
マフラーやエアクリーナーなどの吸排気系をカスタムした場合、必須と言われるインジェクションチューニング。伊豆や富士周辺をツーリングしながらチューニングの効果を体験できる、HSC沼津のレンタルサービスを紹介しよう。
●文:ウィズハーレー編集部(青木タカオ) ●写真:磯部孝夫 ●外部リンク:HSC沼津
インジェクションチューニングの効果を体感
「インジェクションモデルは、燃料や点火のタイミングをコンピュータで制御していますが、ノーマルの場合、排ガス規制に適合させるため、燃料の薄いデータがコンピュータ内にプログラムされています。効率の良いエアークリーナーやリプレイスマフラーに交換した場合、吸排気のバランスが崩れ、性能を十分に発揮できなくなるだけでなく、エンジンが熱を持ったりノッキングを起こしやすくなり、故障の可能性も出てきます。車両ごとに適正にチューニング/セッティング(調整)することにより、エンジンにとってもっとも良い状態で走行できるようになり、性能をフルに発揮できるのです」
そう教えてくれたのは、シャーシダイナモチューニングに定評のあるHSC沼津の佐々木綱柄代表。ブルースカイヘブン2022では国内で唯一、本場さながらの最新シャーシダイナモを搭載したトラックにて、パワーチェックやチューニングを屋外のイベント会場で披露し、来場者の目を楽しませつつ、チューニングの重要性を広く伝える活動も行った。
その効果は、吸排気系を交換してセッティングを済ませたM8ブレイクアウトを走らせると、すぐに納得できる。粘り強く低回転でアイドリングし、極低速から太いトルクを発揮するので、クラッチミートだけでスルスルと車体が前へ出ていく。常用回転域ではひときわスロットルレスポンスが鋭く、アクセルを戻した時のエンジンブレーキも使いやすい。さらに高回転も驚くほどパワフルで伸びやかだ!
HSC沼津では、レンタルサービスで伊豆や富士周辺をツーリングしつつ、カスタムの効果を体験することもできる。用意されている車両も多種多様。もちろんノーマル車もあるし、人気のフォーティーエイトだって体感できる。ぜひ、お試しあれ!
※本記事は“ウィズハーレー”が提供したものであり、文責は提供元に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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