
電熱ウェアを導入する際、多くのライダーが悩むのが電源の確保方法である。バッテリー切れの心配がない車両給電は魅力的だが、乗り降りのたびにケーブルを脱着する手間は無視できない。通勤や通学、半日程度のツーリングがメインなら、配線の束縛がない専用バッテリー式こそがスマートな選択肢となるはずだ。今回は、従来品よりも容量が強化され実用性が高まったRSタイチのバッテリーセットに注目したい。
●文:ヤングマシン編集部
従来比約1.7倍の容量アップで「すぐ切れる」不安を解消
RSタイチの電熱シリーズ「e-HEAT」に対応するこの「RSP064」は、7.2Vの専用充電池と充電器のオールインワンセットである。かつてのモバイルバッテリー式電熱ウェアは稼働時間の短さがネックとされていたが、本製品は2020年のアップデートによってバッテリー容量が強化されており、従来品と比較して約1.7倍の持続時間を実現している。

メーカーの説明によれば、ハイパワーモード使用時でも往復3時間半以内であれば出先での充電なしで対応可能とのことだ。もちろん外気温や使用環境による変動はあるものの、片道1時間程度の通勤や、週末のショートツーリングであれば、途中で電源が落ちるストレスを感じることは少ないだろう。何より、バイク側のバッテリー上がりのリスクを気にする必要がない点は、発電量の少ない小排気量車に乗るユーザーにとってもメリットである。
バイクを降りても暖かさが続くシームレスな防寒性能
車両給電タイプとの決定的な違いは、バイクと身体がコードで繋がれていないという「自由さ」にある。給油やコンビニでの休憩時、あるいは景色の良い場所でバイクを降りて散策する際も、ケーブルを外す必要がなく、暖房スイッチを切る必要もない。

そのまま機能的な防寒着として稼働し続けるため、極寒のパーキングエリアで震えることもなくなるだろう。本製品は2016年以降のe-HEATグローブやインナージャケット等のモデルに対応しており、すでにウェアを持っているが車両接続が面倒で使わなくなってしまったというライダーにも適している。PSE適合品としての安全性も確保されており、冬のライディング環境をより身軽で快適なものにしてくれるはずだ。
取材時点で、Amazonではこのバッテリーセットがセール価格で販売されている。冬のバイクライフをより自由で快適なものにしたい方は、この機会にチェックしておくと良いだろう。
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