
ロール状の鉄板を波型に成型して屋根と壁を一体で製造する、北海道生まれのカスケードガレージをベースとして、建設業を営むカミヤマファクトリーがプロデュースした「BIKE小屋」。完成状態で運搬設置でき、その後の移動も容易なのが特徴だ。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:アストロプロダクツ カミヤマファクトリー
ネットで注文できる1サイズ&1プライスガレージ。完成状態で運搬されてクレーンで据え置きされる
サンデーメカニックなら誰もが知る工具ショップ・アストロプロダクツのホームページ上に「BIKE小屋」という商品が掲載されているのをご存じだろうか? 屋根から壁につながる滑らかな曲線と、蛇腹のような波形のパネル形状がオシャレで、「カートに入れる」ボタンを押せば購入できるのが目新しい。
この製品はアストロオリジナルではなく、カミヤマファクトリーという外部メーカーからの供給品だということなので、同社を訪れ、現物を目の前に特徴を尋ねることにした。
BIKE小屋は、北海道を本拠地とする株式会社ホクエイのカスケードガレージを基に企画された製品である。ジャンル的にはスチールガレージだが、波型の金属パネルをU字型に曲げることで屋根と壁を一体成型しているのが特徴で、設置場所での基礎/土間工事が必要だ。
これに対してカミヤマファクトリーは、床やシャッターまで取り付けた完成状態で運搬し、搬入先で基礎工事を行わずクレーンで吊って降ろすだけで設置できる製品を提案。2024年1月よりBIKE小屋として販売をスタートし、アストロプロダクツでの取り扱いが始まった。
床付きスチールガレージは他にもあるが、組み立て済みの“箱”状態で運搬されてくるため、設置が簡単な上、分解せず移設できるのも大きな特徴。北海道生まれならではの頑丈さと豊富なカラーバリエーションも魅力。他人と違うスチールガレージが欲しいというサンデーメカニックは、アストロプロダクツの公式サイトでBIKE小屋をチェックしてみよう。
鉄板を波型にプレスすることで、柱を使わず強度を確保しているのがカスケード工法。天井と壁面部分も1 枚の素材をカーブ成型しており、継ぎ目がないのが特徴。
コンクリート平板などで水平を出した場所にクレーンで降ろすだけで、現場での組立作業不要で使用できる。さまざまな事情で譲渡、移設する際も容易に移動可能。外寸法は間口2030×奥行3060×高さ2325mm、有効内寸法は間口1790×奥行2640×高さ2156mm、シャッター開口部寸法は間口1700×高さ1730mmとなる。本体重量は550kgだ。BIKE小屋は注文時に色やオプションを指定してから工場で組み立てる受注生産方式のため、3〜4ヶ月の納期を要する。また完成した本体をクレーン車で吊り上げて据え置くため、設置場所によっては事前の現地調査が必要となることもある。
内部に柱はないが、部品やヘルメットなどを置くのに便利な棚は標準装備。収容能力をアップするなら、スチール棚などを追加するのも良いだろう。
全長900mmのスロープはオプションだが、入り口にぴったりかかるツバ付きの専用品なので、BIKE小屋と同時に購入しておいた方が良いだろう。
BIKE小屋は本体色が15色、シャッター色も4色から選択でき、設置場所に応じたカラーコーディネートが可能。防犯性を高める目的でシャッター鍵は2カ所に設置。
床面フレーム4カ所に脱着式アイボルトがあり、ここをクレーンで吊り上げて設置する。クレーンが入らない場所に設置したい場合は都度相談となる。
内部に柱がないので、シャッターは壁面パネルに直接固定されている。オプション品としてリモコンで操作できる電動シャッターも用意されている。
プレス成型による凹凸が特徴的な壁面に合わせた引き違い窓も専用オプションとなる。頭上空間を活用できる天井ラックや正面上部用の換気口も用意されている。
ホクエイの製品であるカスケードガレージをベースに、カミヤマファクトリーが独自に企画したのがBIKE小屋である。アストロプロダクツ以外のルートでも購入できる。
縞鋼板模様の床面の耐荷重は1m²あたり280kgで、大型車やサイドカーも余裕で収納できる。床面につながるアプローチ部分も質感の高い仕上がりだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
バイクいじりの専門誌『モトメカニック』のお買い求めはこちら↓
モトメカニックの最新記事
絶版車のコンディション維持に欠かせない純正部品同等の品質と性能を持つ「規格部品」 毎年のようにモデルチェンジを行うことでパーツ点数が膨大になったのがバイクブーム、レーサーレプリカブーム時代の純正部品事[…]
新車こそ走行開始直後のエンジンオイルが汚れやすい 時代は巡りに巡って流行は変わるものだ。その傾向は、商品デザインの世界でも同様で、昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わり、現在では、懐かしの昭和レ[…]
電気系統トラブルに有効なヒーロー電機の製品 バイクの電装系の中で意外にトラブルが多いのがウインカー関連だ。電球切れはもとより、スイッチ接点のサビやウインカーリレーの故障もあり得る。昨日まで何ともなかっ[…]
高回転高負荷に耐える強力な油膜を形成 オイル交換自体は難しい内容ではないが、以前整備したのがいつなのかわからない放置車や友人からの預かり車両、購入したばかりで初めてオイルドレンボルトを外す際は、いろい[…]
ボルトやナットが落ちないナットグリップ機能も魅力 ソケット外周のスプリングとスチールボールを組み合わせた、コーケンならではのナットグリップソケットと、六面式ボールジョイント機構を組み合わせたソケット。[…]
最新の関連記事(ガレージ)
ガレージREVOのリフトアップ方法 移動式バイクスタンドであるガレージREVOにとって、スタンドとバイクの接点は重要です。前後左右に押し歩く際にスタンドに載せたバイクが転倒しては一大事なので、スイング[…]
ガレージハウス「THE ROCKS」がバイク乗りの夢を形にする せっかくバイクを持っているのに愛車を手元に置けず、乗る際には駐輪場までバイクを取りに行く必要がある。本来、機動性が高く思い立った時に気軽[…]
エアインパクトレンチ:手のひらに収まるサイズで500Nmを発揮。狭い場所で活躍する力自慢 ガレージにエアコンプレッサーを導入したら、まず揃えておきたいのがエアブローガンとエアゲージ、そしてインパクトレ[…]
ソケットセット:ツールキャビネットの引き出しにそのまま収まるトレイ付きZ-EALセット ラチェットハンドルもソケットも、専門メーカーのノウハウを注入して開発されたZ-EAL。その代表的アイテムをセット[…]
バイクキャビン:小型エアコンを装備すれば抜群の環境に! 難しく考えることなく、手っ取り早く購入できるガレージとして高い人気を得ているのが、デイトナが取り扱う各種シリーズ製品だ。 全モデルに共通している[…]
最新の関連記事(メンテナンス&レストア)
絶版車のコンディション維持に欠かせない純正部品同等の品質と性能を持つ「規格部品」 毎年のようにモデルチェンジを行うことでパーツ点数が膨大になったのがバイクブーム、レーサーレプリカブーム時代の純正部品事[…]
自作ラスペネが固着を無双した 結論から言ってしまおう。「自作ラスペネ」効果、ありました! ・潤滑剤が届かない形状・鉄とアルミの強固な固着・無理に回すと折れそうなボルト そんな悪条件が重なったなかでも、[…]
新車こそ走行開始直後のエンジンオイルが汚れやすい 時代は巡りに巡って流行は変わるものだ。その傾向は、商品デザインの世界でも同様で、昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わり、現在では、懐かしの昭和レ[…]
天ぷら油でも走るオートバイ伝説 本田宗一郎が作った世界一売れたバイク「スーパーカブ」。そのスーパーカブの都市伝説のひとつに「エンジンオイルの代わりに天ぷら油を入れても走る」というのがあります。一度は聞[…]
電気系統トラブルに有効なヒーロー電機の製品 バイクの電装系の中で意外にトラブルが多いのがウインカー関連だ。電球切れはもとより、スイッチ接点のサビやウインカーリレーの故障もあり得る。昨日まで何ともなかっ[…]
人気記事ランキング(全体)
偽物問題に悩まされ、本社が本物の製作に立ち上がった 前述の通りコブラは1962~1968年までの間に998台が作られたとされています(諸説あり)最初期の260ci / 289ciエンジンを搭載し、リー[…]
乗っていてワクワクする相棒を求める気持ち 年齢とともに車の運転が不安になり、免許返納を考える。だが、いざ代わりの移動手段を探すと「いかにも」なデザインの乗り物ばかり。ただ近所のスーパーへ行ければいい、[…]
チェーンメンテナンスから解放される悦び。ヒョースン「GV250X Roadster」 ヒョースンから2026年6月に上陸予定の「GV250X Roadster」は、チェーンメンテナンスから解放してくれ[…]
気になる方は「Honda 二輪車正規取扱店」へ! 細かい部分までしっかりこだわった特別感のあるモデル「スーパーカブ50・HELLO KITTY」「スーパーカブ110・HELLO KITTY」が気になる[…]
漆黒と真紅が織りなす、ストリートでの圧倒的な存在感 ドゥカティの単気筒ラインアップを完成形へと導くモデルとしてこのほど登場した「Nera(ネラ)」。イタリア語で「黒」を意味するその名の通り、デザイン全[…]
最新の投稿記事(全体)
Arai X-SNC RX-7Xと同等の高剛性とさらなる軽量化を達成したニュープロダクト 『X-SNC』はアライヘルメットの新たなフルフェイスモデルで、最高峰フルフェイスヘルメット『RX-7X』の製法[…]
注目はラインナップ! 話題の新鋭「DR-Z4SM」や「GSX-8TT」が早くもレンタル可能に! 気になるのは、新投入される2店舗の「初期配備マシン」だ。スズキワールド、実に“分かっている”チョイスをし[…]
201409081219 1. 連絡会議のまとめ【第3回 2026年3月24日】 2025年5月から始まった「市街地における自動二輪車等の駐車スペース確保に係る関係省庁連絡会議」(以降、連絡[…]
ホンダNSR50が、12インチの景色を変えた 前後輪12インチの50ccロードスポーツバイクといえば、ホンダ「NSR50」「NSR80」を思い浮かべるバイクファンは多いことでしょう。それというのも、こ[…]
“自分らしさ”を出さず守りの走りで負けた 「クソほど情けないレースをしてしまい、チームにもダンロップにも申し訳ない気持ちでいっぱいです」 全日本ロードレース選手権、第2戦SUGOが4月25日と26日に[…]
- 1
- 2

















































