納車直後の新車だから、メーカー純正指定オイルに交換? 一方で、最初から高性能エンジンオイルを使うという選択肢<スーパーゾイルで楽しいバイクライフ>

サンデーメカニックがリピーターとなって、使用前後の違いがクチコミで広がり、新旧モデルを問わず数多くのバイクユーザーに注目されているエンジンオイル添加剤がスーパーゾイル。エンジンオイルの違いが体感性能となって現れる事実は、ベテランライダーなら誰もが経験したことがあるはず。4サイクルエンジンにとって最も重要な定期メンテナンスがオイル交換だが、新車当時から高性能エンジンオイルを使う選択肢も考えてみよう。果たして、どのような効果を得られるのだろう。ここでは、新車購入後初のオイル交換を、メグロS1で実践してみた。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●BRAND POST提供:パパコーポレーション
新車こそ走行開始直後のエンジンオイルが汚れやすい
時代は巡りに巡って流行は変わるものだ。その傾向は、商品デザインの世界でも同様で、昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わり、現在では、懐かしの昭和レトロデザインが見直されている。令和に入り、バイクの世界でいち早くレトロ指向を打ち出したのがカワサキである。
1960年に技術提携し、1964年には当時のカワサキ航空機工業が、完全吸収合併した日本最古のバイクメーカー、それが目黒製作所である。大戦中にも疎開工場でバイク生産が続けられ、戦後の復興期にもメグロは愛され、高度経済成長期は、純国産車として日本を代表するビッグバイクメーカーへと大きく成長。
その証拠に、公用車両や白バイに数多くのメグロが採用されている。それ故に、メグロに憧れたファンは数多く、圧倒的な存在感を誇るバイクメーカーとしても認識されていた。500cc単気筒エンジンのスタミナZ7や500cc2気筒エンジンを搭載したスタミナK1。その後継モデルにあたるカワサキメグロK2。そして排気量を624ccにスープアップしたのが、カワサキ650W1だった。
そんなカワサキメグロ時代のビッグツインをリスペクトし、先行で発売されたのがメグロK3。さらに軽二輪クラス用として登場したのが、230cc単気筒エンジンを搭載したメグロS1である。1970年代以前のバイクを知るライダーにとっては、間違いなく懐かしさを感じ、ホッとする印象を持つのがメグロシリーズと言えるだろう。
そんな話題のモデルを新車購入したのが本誌スタッフのバイク仲間。納車後、走行250kmを超えたので
「エンジンオイル交換」を提案した。えっ!? 新車でしかも走行250km程度なのに、オイル交換が必要なの? そう考えるライダーも多いはずだ。
おそらく新車なのだから、初回1000km点検時にオイル交換すれば良いのでは……。しかし、現実的には新車こそ走行開始直後のエンジンオイルが汚れやすい。「ナラシ運転」という言葉があるが、ナラシの時こそ金属摺動部に擦れが生じやすく、それ故に、エンジンオイルが汚れやすいのだ。
特に、メーカーを問わず海外生産体制に移行してから、海を渡ってきた車両は、以前と比べて新車初期のエンジンオイルが汚れやすい傾向だと思う。あくまで個人的な見解だが、オイル交換と同時にオイルフィルターを交換すると、その汚れ方に驚いてしまうことが何度もあった。メグロS1でも同じ傾向だった。
「新車だからこそ早めにオイル交換を行い、より良い条件でナラシ運転を進めていきたい」それが理想的だろう。そんな状況だからこそ、スーパーゾイルやスーパーゾイル成分をあらかじめ添加しているエンジンオイルを使いたいものだ。
金属摺動が連続的に起こるエンジンでは、その際に発生する抵抗によって摩擦熱が必ず発生する。その摩擦熱に反応して金属化合物が形成され、金属表面を平滑にしてくれる効果を持つのがスーパーゾイルなのだ。そんな効果から、摺動抵抗を低減し、メカノイズを減らす効果も同時に得ることができる。
肉眼ではピカピカに輝いているような金属表面でも、顕微鏡レベルで凝視すると、想像以上のキズでただれていることが実は多くある。だからナラシ運転時にこそ、高い効果を得られるのがスーパーゾイルであり、ゾイル成分が配合されたエンジンオイルでもあるのだ。
冷間始動時には、暖機運転をしっかり行い、無理にエンジンを回さないのが鉄則である。また、トランスミッションに関しても、エンジン回転の高まりを押さえたいがために、発進直後から早々にトップギヤホールドで走行するライダーがいるが、ローからトップまでの各ギヤを満遍なく利用して走り、ミッションギヤそのもののナラシ走行も心掛けると良い。そんな可動部分のナラシ促進に於いても、スーパーゾイルの利用が効果的である。
ドライブチェーングリースの塗布量が少ない近年の新車だが(メーカーを問わず)、ここではオイル交換と同時にスーパーゾイルチェーンルーブを塗布した。オイル交換前にはエンジン暖機して、オイルを温めて抜けやすく段取りするが、同じようにドライブチェーンも試運転後にグリース注油するのが良い。
暖機走行時にチェーンが温まり、スプレーグリースを吹き付けた際に、チェーンリンクの奥まで浸透しやすくなるからだ。そんな作業ノウハウによって、スーパーゾイル効果を理想的に得ることができる。
【シンセティックゾイル 10W-40 油膜+金属表面再生(100%化学合成オイル)】スーパーゾイル成分を高度な技術で配合し、優れた油膜特性と浸透性、さらには金属表面再生効果によって、より一層高いエンジン保護性能を発揮するのが100% 化学合成の4 サイクルエンジン用シンセティックゾイル。低温域から高温域まで、幅広いレンジをカバーする潤滑性能を誇り、2 輪車はもちろん4 輪車でも高性能を発揮。オイル粘度は10W-40を採用している。高温になりがちな空冷エンジンにも適している。●価格:1000ml◎4730円 / 4000ml◎1万8480円
【スーパーゾイルチェーンルーブ(金属表面再生剤配合・スプレーグリース)】ドライブチェーンに直接吹き付けることで、潤滑性能を向上させる高性能チェーングリース。ドライブチェーン及び前後スプロケットの寿命を延ばすことでも好評だ。一般的に利用されるグリース代わりとしても使い勝手が良く、特に、ブレーキやクラッチレバーヒボット、ブレーキペダルピボット部の潤滑では、スプレー式なので部品を分解することなくノズルで患部付近へ直噴できる。とにかく使い易く、リピートユーザーも数多い。●価格:220ml◎2200円
メーカー出荷される段階では、チェーングリースの塗布量が少ない傾向( カワサキ車に限らず各メーカー同様) なので、スーパーゾイルチェーンルーブを吹き付けた。
エンジンオイル交換作業開始
メインスタンドの装備が無いメグロS1なので、作業はサイドスタンドで行う。まずはエンジン底部の汚れを洗浄後、ディープソケットレンチ+ハンドルでドレンボルトを緩める。
排出オイル用のトレイを下に置いてからドレンボルトを取り外そう。エンジンが熱い状況の作業は避け、ある程度冷えてから作業開始。冷間時は暖機運転から始めよう。
エンジンオイルがトレイに向けて落ち始めたら、フィラーキャップを取り外そう。通気によってオイル落ちがスムーズになる。キャップのOリングは定期的に交換しよう。
クラッシュタイプのガスケットではなく、昔ながらのアルミ製ガスケットワッシャーが使われていた。ガスケットワッシャーは新品に交換し、ボルトのネジ部汚れは洗い流そう。
進行方向右側前方のケースカバーを取り外し、内側にある円形のフィルターカバーを取り外すことで、ろ紙式フィルターを交換できる。走行浅なのに、汚れが目立つ。
オイルフィルターを取り外すと、裏からサポートスプリングがポロッと落ちた。フィルター内には残留エンジンオイルがあるので、ウエスやティッシュで拭き取ってクリーニング。
フィルターカバーはパーツクリーナーで洗浄しよう。特に、オイル通路内に吹き付け洗浄してエアーブローするのが良い。フィルター交換時はガスケットのOリングも要交換だ。
ろ過後のエンジンオイルが流れ込む中央の通路を指先で閉じて洗浄することで、通路内を効率良く洗える。洗浄後はエアーブローもしくは乾燥を待ってから復元しよう。
スプリングホルダーがフィルターケースの奥壁にあるが、サイズが合わずにセットできない。スプリングの片側へグリースを塗ってホルダーへ仮接着。将来的には対策される!?
本来ならこの位置にスプリングをセットしても落下しない微妙なクリアランスがあるのだが、メーカーの組み立てラインでもグリースを塗布して仮固定していた形跡があった。
新品オイルフィルターと取り外した古いオイルフィルターを比べると理解できるが、新車当時こそ汚れやすい=早めのオイルフィルター交換が、間違いなく必要かつ重要だと思う。
古いオイルを抜き続けている間にオイルフィルターを交換し、それから新エンジンオイルを注入しよう。ドレンボルトのガスケット座と周辺をウエスで拭き取りキープクリーン。
ガスケット交換してドレンボルトを締め付けてから、エンジンオイルを注入する。使用量1リットル程度なら直接注入しても良いが、使いやすいジョウゴがあると便利だ。
車体を直立にしてから点検窓のレベル範囲中央付近までオイルを注入。その後、エンジン始動してアイドリングさせ、エンジン停止後にオイル量を合わせるために追加注入しよう。
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