旧車・絶版車の修理で活用したいギボシ端子や平型端子<DIY電気工作の必須テクニック>

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旧車・絶版車の修理で活用したいギボシ端子や平型端子<DIY電気工作の必須テクニック>

古いバイクの修理の際に、純正部品が手に入らない場面がある。今回紹介するリレーパーツのように汎用部品が存在するものは積極的に利用したい。しかし、純正ハーネス、純正コネクタを加工せずに装着したいと考えるのが一般的だ。ギボシや平型端子で中継コードを製作すれば、純正コネクタを切断せず汎用ウインカーが使用できる。

●文/写真:モトメカニック編集部 ●BRAND POST提供:ヒーロー電機

電気系統トラブルに有効なヒーロー電機の製品

バイクの電装系の中で意外にトラブルが多いのがウインカー関連だ。電球切れはもとより、スイッチ接点のサビやウインカーリレーの故障もあり得る。昨日まで何ともなかったのに、車検場で突然作動せず「嘘だろ、今かよ……」と大汗をかいたサンメカもいることだろう。

電球やスイッチに異常がなく、リレーが原因だった場合、交換以外に対処方法はないが、汎用品も数多くあるので純正部品にこだわらなければ調達はさほど難しくない。

ところがいざ取り替えようとすると、純正リレーと汎用リレーのコネクタ形状が違ってすんなり装着できないことも多い。純正リレーを使うつもりがなければ、コネクタの根元で配線を切断して汎用の平端子仕様にするのが簡便だが、純正配線を傷つけたくない場合もあるだろう。そんな時はジャンプ配線を作ればコネクタを温存できる。

ヒーロー電機の平ターミナルは、樹脂製コネクタと組み合わせて使用するのが大原則だが、車体側のコネクタやリレーの端子とヒーロー電機のコネクタ形状が合わなければ、絶縁スリーブを装着した上で端子のみを使用した配線もできる。電気工作好きならジャンプ配線の製作など当たり前だろうが、コネクタと端子形状が合わない場合の調整アイテムとして重宝するのだ。

電気系統のトラブルでは、オルタネーターのギボシ端子のコンディションにも注意が必要だ。経年変化やギボシの品質から端子表面のスズメッキ皮膜が劣化すると、接触抵抗増加により発熱の原因になり、絶縁スリーブが過熱して焦げたり車両火災につながることもある。

そのため、絶版車や旧車ではバッテリー充電不良などのトラブルが顕在化する前に、オルタネーターと車体側のハーネスのギボシ端子を予防的に交換しておくのが賢明だ。

ここでもヒーロー電機の製品が頼りになる。同社のギボシ端子は製品プレス後のメッキ処理や圧着部分のプリフォーム加工により、確実なかしめと耐食性の高さを両立。さらに通常のスズメッキより化学的安定性と耐食性が高く、接触抵抗の低さが特長の24Kメッキ仕様もラインナップ。

また絶縁スリーブに防水仕様があるのも見逃せない。ここでは芯線が腐食していた純正ギボシ端子を、ヒーロー電機の防水スリーブと金メッキギボシ端子で更新した。

端子加工は地味な作業だが、トラブルを未然に防ぎ好調さを持続するには、細かな部分への配慮が重要なことを覚えておこう。

作動時に音が鳴る原付スクーターのウインカーリレー。販売終了の純正部品に代わり汎用品を購入したが、コネクタ形状が異なるため変換配線を製作する。

専用形状のコネクタを温存して平型端子で変換配線を作る

古いバイクに採用されていることが多い「CR 型」と呼ばれるウインカーリレーは経年劣化で故障することがある。これには2ピンタイプと3ピンタイプがあり、専用コネクタで接続されている場合は交換するリレー選びが重要だ。純正ウインカーリレー用コネクタの端子の配列はT型で、入手した汎用リレーはL型なので接続できない。かなり粘って検索したが、汎用でT型は見つけられなかった。

車体配線のコネクタもリレーの電極も平型なので、平端子(ファストンターミナル)を使えば不一致を解消できる。端子の露出を防ぐため絶縁スリーブを併用しよう。

上で紹介したファストンターミナルは本来樹脂製のコネクタセットB-57用で、それゆえに抜け止めのツメが付いている。この工作ではコネクタが使えないのが残念。

販売終了のウインカーリレーを見限れば、T型コネクタを切断してファストンターミナルを直結しても良いのだが、純正配線を加工したくないので変換配線を製作する。

たかが原付スクーターで純正云々にこだわるのはバカバカしいと思うかもしれない。だが一度切断したコネクタは戻せないのでひと手間掛けても配線追加で対処する。

平型端子を利用して製作した、純正コネクタと社外品のウインカーリレーをつなぐ延長配線。今後純正リレーが入手できたら、コネクタを差し替えれば元に戻せる。

オルタネーターのギボシ端子を金メッキギボシと防水スリーブで更新

続いてはGSX1100Sカタナの登場だ。オルタネーターを接続する配線が古くなり、腐食していたのを確認したので、ギボシ端子を新しくした。

中型車以上で一般的な三相交流式のオルタネーターは、交流で発電した電力をレギュレータレクチファイアで直流に変換しながら電圧を制御する。

スズキGSX1100Sのオルタネーター配線接続部はエアークリーナーケース下で、ギボシのサビやスリーブの焦げはない。だがかしめ部分の芯線はうっすら腐食している。

似たような見た目でも機能や性能はピンキリなのがギボシ端子。ヒーロー電機はJIS規格に基づき、標準タイプのスズメッキ仕様と高品位な24Kメッキ仕様を製造。

こだわりのひとつが、配線被覆をかしめるインスレーションバレルに施されたプリフォーム。端部をわずかに内側に丸めることで、被覆を均等に押さえることができる。

ギボシ端子に必須の絶縁スリーブには、通常型に加えて屋外使用で端子を腐食から守る防水型もある。配線や端子に密着するタイトな設計で、透過性の緑色なのが特徴。

ギボシ端子は被覆を剥いた芯線を捻らず芯線圧着部でかしめ、被覆の圧着は金具(インスレーションバレル)の端部が食い込みすぎない程度の力でかしめるのがコツ。

防水型絶縁スリーブの内面はギボシ端子の形状に合うようにデザインされており、所定の位置にセットすると水分の浸入を防ぐように、配線やかしめ部分に密着する。

オス端子用の防水型絶縁スリーブもタイトな仕上がりで、セットする際にかなりきつめ。内面の凹凸を合わせると、熱収縮チューブかのようにぴったりフィットする。

純正と同様にオルタネーター側にメス、車体ハーネス側をオスとしてギボシ端子を製作。端子の節度と防水型絶縁スリーブの密着性の高さで安心感が大幅にアップした。

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