
スズキがオランダで先行発表したネオクラシックスポーツ「GSX-8T」および「GSX-8TT」の2027年モデルがオランダで登場。定評のある776cc並列2気筒プラットフォームや先進の電子制御システムはそのままに、往年の名車を彷彿とさせる鮮烈なオレンジとレッドの新色が追加された。さらに、旅の快適性を引き上げるファン待望の新パーツも用意されており、その魅力はさらに深まりそうだ。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:オランダスズキ
世界で注目を集めるスズキのネオクラシック「GSX-8T/8TT」
スズキの「GSX-8T」と、ハーフカウルを装備した上級仕様「GSX-8TT」は、クラシカルな意匠に最新鋭のメカニズムを凝縮した新世代のネオクラシックスポーツだ。2026年の登場以来、その独創的デザインは国内外で高い評価を受け、世界的に権威あるレッド・ドット・デザイン賞のプロダクトデザイン部門を受賞した実績を持つ。
その心臓部には、並列2気筒エンジンを搭載。スズキが誇る特許技術「スズキクロスバランサー」と270度クランクの採用により、不快な振動を最小限に抑え込みつつも、かつてのVツインエンジンを思わせる豊かなパルス感と心地よい排気音だけを伝えてくれる。
さらにクラッチ操作なしでシフトチェンジが可能な双方向クイックシフトシステムや、3つの出力特性を選べるS-DMS(スズキドライブモードセレクター)など、ストリートからロングツーリングまでを快適にする先進の電子制御が余すことなく標準装備されている。
2027年モデルは往年の名車を想起させる新色
今回オランダで先行発表された2027年モデルは、基本スペックをそのまま継承しながら、新たなボディカラーが追加。これまでのアースカラーやダークトーンを基調としたシックな2026年モデルと比較すると、2027年モデルは往年の名車を彷彿とさせる非常にスポーティでエネルギッシュな新色となった。ネイキッド仕様のGSX-8Tには、フラッグシップモデルであるハヤブサにも採用実績のある鮮烈な「グラスブレイズオレンジ」を追加。
そして、ハーフカウルを備えるGSX-8TTには、深みと艶を両立した「キャンディダーリングレッド」がラインナップに加わった。この新しいレッドは、往年の名機である「GSX750E」(通称・赤ベコ)の佇まいを思わせ、クラシックバイクファンやベテランライダーの愛着を大いに刺激しそうだ。
さらに欧州では、新たな純正アクセサリーとしてクルーズコントロールキットが発売。高速道路を使った長距離クルージングがさらに快適にできるようになった。
価格据え置き! 日本国内仕様の登場が待たれる
現地オランダでの発表によると、この新型2027年モデルの消費税込み価格は、うれしいことに2026年モデルから据え置きとされている。魅力的な新色が追加され、クルーズコントロールの拡張性という新たなメリットが加わりながらも、実質的な価格アップをゼロに抑えてバリューを大きく向上させたのは、スズキの良心といえよう。
もちろん、今回の新色はあくまでオランダで先行発表されたものであり、日本国内への導入時期や価格は現時点では未定だ。
これほど完成されたネオクラシックに、ハヤブサ譲りのオレンジや「赤ベコ」を思わせるキャンディレッドが加われば、日本市場でも大きな注目を集めそうだ。国内スズキからの正式なアナウンスを、今はワクワクしながら静かに待ちたい。
SUZUKI GSX-8T [2027 model / EU]NEW COLOR
SUZUKI GSX-8TT [2027 model / EU]NEW COLORS
SUZUKI GSX-8TT [2027 model / EU]SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| エンジン | 水冷4サイクル並列2気筒DOHC4バルブ 775cc |
| 最高出力 | 59kW(80PS)/8500rpm |
| 最大トルク | 76N・m(7.7kgf・m)/6800rpm |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
| 全長×全幅×全高 | 2115mm×775mm×1160mm |
| 軸間距離 | 1465mm |
| シート高 | 810mm |
| 装備重量 | 203kg(計測条件:装備重量) |
| 燃料タンク容量 | 16.0L(※2026年型国内仕様諸元、欧州発表値は16.5L) |
| タイヤサイズ | 前=120/70ZR17M/C(58W) / 後=180/55ZR17M/C(73W) |
| 主要電子制御 | 双方向クイックシフトシステム/S-DMS/トラクションコントロールシステム(3段階+OFF)/ローRPMアシスト/スズキイージースタートシステム |
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