
●記事提供:モーサイ編集部 ●レポート:鷹橋公宣
赤切符と青切符の違いとは?
冬から春にかけては卒業や就職をひかえて新たに運転免許を取得する人が増えてくる時期です。自動車学校・教習所で習ったとおりの運転を心がけているつもりでも、ついうっかり交通違反を犯してしまい、取り締まりを受けてしまうことがあります。
交通違反を犯すと警察官から交付されるのが「違反切符」と呼ばれる書面ですが、違反切符には赤・青といった色によって種類が区別されています。
できればどちらの違反切符もお目にかからないのがベストですが、ずっと無違反を貫くのは熟練ドライバーでも困難です。ある日とつぜん遭遇する交通取り締まりの場で驚いてしまわないために、赤切符と青切符の違いを確認しておきましょう。
重大な交通違反を犯すと「赤切符」
赤切符は、正式には「道路交通法違反事件迅速処理のための共用書式」といいます。複数の書面が一綴りになっており、ドライバーに渡される「告知票・免許証保管証」が赤い紙でできているのが赤切符と呼ばれている理由です。
赤切符の対象となるのは、交通違反のなかでも重大なものに限られています。無免許運転や飲酒運転、大幅なスピード超過などは、一発で免許取消し・停止といった厳しい行政処分を受ける違反です。
さらに、裁判所に呼び出されて簡易的な裁判手続きがおこなわれ、違反をしたことに間違いがなければ罰金が科せられます。ここでいう「罰金」とは法律で定められた刑罰のひとつです。単純にはお金を徴収されるだけで刑が終了しますが、その後も「刑罰を受けた」という経歴である「前科」がついてしまうという点は覚えておいてください。
前科がつくと、公的な資格をはく奪されたり、会社の規則によっては解雇の対象になったりもします。就職の際に作成する履歴書の賞罰欄にも嘘をつかず正直に記載しなければなりません。
たった一度の交通違反が人生を棒に振るおそれがある、という恐ろしい書面が「赤切符」なのです。
比較的に軽微な違反には「青切符」
青切符という呼び方も通称で、正しくは「道路交通法施行規則別記様式第二十五号」といいます。実際に使用されているのは、この様式をベースにして記述部分をチェック方式にするなど現場で使いやすいようにカスタムされたものです。やはり複数の書面が一綴りになっていて、ドライバーに渡される「交通反則告知書・免許証保管証」に青い紙が使われているので青切符と呼ばれています。
青切符の対象となるのは、比較的に軽微な違反です。
あまりそんな意識をもっているドライバーはいないかもしれませんが、交通違反は道路交通法などの定めに反する違法行為であり、事実の大小を問わなければ「犯罪のひとつ」に変わりはありません。
しかし、年間で数百万件もの違反をすべて事件として処理していては、警察・検察庁・裁判所はパンクしてしまうでしょう。そこで、比較的に軽微な違反行為に限って、反則金を納める代わりに正式な刑事手続きをとらずに事件を終了する「交通反則通告制度」を適用する、というのが青切符の役割です。一時不停止、信号無視、一方通行の無視、携帯・スマホを見ながらの「ながら運転」といった違反が対象になります。
青切符(例)
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