナイフ
- 6 電気がなくてもハンダ付けできる、高温自慢のガス式ポータブルキット
- 7 バルブコアショートスクリュードライバー:着脱時に落としやすいバルブコアをスプリングで確実にキャッチ
- 8 【注目】ワールドインポートツールズ店頭ではトルクレンチとエアーゲージが測定できる
ツールトローリー:シースルーで中身が見やすく、折り畳めばコンパクト収納が可能
据え置きタイプのロールキャビネットに対して、作業場所に工具を引き寄せるツールトローリーはヨーロッパでポピュラーなスタイル。ワールドインポートツールズがベータ(BETA)社に特注したホワイトが印象的なトローリーは、2段のトレーを押し下げるとコンパクトに折りたためるのが特長だ。
【ベータ ツールトローリー ホワイト C27S】●価格:6万5780円
2段の引き出しは上に空間があるので、工具を確認しやすく、背の高いアイテムの収納にも適している。両端に6カ所のトレーを備えた天板は、軽作業時に作業台として機能する。左右のハンドルは押し歩きに便利で、写真のように折り畳めば車のトランクにも積み込みやすい。
幅765×奥行395×高さ995mmで、折り畳むと高さが570mmになる。複数のメカニックが使用できるよう、トレーはどちらにも引き出せるようになっている。ロックするとトレーが上がらなくなり、セキュリティ面も安心。
ツールトレイ:ガレージの壁やツールチェストの収容能力を簡単に拡張できるマグネット式
作業に必要な工具をツールキャビネットから取り出し、手元でまとめる際に便利なシグネット(SIGNET)のツールトレイ。堅牢なスチールトレイに取り付けられたφ70mmの強力マグネットにより、メンテリフトや車体の金属部に貼り付けて使えるのが特長。使用状況に応じてマグネットステーの角度を変更できて、使い勝手が良い。
【シグネット 角度調整マグネットトレイ 54590/54591】●価格:2332円(左)/4180円(右)
マグネット2個で支える大サイズは幅280×奥行200×深さ30mm、1個で支える小サイズは幅150×奥行70×深さ30mm。マグネットはラバープロテクター付きで、塗装面も傷つけにくく、不用意にトレイの角度が変わって工具や部品が落下しないよう、ステーは7カ所でロックできる。車のエンジンルーム内の整備でとても便利。
折り畳みシート:ガレージでもアウトドアでも活躍。ひねってロックするだけで高さを調整可能
円錐形の樹脂パネルがアコーディオンのように伸縮する、ヴィムツール(VIM TOOLS)の軽量な折り畳みシートは、使わない時はガレージの壁に掛けて収納できるコンパクトさが特長。さらに座面の高さを12段階に調整できるので、作業内容に応じて無理のない最適な姿勢を取れるのも魅力だ。
【ヴィムツール 拡張式レースデイシート RDS1G】●価格:6578円
2つの穴に指を入れて、両面をひねりながら引っ張ると蛇腹状の足部分が伸び、反対向きにひねるとロックして耐荷重110kgのスツールになる。およそ40mmごとに高さを調整でき、座面は最高450mmまで上昇する。ペール缶のシートは使わない時にかさばり邪魔になることもあるが、このシートならスペースを有効に使える。
ピンチオフプライヤー:グリップを握ると開かないセルフロック式でガソリンやエアーホースをピタリと止める
燃料ホースや冷却水ホースを抜く際に、無駄な流出を防ぐためあらかじめ閉塞しておくプライヤー。ピンチ部分はグリップを握るだけで自動的にロックするので、確実に遮断できる。このロックは無段階で機能するので、緩すぎたり潰れすぎたりすることなく閉じられる。
【WIT アングル型ピンチオフプライヤー CH0803/0804】●価格:9インチ2948円/5インチ2310 円
9インチは全長230mm/全開幅約37mm/ピンチオフ部約55mm。5インチは全長130mm/全開幅約23mm/ピンチオフ部約32mm。ガングリップは狭い場所でも使いやすく、燃料タンク側にコックがない機種では必需品。
張り付いたガスケット剥がしに使える幅広刃が魅力の強力ナイフ
モンキーレンチで有名なバーコ(BAHCO)は、スウェーデン鋼を使用したノコギリの刃の生産で事業を拡大したメーカーで、高品質な刃物はプロユーザーの信頼も厚い。ナイフとチゼル(タガネ)の機能を兼ね備えたこの製品は木工用だが、100mmのブレードはガスケットの剥離にも使える!!
【バーコ ナイフ&チゼル SB-2448】●価格:1650円
樹脂製の専用ホルスター付きで、スクレーパーやナイフのように使える横刃に加え、ハンマーでグリップ後部を叩くと先端の刃がノミとして機能する。カッターナイフやスクレーパーより刃が厚く強度が高い。
電気がなくてもハンダ付けできる、高温自慢のガス式ポータブルキット
コンセントのないガレージや、延長コードが届かない場所で電気メンテを行う際に重宝する、エスコ(ESCO)のコードレス半田ごて。チップ先端温度は最高550℃まで上昇するのは、ガス式ならではで、付属のホットナイフやヒートブロアに交換すれば半田づけ以外の作業にもマルチに使える。
【エスト ガス式半田ごてキット EA304ZH】●価格:7040円
グリップ後部から専用のブタンガス(税込748円)を注入して点火し、作業に適した温度になるよう、アジャスターでガス量を調整する。電気式の半田ごて換算で25~80W程度の能力。こて先はφ1mmと細く、繊細な電気作業にも適している。
【WIT ヘルプハンズ】空中に浮かせた配線を慌てて半田づけすると流れ込み不良になることもあるが、配線の両端をクリップで位置決めできる。一度使うと止められなくなる優れモノだ。●価格:2475円
バルブコアショートスクリュードライバー:着脱時に落としやすいバルブコアをスプリングで確実にキャッチ
タイヤ交換でバルブコアを取り外す際、ムシ回しで緩めたコアが内圧で吹き飛ばされて慌てることがある。そんなアクシデントを防ぐため、バルブコアの先端部分を保持するロックリングが付いているのが、このドライバーの特長だ。全長が48mmと短く、ブレーキローターとの干渉も避けられる。
【ベータ バルブコアショートスクリュードライバー 986 48】●価格:2530円
ドライバーを軽く押しつけるだけでカチッとロックして、バルブコアを緩める際にタイヤ内部の空気が吹き出しても、外れる気配は微塵もなく作業できる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
ケーブルレイアウトが変な感じ!? だったら修正 このカワサキ バリオス、モトメカニック編集部ガレージにやって来るかなり前、メーターギヤが壊れて交換した際に、適合する純正部品ではなく、おそらく適合外モデ[…]
3年ぶりの開催で過去最高の参加者を記録 2004年に第1回が開催されて以降、’80年代のバイクにこだわるライダーから圧倒的な支持を受けて開催されてきた「80’sミーティング」。CB750フォアやZなど[…]
手持ち式で200〜500℃の範囲で1℃刻みの温度調整が可能 goot(グット)ブランドで知られる太洋電機産業の「デジタル温調はんだこてPX-280/280E」は、ステーション型と呼ばれる製造現場向けは[…]
レストア/カスタム/未再生を問わず、10回目のヤマハミニミーティングで“またがり系"の魅力を実感 バイクメーカーがニューモデルの開発を海外市場を含めて行わなければならない現在、存在感が薄くなりつつある[…]
4連バキューム調整でアイドル安定。吹けもヨシ! 前編ではキャブレターを分解/洗浄し、一部のジェット類の交換を行った。今回の後編では、スロットルの開け締めで動きがイマイチな点をまず改善する。 問題がある[…]
最新の関連記事(工具)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
動きが渋い鍵穴に潤滑剤はNG! ・・・の前に ちょっと前に「キーの回りが渋くなってきた鍵穴に、潤滑剤を吹きつける(注入する)のはNG!」という情報がネット上で広く流れました。その理由は一時的に動きが滑[…]
フレーム/スタンドの別体構造と自在キャスター装備で自由に移動できる 向山鉄工のオリジナル製品である「ガレージREVO」は、バイクスタンドに自在キャスターを取り付けることで、スタンドアップしたバイクを前[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
旧車の開発に使われた”鉱物油”にこだわる 1992年に創業した絶版車ディーラーのパイオニア・ウエマツ。販売だけでなく、整備にも徹底して力を注いできた同社がそのノウハウをフィードバックし、旧車に特化した[…]
シュアラスターの「バイク洗車図鑑」 バイクが違えば洗い方も変わる! 車種別の洗車情報をお届けするシュアラスターの「バイク洗車図鑑」、今回は大ヒット街道まっしぐら、女性人気も高いホンダ「レブル250(S[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
人気記事ランキング(全体)
【ご注意】本記事は、エンジンオイルの過剰注入がエンジンに与える影響を確認するための実験であり、一般使用車両での実施や再現を推奨するものではありませんのでご了承ください。 オイルの規定量は守らなくちゃイ[…]
その姿、まるでGB400TT MkIIの正統後継者! 欧州ホンダは、2025年も例年通りカスタムコンテスを開催。これは正規ディーラーがホンダ車をベースにカスタムを手がけ、オンライン投票で最優秀マシンを[…]
実は”ホンダエンジン”時代からの愛車だった マンセルがF1のパドックで乗っていたのは、ホンダのダックス70(CT70)でした。1988年モデルとも、1987モデルとも言われていますが、いずれにしろ当時[…]
フェイスリフトと前後サスペンションの再設定 ホンダが「XL750トランザルプ」の国内2025年モデルを発売する。CB750ホーネットに似た2眼ヘッドライトを新たに採用し、センターダクトを設けたウインド[…]
2ストレプリカの原点にして、TZRへの橋渡し役だったRZシリーズ 最後の2ストロードスポーツを作るという情熱が込められ、1980年に登場したRZ250。同車が「最後」と言われたのは、環境問題も絡めて今[…]
最新の投稿記事(全体)
1位:CB400FOURは前期型→後期I型/II型でなにがちがう? 1974年に初登場したホンダCB400フォアは、初代とそれ以降でなにが違うのかを紹介した。ご存じ初代モデルは全車408ccのために発[…]
“Neo Retro”ロードスポーツ:2016年モデル 発売は2016年4月15日。現代的ストリートファイターのMT-09をベースに、アルミタンクカバーなど金属の質感を活かした専用外装などでネオレトロ[…]
2003年モデル概要:MotoGP直系の先進技術を取り入れたSSとして登場 2003年当時、最先端のMotoGPマシンだった「RC211V」で培った先進技術とスタイリングを随所に取り入れ開発された。初[…]
歴史的な価値のあるパーツに使われることが多いマグリコート ホイールやエンジンカバー、といっても一般的な市販モデルではなく、アフターマーケットパーツやレース用のホイールやカバー類に使われることの多い、マ[…]
ネオクラシックながら”新しさ”で対抗 ヘリテージやネオクラシックと呼ばれるカテゴリーで、登場以来絶対的な人気を誇るカワサキのZ900RSシリーズ。現代スポーツネイキッドをベースに、名車Z1を絶妙にアレ[…]
- 1
- 2