
ライディングレッスンに参加するというのは意外と勇気がいるもの。なにしろ、行ってみたらガチ勢ばかりで、ビビッて帰ってくるだけだったとか、自分の悩みや課題に寄り添ってくれるのか、初心者なら不安や迷いを覚えるはず。そこで、元国際A級ライダー今井伸一郎さんが初心に帰ってライディングレッスンを体験し、だいたいどんな雰囲気かをお伝えしようという企画。名付けて「今井伸一朗のライディングレッスン道場破り」。初めてとなる今回は、筑波マイスターの誉れ高いプロライダー、小室旭選手が主催する「バイクで遊ぼう」走行会&レクチャーに参加してみました。
●文:石橋 寛(ヤングマシン編集部) ●写真:川村恭慎 ●外部リンク:小室旭のバイクで遊ぼう
すでに13年も続いている人気イベント
初心者むけと言いつつ、いきなりサーキットが舞台というと「ハードル高くね」と思われがち。ですが、「バイクで遊ぼう」にはツナギのいらない「街乗りクラス」の設定があるのです。
初心者でもヘルメットやプロテクターを装備すれば、自分のバイクをサーキットで思う存分ぶっ飛ばせるのです。その他のクラスも初心者からエキスパートまできめ細かく分けられていて、しかも各クラス15分を4本も走行できるという腹パンなスケジュール。
元国際A級ライダー今井伸一郎さんによれば「筑波1000は速く走ろうと思ったら、体を動かし続けないとならないので、15分走り切るとプロでも息が上がるはず」とのこと。実際、走り終わると肩で息してましたから(笑)。
すでに13年も開催され続けている小室旭さんの「バイクで遊ぼう」@筑波1000。
さまざまなクラスが用意され、100名近くの参加者が集結。
走りを見る&見てもらえる
「バイクで遊ぼう」はサーキット走行会でレッスンになるのか、そう思われるかもしれませんが、これがとてもためになるのです。
小室さんは「サポートライダーは最初に先導した後、みなさんの間を走るので、間近でプロの走りが見られる上に、自分の走りも見てもらえるんです」と太鼓判。
事前に自分の課題や覚えて帰りたいことを伝えておけば、走行後のレクチャー、そして次の走行で実践、この繰り返しがとても有効。ラップタイムが走るたびに縮んでいく快感、達成感は何物にも代えがたい魅力でしょう。
元国際A級の今井さん(左)と主催者の小室旭さん。
サポートライダーも豪華で、左から小林龍太選手、渡辺一馬選手、岡崎静夏選手、羽田大河選手がコースを先導&レクチャー。
アウェー感のないほのぼのムード
サーキットでツナギを着たライダーがバリバリ走るというと、初心者は気おくれするかもしれませんが「バイクで遊ぼう」では心配無用。
小室選手のキャラ、サポートライダーたちの気さくな雰囲気、そして何度も参加している方々の雰囲気はほのぼのとしていて、初心者、初めての参加者にもなじみやすい雰囲気なのです。
参加費にはお弁当代も含まれるほか、マッサージのサービス(有料)やカフェの出店などもあり、走行していない時間も気分よく過ごせること請け合い。取材当日はディーラーによるドゥカティの試乗コーナーもあり、まさに一日中バイクで遊べるイベントとなったのでした。
ライダースミーティングでは各サポートライダーが走り方や注意点などを説明してくれます。
会場内ではカフェの出店やマッサージのサービスもあり、朝から晩まで楽しめること請け合いです。
道場破りの今井さんは「一回戦で敗退」?!
さて、久しぶりにコースを攻めた今井さんですが「やっぱり、上手なライダーを近くで見ながら走るのが勉強になる」と会心の笑み。自分では気づかなかったクセや、「そこまでアクセル開けられるんや」といったレーサーならではの開眼など得るところは小さくなかったようです。
もっとも、走行後のじゃんけん大会では見事に一回戦で敗退していました(笑)。このじゃんけん大会も豪華でバイカーならではの景品が数多く、ほとんどの参加者がおみやげを持って帰れた様子。
バイクが上手くなりたい、もっと楽しめるようになりたいと感じているバイカーはもちろん、レッスンや走行会に参加したことがないという方にとって「バイクで遊ぼう」はうってつけのイベントに違いありません。ぜひ、気軽に申し込んでみてはいかがでしょう。
走行の合間にはレクチャーや質問時間も設けられ、レベルに応じた上達が感じられるはず。
走行前には慣熟歩行&走り方のレクチャー。これまた効き目があるんです!
元国際A級ライダーがライディングレッスンに参加! 今井さんによる「道場破り」の様子は動画にて。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(レース)
レースを戦うために研ぎ澄まされた、妥協なきスペック 「最新の電子制御と、エンジンを限界まで回し切る快感を両立した生粋のサーキット用レーシングマシンが欲しい」。そんなハードコアなスポーツ走行愛好家にとっ[…]
まさに最強の盾と矛! ヤマハの本気度がヤバい ホルヘ・マルティン: 言わずと知れた2024年の世界王者。その圧倒的な一発の速さと、限界を超えて攻め抜くメンタリティは、現在のMotoGP界でも間違いなく[…]
小椋藍が最高峰で魅せた!王者マルケスを脅かす「25歳」の覚醒 MotoGP第9戦は小椋藍選手がポールポジションを獲得し、スプリントレース、決勝レースともに2位という素晴らしい成績を収めたレースです。決[…]
小椋藍、チェコGPで日本人6年ぶりのPPを獲得。フィニッシュでも2位! 見えてきた「夢の頂点」への課題 小椋藍選手(SuperFile Trackhouse MotoGP Team)が大活躍したMot[…]
今年に入ってからの成長速度は拍車がかかっている 2026年シーズン、開幕から長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が好調を維持している。もてぎで2位。SUGOで4位と[…]
最新の関連記事(ビギナー/初心者)
なぜ「舗装路のベテラン」がダートで転ぶのか? アドベンチャーバイクのブームもあり、林道やダートに興味を持つライダーは増えています。しかし、「アスファルトの上なら何万キロも走っている」というベテランであ[…]
ブレーキング:鍵はイニシャルブレーキ 旋回への準備を整える区間で重要となるのが、初期制動=イニシャルブレーキである。コーナーの進入でいきなりガツンッとレバーを握り込むと、前方向へのピッチングが必要以上[…]
はじめに:“速さ”でなく“スムーズさ” 皆さんは、私、フレディ・スペンサーのことをどういうライダーだと思っているだろうか? 前走者のインに飛び込んだり、コーナーの立ち上がりでホイールスピンを続けるなど[…]
1.「裏ペタ」という不思議なカスタム SS系やストリートファイター系のカスタムバイクで、時折見かけることがある「裏ペタ」。要はナンバープレートを、リヤフェンダーの内側に貼り付けるカスタム(!?)のこと[…]
まるでスポーツカーのような佇まい! 都会に溶け込むクールデザイン 一目見ただけで「お、格好いいな」と思わせるのが、このバイクの持つ力だ。ヤマハの誇るスポーツスクーター「MAXシリーズ」のDNAを継承し[…]
人気記事ランキング(全体)
普通自動車免許で楽しめる。リバーストライク「Can-Am」 Can-Amシリーズは、一般的な2輪バイクや、前1輪・後2輪の従来のトライクとは異なる、前輪2つ、後輪1つの「リバーストライク」と呼ばれる構[…]
【魅力1】30年ぶりの4気筒フルカウルに最新「Eクラッチ」を融合 「4気筒の高周波サウンドを響かせながら、風を切って走りたい」。そんなフルカウルファンの渇望を満たすCBR400R FOUR E-Clu[…]
レースを戦うために研ぎ澄まされた、妥協なきスペック 「最新の電子制御と、エンジンを限界まで回し切る快感を両立した生粋のサーキット用レーシングマシンが欲しい」。そんなハードコアなスポーツ走行愛好家にとっ[…]
迷わず疲れない250cc、新型XMAX 250ccフルサイズスクーターの決定版「XMAX ABS」の2026年モデルが発表された。ツーリング時の疲労や道迷いを解消する電動スクリーンや、ガーミン製ナビを[…]
2027年モデルSEに精悍なブラックが登場。価格とスペックは据え置き 「毎年仕様が変わると買い時がわからない」「また値上げしてしまうのでは」。そんな不安を抱えて購入を迷っていたライダーにとって、今回の[…]
最新の投稿記事(全体)
南海部品×JIGGYS SHOP。機能性とファッション性を両立したクールタッチドライウェア バイク用品の企画・製造・販売などを行う「南海部品」とカジュアルファッションを手掛ける「JIGGYS SHOP[…]
ギミック満載のタフネス構造 「樹脂製って強度は大丈夫?」と思うかもしれないが、そこは信頼のデイトナ。裏面に高密度リブを張り巡らせた高強度素材を採用し、ベルトの締め付けやハードな積載にもビクともしないタ[…]
YFRT:MotoGP&SBKの刺客とレジェンド中須賀が魅せた「最強の絆」 21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM:2位(188周) 天候悪化の予報により、土曜の「TOP10トライ[…]
大太鼓を打つような豪快なパルスに酔いしれる ヴィンテージハーレーに心を奪われるのなら、まさに夢のような1台だ! リジッドフレームにスプリンガーフォーク、そしてビッグツイン伝統のOHV初代ナックルヘッド[…]
25%増のダウンフォース、ZX-10R/RR 2026モデル登場 スーパーバイク世界選手権で幾度もの栄光を掴んできたカワサキのフラッグシップ「Ninja ZX-10R」と「Ninja ZX-10RR」[…]
- 1
- 2














































