フォーティエイトが一目瞭然、年式別解説
XL1200XSフォーティエイト
ハーレーダビッドソン フォーティエイトが登場したのは’11年式から。以降これまで12年間、ラインナップに欠かせぬモデルとして強い存在感を示してきた。ここでは各年式別に見てみよう。2018〜2020年までの3年間は、兄弟車となるフォーティエイトスペシャルも販売された。
【2011年式・初代】アンダーマウントされたミラー/小振りな燃料タンク/ファットタイヤなど、その装備は個性的なものばかり。容量7.9Lのフォーティエイトタンクには「Sportster」と「HARLEY-DAVIDSON」のロゴ。ホイールはクロススポーク仕様だ。
【2012・タンクロゴ変更】タンクロゴが「FORTY-EIGHT」となり、車体色は写真のHDオレンジのほか、ビッグブルーパール/クロームイエロー/ビビッドブラックへ。MT90B16だったフロントタイヤは、互換性のある130/90B16となった。
【2013年式・ハードキャンディー登場】ド派手なハードキャンディーカスタムが登場し、話題となった。ブラックベースコートに7 回以上メタルフレークを吹きつけ、何層にもクリアコートを施し、ハンドサンディングを経て仕上げた珠玉のペイント。写真はコロマゴールドフレーク。
【2014年式・マフラーなど変更点多し】見た目こそ大きな違いはないものの、’14年式はスポーツスター全車で変更点が多い。マフラー連結管がなくなり、エキゾーストパイプも形状変更。O2センサーが小型化するなどしているので、マフラー交換時は’04-’13と’14以降で互換性がなく、注意が必要。車載コンピュータの接続にCANBUS(キャンバス)が使われており、インジェクションチューニングのデバイスの互換性も気をつけたい。また、グリップまわりもハウジングやレバーを刷新し、バッテリーの搭載方法やパッセンジャーのフットペグマウントも変更。前輪ブレーキディスクは292→300mmに拡大され、キャリパーピストンも34mmとなった。リアキャリパーは片押し式1ピストンを対向式2ピストンにグレードアップ。
【2015・スポークホイール最終】フロントフォークはこの年式まで、他のスポーツスターと同じインナーチューブ径39mmの細いタイプ。オーソドックスなスポークホイールも最終イヤーとなった他、リヤサスも’16年式からプレミアムライドエマルジョンショックへグレードアップする。
【2016年式・太いフロントフォークへ】ABSの採用は’16年式から。クロススポーク仕様だったホイールをキャスト化し、インナーチューブ径が10mm 太い49mのダイナ用フォークを装着。フロントエンドの迫力をいっそう増した。オーバル形状だったエアクリーナーケースはラウンド型となり、スリット入りのマフラーヒートガードでブラックマフラーを強調している。リヤサスペンションも上級仕様へ。
【2017年式・ハードキャンディも健在】’17年式からリアスプロケットがUS仕様に。また、’16年式から採用したバー&シールドのタンクエンブレムやストライプデザインを継続採用する一方で、エンブレムのつかないハードキャンディも設定し続け、’17年式ではゴールドとレッドの2色が選べた。
【2018年式・115周年記念モデルも登場】H-D創業115周年を迎え、’18年式ではレジェンドブルーデニムのアニバーサリーエディションも発売された。また、カスタムに興味があるなら、’17年式以降はスリップオンマフラー交換時にガスケットが必要となったことも忘れてはならない。ディーラーやショップで要確認。
【2019年式・フレーク系カラーが廃止に】’18年式ではハードキャンディーシャッタードフレークの車体色がカタログで選べたが、’19年式ではフレーク系がなくなり、トーンを抑えた落ち着いたカラーバリエーションになった。タンクエンブレムも外され、再びペイントに。
【2020年式・熟成に達した人気者】円熟期といえる’20年式は、ビビッドなパフォーマンスオレンジをはじめ、ティレットレッド/ストーンウォッシュホワイトパール/リバーロックグレーデニム/ベーシックなビビッドブラックというカラーバリエーション。
【2021年式・キーレス化、即完売】生産終了も囁かれる中、キーレスイグニッションに進化し登場。車体色はビビッドブラック/ビリヤードティール/ミッドナイトクリムゾンの3色のみで、いずれも即完売。XL1200XSはカタログ落ちし、新車のオーダーができなかった。
XL1200XSフォーティエイトスペシャル
【2018年式・兄弟車が仲間入り!】2018年のレイトモデルとして「フォーティーエイトスペシャル」がラインナップに加わった。グロスブラックのトールボーイハンドルバーを備え、タンクにはショベルヘッド時代をイメージしたレインボーストライプがあしらわれた。
〈バイヤーズガイド〉空冷スポーツスターが生産終了し、人気No.1のフォーティエイトの人気が急騰。価格は年式を問わず、天井知らずのままに急上昇中だ! なかでも、発売期間が短いレインボータンクの48スペシャルは超人気!!
【2019年式・Sならではの装いが見事】エンジンもロッカーカバーがブラックアウトされ、腰下をクローム仕様となるなどコントラストを演出するフォーティエイトスペシャル。1200Xにはあるマフラーヒートガードのスリットやキャストホイールの切削加工がSではなくなっている。
【2020年式・カラバリは3色】ストーンウォッシュホワイトパール/ビリヤードレッド/ビビッドブラックという3色を設定した’20年式。’19年式ではウィキッドレッド/ビリヤードホワイト/ビビッドブラックという顔ぶれだった。短命に終わっただけにレア車だ!
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
あなたにおすすめの関連記事
明るく広々した店内に人気の最新モデルが勢揃い 弾ける笑顔で、ハーレーダビッドソン埼玉花園の店内を案内してくれるのは市川さん。ハーレーダビッドソンがミルウォーキーに構え続ける本社屋のようなレンガづくりの[…]
最大40%オフの記念フェアも開催! 全国に112店舗あるハーレーダビッドソン正規ディーラーの中から、年度ごとにナンバーワンを表彰するのが「ディーラー・オブ・ザ・イヤー」だ。 正規ディーラーとしての[…]
ブレイクアウトのモディファイに特に定評があるフォレストウイング パフォーマンスバガーからスポーツスターまで、ジャンルを問わず都会的でハイセンスなカスタムを次々とリリースしてくるフォレストウイング。M8[…]
インジェクションチューニングの効果を体感 「インジェクションモデルは、燃料や点火のタイミングをコンピュータで制御していますが、ノーマルの場合、排ガス規制に適合させるため、燃料の薄いデータがコンピュータ[…]
10周年を機に心臓部を強化! まず車体を見ていく。ロー&ロングの伸びやかな車体に、フロント21インチの大径ホイール、そしてリヤに240mmものワイドタイヤをセットするのが『ブレイクアウト』だ。 2[…]
最新の関連記事(ハーレーダビッドソン)
エボスポが帰ってくる!! 日本市場で販売台数の約4割を占めた時期もある絶対的人気モデル「スポーツスター」。2021年12月に登場したフォーティーエイト・ファイナルエディションを最後に、その歴史はいった[…]
誕生当時は出張修理用マシンだった⁉ トライクの歴史を紐解けば、当初は修理工具を積んだ移動サービスカー「サービカー」にたどり着きますが、これは1930年代のオールドファッション。近代的なモデルは、200[…]
このまま発売して欲しい! ハーレーダビッドソンが「RMCR Café Racer Concept(RMCR カフェレーサーコンセプトバイク)」を発表し、SNSなどでは「カッコイイ」「このまま発売して欲[…]
アイアン883が大のお気に入り。バイク王公式アンバサダー ずま(虹色侍) 見栄も張れるし使えるし、ずまさんのスポスタお気に入りポイント!! かつては国産車に乗っていた人も、どこかでハーレーダビッドソン[…]
まもなく帰ってくるぞ“パパサン”が! 空冷スポーツスター復活。そんな胸躍るニュースが飛び込んできた。米国ハーレーダビッドソンは5月5日(現地時間)、2026年第1四半期決算の発表にて、新たな成長戦略「[…]
最新の関連記事(新型クルーザー)
誕生当時は出張修理用マシンだった⁉ トライクの歴史を紐解けば、当初は修理工具を積んだ移動サービスカー「サービカー」にたどり着きますが、これは1930年代のオールドファッション。近代的なモデルは、200[…]
長距離ツーリングの退屈さを打ち破る、圧倒的なオーラ 「長距離を走れるツアラーは快適だけれど、デザインがどれも似たり寄ったりで刺激が足りない」。そんな不満を心の奥底に抱えながら、ガレージに収める特別な1[…]
歴史の息吹を自らの手で所有する悦び 1926年の創業以来、数々の伝説的なレースでの勝利と、心を揺さぶる美しいデザインで世界中のライダーを魅了してきたドゥカティ。その100年にわたる栄光の軌跡を、現代の[…]
クォータークラスの既視感を打ち破る2台の黒船 かつて日本の250cc──いわゆる「クォータークラス」は、メーカーの技術と狂気がぶつかり合う群雄割拠のセグメントだったはず。しかし、「効率」もより重視しな[…]
チェーンメンテナンスから解放される悦び。ヒョースン「GV250X Roadster」 ヒョースンから2026年6月に上陸予定の「GV250X Roadster」は、チェーンメンテナンスから解放してくれ[…]
人気記事ランキング(全体)
未塗装樹脂パーツ、白っぽくなっていませんか? 最近のバイクでは必ずといって良いほど採用されている素材が「未塗装樹脂パーツ」です。 未塗装樹脂パーツとは文字通り塗装していない樹脂製パーツのことです。黒や[…]
二輪のふらつきにサヨナラ。四輪がもたらす圧倒的な安心感 自転車や二輪の電動モビリティに乗っていて、低速時や荷物を積んだ時のふらつきにヒヤリとした経験はないだろうか。特に歩道走行モードのような低速域では[…]
長距離ツーリングの退屈さを打ち破る、圧倒的なオーラ 「長距離を走れるツアラーは快適だけれど、デザインがどれも似たり寄ったりで刺激が足りない」。そんな不満を心の奥底に抱えながら、ガレージに収める特別な1[…]
レトロなスタイルは好きだが、急ブレーキの不安は消したい 「クラシックなデザインのバイクに乗りたいけれど、安全装備がついていないのは不安だ」。雨の日のマンホールや、パニックブレーキでのタイヤロックにヒヤ[…]
スリムな設計で取り付け場所の自由度がUP! スマートな防犯用アイテム登場 出先でのヘルメットの盗難抑止に重宝するヘルメットロックだが、近年のバイクはスマートフォンホルダーや各種コントローラーなどでハン[…]
最新の投稿記事(全体)
エボスポが帰ってくる!! 日本市場で販売台数の約4割を占めた時期もある絶対的人気モデル「スポーツスター」。2021年12月に登場したフォーティーエイト・ファイナルエディションを最後に、その歴史はいった[…]
ファンティックの考える「スクランブラー」とは!? ファンティックの代表車種「キャバレロ」はスクランブラーと呼ばれるスタイルですが、野口代表はどうお考えですか? 「スクランブラー。スクランブル=緊急発進[…]
誕生当時は出張修理用マシンだった⁉ トライクの歴史を紐解けば、当初は修理工具を積んだ移動サービスカー「サービカー」にたどり着きますが、これは1930年代のオールドファッション。近代的なモデルは、200[…]
80年代の熱気を呼び覚ますジェットヘルメットに最適なアイウェア 日差しや走行風、巻き上がる砂埃から目を保護するゴーグルは、快適なライディングに欠かせない装備。特に小ぶりなジェットヘルメットや、クラシッ[…]
世界限定499台、ハイブリッドシステムを採用したラ・フェラーリ ラ・フェラーリはフェラーリが2013~2016年にかけて限定生産した、ハイブリッドシステム「HY-KERS」を搭載する最高峰のハイパーカ[…]





















































