
いよいよ真夏のツーリングシーズンに突入する2026年7月。各メーカーからライダーの心を揺さぶる魅力的な新型モデルが続々と投入される。本記事では、4年ぶりの復活を遂げたスズキの最高峰スーパースポーツから、日常を支える最新の電動スクーター、そしてスーパーチャージャー搭載の超高級クロスオーバーまで、この期間に見逃せない最新バイクを時系列順に紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部
7/1:ビモータ「TESI H2 TERA」
カワサキ「Z H2」譲りの200PSスーパーチャージドエンジンと、ビモータ伝統のハブセンターステアリングを融合させた究極のクロスオーバー。ノーズダイブを抑える独自のステアリング機構が、圧倒的なパワーを優雅に操る安心感をもたらす。ボディワークはドライカーボン製で、オーリンズ製サスや専用アクラポヴィッチマフラーなど一流パーツを惜しみなく投入。イタリアの職人が手組みする638万円の走る芸術品である。
【ビモータ TESI H2 TERA】主要諸元■全長2125 全幅910 全高1390 軸距1455 シート高820(各mm) 車重244kg ■水冷4ストローク並列4気筒スーパーチャージドエンジン/DOHC4バルブ 998cc 147.1kW(200PS)/1万1000rpm 137.0N・m(14.0kgf・m)/8500rpm – 燃料タンク容量19L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:- ●価格:638万円 ●発売日:2026年7月1日
アドベンチャー特有の「ノーズダイブの恐怖」を過去にするハブステア 背が高くサスペンションのストローク量が長いアドベンチャーバイクは、ツーリングで快適な反面、ハードブレーキング時にフロントが大きく沈み込[…]
7/7:ヤマハ「XMAX ABS」
250ccフルサイズスクーターの決定版に、待望の2026年モデルが登場。電動スクリーンやガーミン製ナビを表示できる横2連メーターなど、ツーリングの疲労を激減させる極上の快適装備はそのまま継承されている。今回新たに、レースの血統を感じさせるスポーティなブルーと、都会的なマットダークグレーの2色が追加された。モーターサイクル型の足回りと23PSのエンジンが生む、妥協なきスポーツ性能も健在である。
【ヤマハ XMAX ABS】主要諸元■全長2180 全幅795 全高1410 軸距1540 シート高795(各mm) 車重183kg ■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 249cc 23ps/7000rpm 2.4kg-m/5500rpm Vベルト無段変速(オートマチック) 燃料タンク容量13L ■タイヤサイズF=120/70-15 R=140/70-14 ●色:マットダークグレーメタリック9、ディープパープリッシュブルーメタリックC、ブルーイッシュグレーカクテル2、ブラックメタリック12 ●価格:73万7000円 ●発売日:2026年7月7日
ツーリングの「迷子」と「風の疲労」、最新のXMAXがすべて解決する 「知らない道へのツーリングはスマホのナビ頼りだが、画面が小さくて見づらい」「高速道路を使った長距離移動は、風圧による疲労がしんどい」[…]
7/11:カワサキ「Z650 S」
扱いやすさで定評のあるミドルネイキッドが、よりワイドで力強い「凄み」スタイリングへ一新。車重わずか190kgという400ccクラス並みの軽快なボディと805mmのシート高が、渋滞路でもプレッシャーのない日常を提供する。前後シート形状の見直しによる快適性向上や、スマホ連携ナビ対応のTFT液晶メーター、トラクションコントロールの搭載など、週末の長距離ツーリングを極上にするアップデートが満載である。
【カワサキ Z650 S】主要諸元■全長2055 全幅805 全高1080 軸距1410 シート高805(各mm) 車重190kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 50kW(68PS)/8000rpm 63N・m(6.4kgf・m)/6700rpm 常時嚙合式6段リターン 燃料タンク容量15L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●色:メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックフラットスパークブラック ●価格:107万8000円 ●発売日:2026年7月11日
大型バイクの重さに疲れた大人へ。190kgの軽快ボディが日常を変える 迫力あるネイキッドに乗りたいけれど、取り回しの重さに疲れてガレージから出すのが億劫になっている。そんな悩みを持つライダーにこそ、Z[…]
7/17:スズキ「GSX-R1000R」
排出ガス規制の波で国内ラインナップから姿を消していたスズキのフラッグシップが、4年の沈黙を破りついに復活。ユーロ5+規制をクリアしつつバイオエタノール混合の「E10ガソリン」にも対応した新エンジンは、最高出力190PSを発揮する。リフトリミッターなどを統合した最新の電子制御「スマートTLRシステム」が極限の走りを支えるほか、日本仕様専用でETC2.0を標準装備し、戦略的な価格を実現している。
【スズキ GSX-R1000R】主要諸元■全長2075 全幅705 全高1145 軸距1420 シート高825(各mm) 車重203kg ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 999cc 140kW(190PS)/1万3200rpm 108N・m(11.0kgf・m)/1万1000rpm – 燃料タンク容量16L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=190/55ZR17 ●色:パールビガーブルー/パールテックホワイト、キャンディダーリングレッド/パールテックホワイト、パールイグナイトイエロー/マットステラブルーメタリック ●価格:237万6000円 ●発売日:2026年7月17日
規制をクリアし、E10ガソリンにも対応した新エンジン 「最新の厳しい規制に対応すると、エンジンの吹け上がりやパワー感が損なわれてしまうのではないか」。そんなライダーの不安を、スズキの技術陣は真っ向から[…]
7/17:ヤマハ「GEAREV / NEWS GEAREV」
宅配やビジネスシーンを支える名車「ギア」の血統を受け継ぐ次世代EVスクーター。ホンダ製着脱式バッテリーを2個直列搭載し、リアデッキに30kgフル積載した状態でも傾斜12度の坂をグイグイ登る極上のトルクを発揮。狭い路地での切り返しを劇的に楽にする「後進アシスト機能」も備える。新聞配達仕様の「NEWS」には大型バスケットやフットブレーキも追加され、毎日の過酷な集配業務をスマートに激変させる。
【ヤマハ GEAREV】主要諸元■全長1820 全幅710 全高1025 軸距- シート高710(各mm) 車重125kg ■交流同期電動機 -cc 2.8kW(3.8PS)/3000r/min 13N・m(1.3kgf・m)/2000r/min – 燃料タンク容量-L ■タイヤサイズF=90/90-12 R=110/90-10 ●色:ホワイト ●価格:36万3000円[37万4000円] ●発売日:2026年7月17日 ※[ ]内はNEWS GEAREV
30kgフル積載でも余裕の登坂力。EVがもたらす極上のトルク 「荷物をたくさん積んだ状態での坂道発進は、どうしてもパワー不足を感じてしまう」。そんな配達現場のリアルな悩みを、ギアレヴはモーターの圧倒的[…]
7/17:ヤマハ「JOG E」
原付一種の代名詞「ジョグ」が遂に電動化し、待望の全国発売へ。ホンダの「EM1 e:」をベースに開発され、メーカーの垣根を超えたタッグが実現した。1充電で53kmの航続距離を確保し、ゼロ発進からスムーズで力強い加速をもたらす。車両本体のみを購入してバッテリーシェアリングを利用するか、バッテリーと充電器のセットを購入して自宅で充電するか、ライフスタイルに合わせた2つの運用方法から選択可能である。
【ヤマハ JOG E】主要諸元■全長1795 全幅680 全高1140 軸距- シート高740(各mm) 車重93kg ■交流同期電動機 -cc 1.7kW(2.3PS)/540r/min 90N・m(9.2kgf・m)/25r/min – 燃料タンク容量-L ■タイヤサイズF=90/90-12 R=100/90-10 ●色:ディグニファイドグレーメタリック、コンクリートグレー ●価格:15万9500円 ●発売日:2026年7月17日
ホンダの心臓を宿した、ヤマハの新しい「ジョグ」 「EVスクーターに興味はあるけれど、どこのメーカーのシステムが安心できるのだろう」。そんな疑問を持つライダーにとって、この一台はひとつの信頼できる答えに[…]
7/18:カワサキ「ELIMINATOR」
大柄なクルーザースタイルながら、735mmのシート高と176kgの軽量ボディで圧倒的な安心感を誇るエリミネーター。2027年モデルはカラーリングを一新し、スタンダードにエボニーなど2色、SEに新色2色が追加された。48PSの並列2気筒エンジンによる爽快な加速に加え、全車ETC2.0標準装備。「SE」と「PLAZA EDITION」には前後ドラレコも備わり、日常を極上の旅へと変えてくれる。
【カワサキ ELIMINATOR】主要諸元■全長2250 全幅785 全高1100[1140 / 1140] 軸距- シート高735(各mm) 車重176[178 / 177]kg ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 35kW(48PS)/10000rpm 37N・m(3.8kgf・m)/8000rpm 常時嚙合式6段リターン 燃料タンク容量12L ■タイヤサイズF=130/70-18M/C 63H R=150/80-16M/C 71H ●色:エボニー、パールロボティックホワイト[メタリックブルーイッシュグリーン、メタリックマットグラフェンスチールグレー×フラットエボニー / キャンディエメラルドグリーン] ●価格:85万8000円[95万7000円 / 91万3000円] ●発売日:2026年7月18日 ※[ ]内は順にSE / PLAZA EDITION
大柄な車体への不安を消し去る、シート高735mmの絶大な安心感 「クルーザースタイルに憧れるが、車体が重くて取り回しに苦労しそう…」。そんな先入観を抱え、購入をためらっている大人は少なくないだろう。し[…]
まとめ:最新技術から復活の名機まで、ライダーの心を満たす豊作の7月
2026年7月は、4年ぶりに国内復活を果たしたスズキ「GSX-R1000R」や、超弩級のビモータ「TESI H2 TERA」など、趣味性を極めたフラッグシップモデルが際立つ月となった。同時に、ヤマハの「JOG E」「GEAREV」に見られるように、原付クラスのEV化も実用的な進化を遂げている。クルーザーやスクーターもカラーチェンジで熟成を深めており、多様なライフスタイルに応える充実のラインナップが出揃うひと月だ。
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