[バイク歴史探訪] 1970年代“ナナハン”ブームの後に来た、高性能オフロード車の時代【エルシノアやTYが登場】

ホンダ エルシノアMT250

●文:モーサイ編集部(中村友彦)

1960年代末から、大排気量大型車で世界の2輪業界をけん引する立場になった日本勢だが、オンロードスポーツ車に続き新たに力を入れ始めたのが、オフロードの分野である。

もっとも、1969年にヤマハがDT-1/AT-1を発売して以来、日本のオフロード車は急速な進化を遂げていたのだが、その進化に拍車をかけたのが、ホンダが四半世紀ぶりに新規開発した2ストローク車・1972/1973年型「エルシノア」だった。

ホンダ エルシノアCR250M

【1972 HONDA ELSINORE CR250M】

ホンダ エルシノアMT250

【1973 HONDA ELSINORE MT250】公道モデルのエルシノア。エンジンは空冷2ストローク単気筒で、最高出力23馬力を発揮した。国内版は1973年の登場。

モトクロッサーのエルシノアCR250M/125M、保安部品付き公道モデルのエルシノアMT250/125が同時開発された(エルシノアMT250/125は公道モデル初の2ストロークエンジン車となった)。CMには映画スターのスティーブ・マックイーンが起用されたことでも有名だった…

※本記事は2022年3月3日公開記事を再編集したものです。※出典元:旧車二輪専門誌『モーターサイクリストCLASSIC』2019年4月号