
2026年7月は、カワサキファンにとって見逃せないニュースが立て続けに飛び込んだ1ヶ月となった。絶対王者として君臨するZ900RSシリーズや、直列4気筒エンジンでクラスを牽引するNinja ZX-4R/25Rの2027年モデルが続々と発表。さらに、未来のライダーに向けた木製バランスバイクの限定受注や、最高峰の技術が結集したビモータ製マシンのインプレッションなど、バラエティに富んだトピックが目白押しだ。ヤングマシンの記事とともに振り返ろう。
●文:ヤングマシン編集部
Z900RS 2027年モデルに新色
カワサキの大人気レトロスポーツ「Z900RS」シリーズの2027年モデルが発表され、8月1日より順次発売を開始した。前年モデルで電子制御スロットルや双方向クイックシフターを獲得し、完成度を高めたスペックはそのまま引き継がれている。
今回の注目は新色の追加で、スタンダードの「Z900RS」には深みのある「キャンディトーングリーニッシュブルー」が採用された。イエロー&ホワイトのストライプがティアドロップタンクの造形美を際立たせている。また、ビキニカウル仕様の「Z900RS CAFE」には、マッハシリーズを彷彿とさせるレインボーラインがあしらわれた情熱的な「キャンディトーンレッド」が登場。「SE」と「Black Ball Edition」は継続販売される。
爽やかなブルーが街に映える「Z900RS」の新色 「Z900RSのスタイルと性能には文句のつけようがない。あとは、自分好みのカラーリングに出会うだけだ」。そんな風に購入のタイミングを見計らっていたライ[…]
Ninja ZX-4R/RR 最新モデル発売
400ccクラスに旋風を巻き起こしている直列4気筒スーパースポーツ「Ninja ZX-4R」シリーズの2027年モデルが発表され、8月1日に発売された。前年モデルで追加されたメーターでのナビ機能や音声操作対応など、充実のスペックは維持しつつ、価格も据え置かれた点が大きな魅力だ。
2027年モデルの変更点は「SE」グレードのカラー追加のみで、新たにシックで先進的な「ギャラクシーシルバー」が登場。継続カラーと合わせて2色展開となった。「RR」は象徴的なライムグリーンを継続。最高出力80PSを誇る驚異の高回転型エンジンと高度な電子制御による強烈な走りを、最新カラーで堪能できる。
SEに新色シルバーが登場。スペックと価格は据え置き 「毎年モデルチェンジをされると、いつ買えばいいのか迷ってしまう」。そんなライダーにとって、2027年モデルは非常に安心できる内容となっている。 結論[…]
ZX-25R 2027年モデルが登場
250ccクラス唯一の直列4気筒エンジンを搭載し、官能的なサウンドで人気を集める「Ninja ZX-25R」シリーズの2027年モデルが発表され、8月1日に発売を迎えた。2027年モデルでの変更点は「SE」グレードのカラーリングのみで、全身を漆黒で引き締めた精悍な「メタリックスパークブラック」が新たに採用された。
「RR」グレードのライムグリーンは継続となる。嬉しいことに、主要スペックに加え車両価格も据え置きとなっている。前年モデルで熟成されたエンジンセッティングや、スマートフォン連携によるナビ機能、音声コマンド機能なども引き続き搭載され、ツーリングからサーキットまで幅広い用途に応える。
2027年モデルSEに精悍なブラックが登場。価格とスペックは据え置き 「毎年仕様が変わると買い時がわからない」「また値上げしてしまうのでは」。そんな不安を抱えて購入を迷っていたライダーにとって、今回の[…]
木製Ninja ZX-10Rが限定受注
未来のライダーを育てる英才教育マシンとして、イギリスのKiddimoto社が企画・開発した「子供用木製バランスバイクNinja ZX-10R」が、7月20日までの期間限定で受注販売された。カワサキのフラッグシップモデルをモチーフにした本格的なデザインが特徴で、メインフレームには強度に優れたバーチ合板を使用。
プラスチックではなく空気入りラバータイヤを採用し、本格的な走行性能を追求している。また、安全性の高い水性塗料の使用や欧州玩具安全基準「EN71」のクリアなど、世界基準の安全性も確保されている。二輪車ならではのバランス感覚を遊びながら養える、本格派の第一歩となる一台であった。
三輪車はもう古い?「本物のライダー」を育てる最初の1台 子どもが歩き始めた時、多くの親は最初の乗り物として三輪車や補助輪付きの自転車を買い与える。しかし、バイクを愛するあなたなら、もっと「二輪車らしい[…]
Tesi H2 TERA サーキット試乗
カワサキとビモータの技術が結集したアドベンチャーモデル「Tesi H2 TERA」を、元MotoGPライダーの青木宣篤氏がサーキットで徹底テストした。Z H2譲りの200馬力を発揮するスーパーチャージドエンジンと、ビモータ独自のハブセンターステアリングを進化させた「TERAシステム」を搭載。
青木氏によれば、操舵と衝撃吸収を切り離すこの機構により、サーキットの過酷な加減速時でもフロント周りが極めて安定しており、強烈なパワーを存分に引き出せるという。ブロックタイヤを装着しながらもサーキット攻略が可能な本物の走破性と、自然なパワー特性により、高い完成度と走りの真価が証明された。
サーキット激走も無問題! 新時代のアドベンチャー 2019年にカワサキがイタリアのビモータと資本提携し、最初に登場したのがNinja H2のエンジンを搭載した「TESI H2」。そのハブセンターステア[…]
Z900RS ブラックボール徹底検証
2026年に初のフルモデルチェンジを受けたカワサキ「Z900RS」。そのフルチェンジを記念して発売され、2027年モデルでも継続販売される特別カラー「ブラックボールエディション」を、青木宣篤氏がインプレッションした。外観は従来のZ1オマージュのフォルムを保ちつつ、エンジン全域の刷新や電子制御スロットル、双方向クイックシフターなど中身は大幅に進化。
青木氏も「見た目は変わらないのに乗ると全然別モノ」と驚きを隠さない。フライホイールの軽量化によるレスポンス向上と乗りやすさの両立、電スロ化による違和感のなさなど、徹底的に作り込まれた素性の良さが光る、8年目にして大きな進化を遂げた一台だ。
ルックスは不変、中身は別モノ! 2026年モデルでフルチェンジを受けたZ900RSシリーズの基本モデル的な立ち位置のブラックボールエディション(以下BB)。しかしネーミングからもわかるように“特別カラ[…]
まとめ:カワサキの躍進と次世代への布石
先月は、大黒柱であるZ900RSやNinja ZXシリーズの2027年モデルが続々と登場し、盤石のラインナップをさらに強固なものにした1ヶ月であった。価格据え置きや新色の追加など、ユーザー目線に立ったアップデートも目立った。
同時に、ビモータとのコラボレーションによる超絶マシンの実力証明や、幼児向けの木製バイク展開など、多角的なアプローチも光る。8月以降は、今回発売された2027年モデルたちが実際にストリートを走り出し、さらなるインプレッションやカスタムパーツの動向などで盛り上がっていくかもしれないぞ。
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