
2020年に登場した初代CT125・ハンターカブ(JA55)。キルスイッチの標準装備など独自の魅力を持つこの名車を、純粋なマニュアルスポーツバイクへと進化させるカスタムパーツが株式会社コーケンのブランド「EVATEK」から登場した。遠心クラッチ機構をキャンセルし、100%ライダーの意思で駆動をコントロールできる「遠心クラッチキャンセラー」だ。本格的な走りを求めるオーナー必見のアイテムを紹介する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:コーケン
キルスイッチを備える初期型JA55。根強い人気を誇る初代ハンターカブ
2020年6月に発売され、瞬く間に大ヒットモデルとなった初代CT125・ハンターカブ(JA55)。現行モデルとなるJA65型とは異なり、手元でエンジンを停止できるキルスイッチを標準装備しているのが特徴だ。
また、52.4×57.9mmのボア・ストローク比を持つ124ccエンジンを搭載しており、現行モデルよりも低速域での力強いダッシュ力と高回転まで引っ張る乗り方が味わえる。中古車としてもこなれてきており、自分好みのスポーツマシンへ鍛え上げたいと考えるオーナーは少なくない。
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自動接続機構を排除。100%マニュアル操作が生み出すダイレクトな駆動感
「もっとダイレクトな操作感が欲しい」「押し掛けも含め、普通のマニュアルバイクのように操りたい」というライダーの要望に応えて開発されたのが、この遠心クラッチキャンセラー。純正の自動接続機構を完全に取り除くことで、クラッチワークとスロットル操作が100%直結する仕組みだ。カブシリーズ特有のファジーな繋がりがなくなり、純粋なスポーツバイクのようなダイレクトな駆動感を手に入れることができる。
林道走行で威力を発揮。半クラッチを駆使したトラクションコントロールが可能に
遠心クラッチをキャンセルする最大のメリットは、ライダー自身による細やかなクラッチ操作が可能になる点。特に未舗装路や林道走行において、半クラッチを使った意図的なトラクションコントロールが行える恩恵は非常に大きい。
後輪への駆動力をシビアに調整でき、悪路での走破性やスポーツライディングの楽しさが飛躍的に高まる。単なる改造の枠を超え、CT125を新たなスポーツマシンへと進化させるカスタムと言える。
クロスミッションとの併用でさらなる進化。段階的に楽しめるステップアップ構造
このパーツは、既存のマニュアルクラッチ化キット(EVT-5186)装着車を対象とした専用設計となっている。さらに、別売りの「5速クロスミッション(EVT-5179)」と組み合わせることも可能。このフルチューン構成を構築すれば、パワーロスを極限まで抑えた理想的な駆動系が完成する。一気にすべてのパーツを組み込むだけでなく、段階的に愛車を進化させていく楽しみも味わえるというわけだ。
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愛車をスポーツマシンへと変える4万円弱
本格的なミッションカスタム文化を提案するEVATEKの「遠心クラッチキャンセラー」は、2026年5月末の発売予定。価格は38,500円(税込)に設定されている。乗り慣れたJA55ハンターカブに新たな刺激を求めたいライダーにとって、クラッチ操作の楽しさを蘇らせてくれるこのアイテムは、間違いなく有意義な投資となるはずだ。
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