【徹底レポート】レッドバロンの真髄に迫る〜「モノ」編

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【徹底レポート】レッドバロンの真髄に迫る〜「モノ」編

多彩な国内外の新車、高品質の中古車が並び、高度なアフターサービスに定評があるレッドバロン。全国に直営300店舗超を展開し、“ 国内最大手のバイク販売店”として躍進を続けている。近頃、バイクショップは減少の一途だが、なぜここまで好調なのか?取材の結果、「ヒト」と「モノ」の両輪に秘密があることがわかった。――その模様を徹底レポートする

●文:沼尾宏明 ●写真:関野 温  ●BRAND POST提供:レッドバロン

高度な技術力とストックで愛車を守る

中古パーツを循環し、先が見渡せないほど広大な敷地に3700機種&60万点もの部品を収蔵する本社工場は、まさに“モノづくり”の中枢だ

絶版車の「部品」は、気に入ったバイクに乗り続けるために必要不可欠な生命線だ。一般的に車両メーカーのパーツ在庫義務は、生産終了から約7年。加えて、バイクのEV化が進めば、古い人気車の部品供給はますます困難になってしまう。

しかしながら、レッドバロンでは35年以上前から部品供給不足に対応すべく、リサイクルパーツを収集する専属部署を開設。2002年には愛知県岡崎市に、ダメージ車を効率よく解体し、パーツをストックする本社工場を設立した。東京ドーム3個分の規模を誇り、今では3700機種、60万点を超えるパーツを収蔵。レッドバロンでは最長3年間の純正パーツ供給を含む『5つ星品質』を導入し、優良な中古車を販売しているが、これも本社工場があってこそなのだ。

1パレットに1車種のパーツを満たし、見本のノーマル車まで保管。Z2やCB750Fなどの旧車、外国車もあり。

効率よく解体し、高品質なパーツに生まれ変わる

全国の店舗からダメージ車を輸送。走行可能ながらリサイクルパーツに回される車両も。

パーツの状態を判別。全店にある「コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)」も活用。

効率化した作業と設備で1台50分で全パーツを解体。年間で約3000台を解体!

解体された部品は検品場へ。管理用バーコードを貼付した後、パレットで保管される。

パーツを復活させる加修技術がスゴい

潤沢に中古パーツを確保するには、貴重な部品のストック量を減らさない循環サイクルが必要だ。そこでレッドバロンでは、破損や劣化したパーツを修理&再生する「加修技術」を磨き続けている。これによって入手困難な純正部品をストックでき、ユーザーは修理費を抑えられるメリットもある。

加修技術は、外注での対応が困難なものを優先的に開発。設備に莫大な投資を行い、“職人ワザ” と呼ぶべき高度な技術を積み重ね、絶版車の好調さを維持している。加修技術こそシステムの根幹であり、最も重要な要素だ。


【エンジン】高度な設備&独自工具で難しい修理にも対応

エンジン修理部門では、1/1000㎜単位で加工可能なマシニングセンターや、ボーリングなどの高度な設備を完備。オーバーホールほか難しい整備と修理が可能だ。店舗から排気量を問わずエンジンが運び込まれ、熟練の社員が素早く対応している。

詳しくはお見せできないが、効率的に作業を行うために独自開発した特殊工具がズラリ。

欠損した空冷シリンダーフィンもアルゴン溶接で再生可能。高度な設備と技術が活きる。

バルブシートカッターを設置。バルブシートカットとバルブ研磨によって、シリンダーの気密性を回復させる。エンジンの好不調に大きく影響し、特に旧車で必須の作業だ。

欠けたフロートピンの支柱を独自部品で代替して再生したり、壊れやすい不具合品の改良も。

[キャブレター加修]
キャブレターの一部が破損した場合、普通なら丸ごと交換になるが、現在はキャブ自体が入手困難。同社なら破損部分をリビルドして使い続けられる。

偏摩耗しやすいバタフライバルブは、交換後、気密性を保持できているかチェック。


【塗装】AI調色と職人の合わせ技で、純正カラーを忠実に再現

2輪は純正色の配合データが未公開のため、色を分析するAI調色を導入。一部の色はAI調色でも出せないが、職人の感覚による調色で見事に再現している。

色をスキャンし、AI で正確に調色。

水性塗料でも、従来の油性塗料の色味を再現。

同じ色でも年式や車種で微妙に異なるため、蓄積したデータを基に膨大なカラーパレットを保管している。


【サスペンション】分解不可のリヤサスもプロの技なら新品並みの性能に再生

サスは、経年劣化で十分な減衰力が発揮できなくなるが、純正リヤサスは基本的に非分解式。しかし同社ではプロの技術と独自設備でオーバーホールを実現し、月に400本を再生している。

スプリングを外し、リザーバータンクを開口。

バンプラバーとオイルを抜き出す。

エンド部のカシメをサンダーで削り、ピストンを取り出す。

プロは3分で分解!部品交換して再生する。

リヤサスだけでも大量にストックされ、出番を待つ。

ダンパーが抜けたサスと正常なサスの減衰力を体感。違いは明白で、ダンパーの回復が重要だ。


【シート】表皮も中身も再生

外装もしっかり再生。シートは表皮の張り替え、ウレタンの削れを補修するほか、高周波で圧着したタックロール表皮も用意する。

破れたシートは防水性と伸縮性に優れた専用レザーで再生。


【電装系】旧車の泣き所にも対応

古いバイクは電装系のトラブルが発生しがち。CDIなど点火不良ユニットの再生、発電装置の修理など繊細な作業も行う。

ハーネスも修理。入手不可能な場合は新規作成するケースも。


【その他】クリーニング技術は多彩、検品は膨大なデータが活きている

パーツは一品ごとに洗浄と磨きを行う。ウェットブラストなどの機械や、手作業による丁寧な磨きでピカピカに。その後、検品で年式をチェック。品番の調査は非常に重要で、同社が40年以上蓄積してきたパーツ情報で厳重に点検する。

マシンに加え、手作業で研磨。様々なケミカルと磨きツールを用い、サビた部品もピカピカに復活。

ゆりかごのように自動で揺らし、タンク内のサビを落とす! こうした独自ツールの開発も大得意。

一見、同じタンクだが、実はラインの色が異なる別仕様。こうした違いもしっかり検品する。


取材を終えて

「ヒト」だけでも「モノ」だけでも足りない。両輪が噛み合い、レッドバロンを支えていることがよくわかった。これほどの規模感、そして覚悟がなければ、安心して絶版車に乗るのが難しい時代になりつつある。同社はライダーにとって心強い味方だと改めて思う。個人的には「エンジンを分解する技術と、ボルト一本を正確に締める技術を同一に捉えて教育している」という言葉が心に残った。


※本記事はレッドバロンが提供したもので、一部プロモーション要素を含みます。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。