【GSX1100Sカタナのオイル交換】長期放置エンジンの始動前には交換しておきたいエンジンオイル

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【GSX1100Sカタナのオイル交換】長期放置エンジンの始動前には交換しておきたいエンジンオイル

長期放置車を久しぶりに動かす際、キャブのオーバーホールやプラグ交換、クラッチ張り付きの有無を確認する。さらにクランクシャフトをレンチで回してピストンやカムの固着がないことをチェックした後に始動確認を行い、エンジンオイルを交換する。10 年以上無交換だったオイルは当然ながら劣化が進行しているので、オイルフィルターも同時に交換しておこう。

●文/写真:モトメカニック編集部 ●BRAND POST提供:Az エーゼット

高回転高負荷に耐える強力な油膜を形成

オイル交換自体は難しい内容ではないが、以前整備したのがいつなのかわからない放置車や友人からの預かり車両、購入したばかりで初めてオイルドレンボルトを外す際は、いろいろと注意したい。この車両は友人がながらく放置していたスズキGSX1100Sカタナだ。

ドレンパッキンが組み込まれているか、馬鹿力で締め付けられてネジの破損やオイルパン本体のダメージがないかも確認しよう。また復活時に使用するオイルはエンジン内部洗浄用と考え、早めに交換することをお勧めしたい。

用意したエンジンオイルメーカーはAZ(エーゼット)。高粘度指数のグループⅢとグループⅤの100%化学合成油をベースに、AZ独自の添加剤配合技術AET(エーゼットエステルテクノロジー)を採用。街乗りからレース走行まで対応する高性能オイルを使用した。

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エンジンから抜いた古いオイルはそのまま捨てず、エンジン内部で摩耗した金属粉が混ざっていないか、過去に使用したオイル添加剤がオイルと分離していないかなどを確認しておこう。

オイルフィルターはデイトナ製を使用する。社外品のフィルターは価格も性能もピンキリだが、フィルターカバーガスケットが付属し信頼の日本製であり、品質保証付きであることが選択の決め手。

オイル交換作業開始

オイルドレンボルトはスパナやモンキーレンチではなく、メガネレンチやソケットレンチで緩める。指で回して違和感(いつまでも妙に重い)がなければ、外したボルトをパーツクリーナーで洗浄する。

プレーンタイプでもクラッシュタイプでも、オイルドレンボルトのガスケットは潰れることでボルトのトルクが加わり気密性が保たれる。また一度使ったガスケットは、特定の潰れ癖がつくので新品に交換しよう。

オイルパンの雌ネジをパーツクリーナーで清掃したら、手でドレンボルトをねじ込む。指先では僅かなトルクしか掛けられないがこれが重要。スルスルと回らなければ異物の噛み込みなどの可能性がある。

ドレンボルトのガスケットがオイルパンに密着したら増し締めする。指定トルクは22Nmで、トルクレンチを使用しない場合は工具のハンドルが長くなるほどオーバートルク傾向が高まるので要注意。

パーツクリーナーでオイルパンやドレンボルト周辺にのオイルを洗い流す。クランクケース裏側は普段は見える場所ではないが、油分を除去しておくことで今後のオイル滲みや漏れにいち早く気づくことができる。

クランクケース前側にあるオイルフィルターカバーを取り外す。ここでは別作業のためにマフラーを取り外しているが、マフラーが付いた状態でフィルター交換を行う場合はエキゾーストパイプを養生しておこう。

エレメントを取り外したら折り目に異物が付着していないかを確認する。ゴミや異物を捉えるのがエレメントの役割だが、金属系の摩耗粉や欠片がある時は原因究明と対策が必要だ。

フィルターケース=クランクケース内部に残ったエンジンオイルをウエスで拭き取る。フィルターカバー取り付け時にクランクケースに付着した泥などを挟み込まないよう、座面の汚れも拭き取っておこう。

デイトナ製オイルフィルターには、適合車種の幅を広げるためあらかじめ2種類のカバーガスケットが付属しており、GSX1100Sカタナは形状が複雑なOリングタイプを使用する。リング溝も洗浄しておこう。

オイルフィルターエレメントは中心に穴のある面をエンジン側に向けて装着する。エンジン側の凸とOリングの位置が合わないと定位置に収まらないので心配は無用だが、正しい位置に装着しよう。

フィルターカバー中央のスプリングがエレメントを押すことでクランクケースに密着する。カバーはスプリングの張力で浮き上がろうとするので、5個のナットはOリングの脱落に注意しながら均等に締め付ける。

GSX1100Sカタナのフィルター交換時のエンジンオイル量は3600ml(フィルター非交換時は3200ml)で、4L缶から直接ではなくオイルジョッキ経由で注入すること。こうすることで余ったオイルを缶から出さずに保管できる。

ジョッキ内のオイルを目で見ながら作業することで注入スピードもコントロールできる。オイルフィラー部分の形状によって、勢いよく入れると逆流しそうになるエンジンもあるので慎重に注入しよう。

クランクケース上面に刻印されている「3200ml」はオイルフィルターを交換しない場合のオイル量なので要注意。また最初から3600ml全量を入れず、レベル窓の中間ぐらいまで入れてエンジンを始動する。

フィルターにオイルが回るとクランクケースのオイルレベルは低下するので、エンジンを止めて1~2分ほど待って不足分を継ぎ足し、再度レベル窓の中間ぐらいの位置に合わせればオイル交換は完了だ。


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