
冬のバイク装備の中で、一度体感すると手放せなくなるのがグリッププヒーターだ。今回はバイク用品ブランドPLOT(プロト)の最新モデル「EFFEXグリップヒーターG2」をチョイス。その特徴を解説していこう。
●文/写真:栗田 晃 ●外部リンク:株式会社プロト
接着剤なしでしっかり固定
実際にさまざまなグリップヒーターを触ってみると、案外気になるのはグリップの太さだ。発熱体を内蔵するためかさばるのは致し方ないないが、握り心地に違和感があるほど太いとライディングに集中しにくい。
今回新製品として紹介する新型グリップヒーターG2の直径はφ32mmで、純正グリップとほぼ同等なのがポイント。また耐候性や耐久性を向上させたシリコン素材を使用しつつ、滑りにくい造りを採用。
肝心の暖房性能は最高出力41.4Wの発熱体により、始動から4分程度で最高温度まで上昇(Lv5の場合)、街中のチョイ乗り程度でも暖まることを確認。
またバッテリー電圧異常を検知すると、電源遮断または動作状態を自動で調整する電圧保護システムを備えているため、発電量の少ない小排気量車にも安心して使用できそうだ。
指先から手のひらが暖まると抹消血管から血流が良くなり、効果を実感しやすい。現行車にも絶版車にもおすすめのアイテム、後付けグリップヒーターで、快適なライディングを楽しんでみては。
【EFFEXグリップヒーターG2 EGH021 】●価格:1万4080円
対応ハンドル径φ22.2mmでグリップ径は32mm、最高出力41.4Wの高出力なヒーターを内蔵。
スイッチは左グリップ一体式の薄型で、裏側のイモネジでハンドルパイプに固定することで、接着剤は不要とした。スロットル側のスリーブは純正を再使用するか、付属品を組み合わせるかを選択できる。
5段階の温度調整はLED の点灯数で確認可能。なお各レベルの参考温度はLv.1 28℃±5℃、Lv.2 36℃±5℃、Lv.3 48℃±5℃、Lv.4 60℃± 5℃、Lv.5 75℃± 5℃となる。
スロットルスリーブとアタッチメントが付属する。
純正スロットルスリーブを再使用する際、グリップを切断しなくてはならない場合もある。そんな時に役に立つのが付属のスロットルスリーブ。
別体ワイヤーアタッチメットは5種類を用意。なおこのスリーブは接着剤なしでもグリップがずれないような特殊形状を採用している。
スペーサーで3種類のグリップ幅に対応。
グリップ幅は120mmで、これでは短い場合は、グリップのツバとハンドルスイッチの間に5mm幅のスペーサーをセットして125mm、130mm相当のグリップ幅にできる。グリップは非貫通型だが、エンド部分を切断して貫通型に変更することも可能。
接着剤でハンドルに固定するのではなく、ボルトで固定するのも新しい。
取り付け方法の説明
中間に防水カプラーが組み込まれたヒューズ内蔵の電源コードは、イグニッションキーON で作動する回路に接続する。確実に結線できるようギボシセットも同梱されている。今回はあらかじめ取り付けてあったアクセサリー端子を利用。
スロットルハウジングにワイヤーアタッチメット付きスロットルスリーブをセットする。引き、戻しの2本ケーブルタイプは組み間違いに注意し、ハンドルにセットしたら全閉から全開まで引っ掛からずスムーズに作動することを確認する。
付属のスロットルスリーブを使用すれば純正スリーブとグリップを温存できる。純正スリーブのワイヤー巻き取り部分を確認して、5種類のアタッチメントから同一形状のパーツを選択する。電子スロットル車は純正スリーブを使用する。
ヒーターのワイヤーを巻きながら作動するスロットル側は、グリップのEFFEXロゴが正面を向くように装着する。通常モードの作動電圧は13.5~17Vだが、省エネモードに設定すると12V以下のバッテリーやEVバイクでも作動する。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
特殊シリコーン被膜で穴を埋めてサビを防ぐメッキングの可能性を追求 平滑で均一に見えるクロームメッキ被膜には無数の穴があり、そこから浸入した水分によりサビが生じるメカニズムに注目し、特殊シリコーン被膜で[…]
混合燃料用から始まったエーゼット製燃料添加剤 未燃焼ガソリンや劣化したオイル、添加剤成分の残りなどが燃焼室やピストン、バルブに付着するデポジットは、エンジンにとって面倒な存在だ。デポジットは空燃比や燃[…]
絶版車のコンディション維持に欠かせない純正部品同等の品質と性能を持つ「規格部品」 毎年のようにモデルチェンジを行うことでパーツ点数が膨大になったのがバイクブーム、レーサーレプリカブーム時代の純正部品事[…]
新車こそ走行開始直後のエンジンオイルが汚れやすい 時代は巡りに巡って流行は変わるものだ。その傾向は、商品デザインの世界でも同様で、昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わり、現在では、懐かしの昭和レ[…]
電気系統トラブルに有効なヒーロー電機の製品 バイクの電装系の中で意外にトラブルが多いのがウインカー関連だ。電球切れはもとより、スイッチ接点のサビやウインカーリレーの故障もあり得る。昨日まで何ともなかっ[…]
最新の関連記事(防寒対策)
ワークマンプラス上板橋店で実地調査! 全国で800を超える店舗を展開。低価格でありながら高機能のワークウエアを多数自社ブランドにてリリースし、現場の作業着のみならずカジュアルやアウトドアユースでも注目[…]
柔軟なプロテクターと防寒性能の両立 冬用グローブに求められるのは、冷たい走行風を通さない遮断性と、内部の熱を逃がさない保温性だ。本製品は走行風を通さないアウターシェルと、肌触りの良い裏起毛ライニングを[…]
従来比約1.7倍の容量アップで「すぐ切れる」不安を解消 RSタイチの電熱シリーズ「e-HEAT」に対応するこの「RSP064」は、7.2Vの専用充電池と充電器のオールインワンセットである。かつてのモバ[…]
ワークマンプラス上板橋店で実地調査! 全国で800を超える店舗を展開。低価格でありながら高機能のワークウエアを多数自社ブランドにてリリースし、現場の作業着のみならずカジュアルやアウトドアユースでも注目[…]
「寒さ」を我慢する時代は終わった 冬の寒さは不快なだけではない。身体をこわばらせ、思考力を低下させ、日々のパフォーマンスを著しく下げる要因となる。 2026年2月12日から17日まで開催されているPo[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
収納力と走りが進化した唯一無二のクロスオーバーNC750X ホンダのNC750Xは、経済性に優れる745cc並列2気筒エンジンを搭載し、日常の移動から長距離ツーリングまで快適にこなすオールラウンダーと[…]
ヘリテイジマシンの足回りを鮮やかに洗練させるゴールドの輝き スポーツバイクのカスタムにおいて、ブレーキ周りの変更は安全性と直結する。同時に、バネ下と呼ばれる車体下部のパーツが変わることで、マシン全体の[…]
サーキットで磨き抜かれた技術をストリートへ注ぎ込む至宝 ブレーキシステムにおいて世界市場をリードし続けるイタリアの名門・ブレンボ。ヨーロッパや日本のハイエンドオートバイに純正採用され、他の追随を許さな[…]
最新技術を詰め込み走りを極めた新世代スポーツネイキッドMT-09 2024年のモデルチェンジにより、ハンドルやステップ位置が見直され、よりスポーツネイキッドらしいライディングポジションを獲得したMT-[…]
12インチホイールと103kgの軽さが生み出す無類のファンライド ホンダのグロムは、12インチの小径ホイールと車両重量103kgという圧倒的な軽さにより、初心者からベテランまで純粋な走る喜びを味わえる[…]
人気記事ランキング(全体)
ヤマハが下した決断。大型モデルは「YSP」専売へ ヤマハ発動機販売が発表した2027年1月からの新販売体制において、最もライダーに大きな影響を与えるのが「取扱モデルの排気量による明確な区分け」である。[…]
耐荷重80kg! 美しいデザインで大人も子供も楽しめる EVEREST XING emoveは、次世代型モビリティを展開する株式会社Acalieのハイスペックブランド「EVEREST XING」からリ[…]
僕のCB1000Fは店の中央で待っていた 去る2025年11月14日。僕はヘルメットやグローブ、ジャケットなどライディングウェア一式を担いで電車に乗っていた…。なぜかって? そう! なぜならその日は待[…]
規制をクリアしつつ速さを追求。心臓部の全面改良 「最新の厳しい規制に対応すると、どうしてもパワーダウンしたりレスポンスが鈍くなったりするのでは」。そんなスポーツバイクファンの不安を、スズキの技術陣は真[…]
ファン付きウエアの限界を突破した「着る冷蔵庫」 夏の屋外作業やレジャーにおける定番アイテムとして、ファン付きウエアが広く普及している。しかし、気温が体温を上回るような酷暑日では、ファンが周囲の「熱風」[…]
最新の投稿記事(全体)
バイクの総合パーツメーカー「プロト」から新たに登場したのが、硬化したゴムの弾性をガチで復活させる「PLOTメンテナンス 別注ラバゲイン」だ! 漬物感覚でゴムがフニャッと蘇る!? 驚異の軟化&膨潤効果 […]
なぜ「舗装路のベテラン」がダートで転ぶのか? アドベンチャーバイクのブームもあり、林道やダートに興味を持つライダーは増えています。しかし、「アスファルトの上なら何万キロも走っている」というベテランであ[…]
繋がりのストレスは皆無! メッシュ×オンラインの自動極上スイッチ マスツーリングで一番萎える「インカム切れた問題」を過去のものにするのが、この新通信方式「B+FLEX」。なんとメッシュ通信とオンライン[…]
4つの吸入口を設けたトップベンチレーション [Q] トップベンチレーションはコンパクトですが吸気量は? [Q] 吸気口を大きくしたり増やせば通気性は上がりますが、その分、剛性や耐貫通性への配慮が必要に[…]
イタリア国内で生産完結することで技術力と品質を守る 今回、新型のキャバレロを生産している国はどこなのでしょうか? 「ファンティックは今、すべてのモデルをイタリアで生産しています。フルラインメーカーとし[…]
- 1
- 2

















































