
7月のホンダ関連ニュースは、長らく復活が待たれていた直列4気筒400ccモデルの正式発表が最大の目玉となった。Eクラッチを搭載した新型CB400SFやCBR400R FOURの登場は、多くのライダーの心を掴んで離さない。さらに、モンキーミーティングを沸かせた熱狂的な4ミニカスタムの祭典から、中国市場で独自の進化を遂げる最新電動モビリティの動向まで、7月を彩った多彩な話題が揃ったぞ。
●文:ヤングマシン編集部
製作費230万超、脳がバグるCB750Four再現
第18回モンキーミーティングで1位に輝いた、CB750Fourの124ccスケールダウンカスタムが凄まじい完成度だった。製作期間4年半、費用は実車が買える230万円以上に達したという。XR70のフレームをベースにダウンチューブを新設し、SP武川製124ccエンジンで実用性を確保。
CB750Fourの純正タンクを切り貼りした外装や純正ボルトの使用、シート裏の赤いスポンジまで再現する狂気的なこだわりを見せる。単なる流用ではなく、旧車パーツを再構成して生み出された「再現工学」の結晶であり、現代の4ミニカスタムにおけるひとつの到達点と言える圧倒的な一台だ。
再現という行為の本質 第18回モンキーミーティングの会場には数多のモンキー系カスタムが集まり、綺羅星のごとく会場を埋め尽くしたカスタムモンキーの中に一際目を惹く1台があった。 それは伝説的名車であるホ[…]
ブレンボ6基搭載、過剰性能を極めたリトルカブ
「過剰性能」をコンセプトに掲げたリトルカブベースのカスタムマシンが異彩を放っていた。フロント190、リア200という大型スーパースポーツ並みの極太タイヤを装着し、前後合わせて24ポットとなるブレンボ製キャリパーを6基も搭載。
ナイトロン製サスペンションとエアサスを組み込んだリンク式リアセクションや、ダウンドラフト式ツインチョークキャブレターなど、オーバースペックを意図的にデザインとして成立させている。エンジンはあえてノーマルの125ccに留めるなど、卓越した金属加工技術と遊び心が融合した圧倒的な存在感だ。
“過剰性能”というコンセプト 第18回モンキーミーティングの会場を沸かせたリトルカブベースのカスタムマシンがある。その核となるのは「過剰性能」という明確なコンセプトだ。通常の車両開発では、性能は用途に[…]
100万円切りの衝撃、CB400SF復活
多くのファンが待ち望んだ直列4気筒ヨンヒャクネイキッド、「CB400スーパーフォア Eクラッチ」が2026年8月21日に99万8800円で発売される。新設計の399ccエンジンは最高出力58馬力を発揮し、電子制御スロットルの採用でスムーズな出力を実現。往年の名車CB400FOURを彷彿とさせる4-2-1マフラーが直4サウンドを響かせる。
最大のトピックはクラッチ操作から解放される「ホンダ Eクラッチ」の標準装備で、渋滞やツーリングの疲労を激減。スマホ連携の5インチ液晶など最新装備をまとい、伝説が再び公道へ舞い戻る。
58馬力を絞り出す新設計の直列4気筒エンジン 「もう一度、あの甲高い直4サウンドを響かせて走りたい」。そんなライダーの切なる願いに、ホンダの技術陣は新設計の399ccエンジンで完璧に応えてみせた。 最[…]
待望の直4フルカウル、CBR400Rフォア登場
新設計の直列4気筒エンジンを搭載した新型フルカウルスポーツ「CBR400R FOUR E-Clutch」が、2026年9月18日に119万9000円で発売される。最高出力58馬力を絞り出すエンジンに加え、ヘッドライト下部に備わるツインラムエアダクトが高速域でのシャープな吹け上がりとレーシーな吸排気音を演出する。
「ホンダ Eクラッチ」が標準装備され、シフトダウン時の変速ショックも極限まで低減。クラッチ操作の負担から解放されることで、ライダーは前傾姿勢のポジションを活かしたスポーツライディングに没頭できる。
58馬力の直4エンジンが放つ、突き抜けるような高揚感 「ヨンヒャクでも胸のすくような直列4気筒エンジンの吹け上がりを、フルカウルモデルでとことん味わい尽くしたい」。そんなスポーツ志向のライダーの渇望を[…]
新型直4モデルの足つきと咆哮サウンドを検証
発売が決定した新型「CB400スーパーフォア」と「CBR400Rフォア」の実車またがり&サウンドインプレッションを公開した。新設計の399ccエンジンは1万1500rpmで58馬力を発揮し、鳥肌が立つほど秀逸な直4サウンドを奏でる。
シート高はいずれも780mmで、身長171cmのテスターによればCB400SFは抜群の足つき性と軽い取り回しを実現。フルカウルのCBR400Rフォアは少し前傾姿勢となり、カウル類の影響で重厚感があるものの足つきは良好だ。両車ともEクラッチを搭載し、純粋に操る楽しさを堪能できる仕上がりとなっている。
直4の咆哮。心震わす吸排気サウンド 「エンジンを回した瞬間、鳥肌が立った」。そう言いたくなるほど、両車のサウンドチューニングは秀逸だ。 新設計の399cc水冷直列4気筒エンジンは、最高出力58PSを1[…]
ペダル廃止で原点回帰、新型ズーマーe:
中国の五羊ホンダから、特定原付に近い電動バイク「ズーマーe:」の2026年モデルが発表された。最大の進化は、中国の国家規格改訂に伴い義務付けられていた「ペダル」が廃止された点だ。
これにより、アイコニックな丸目2灯ヘッドライトとむき出しの鋼管フレームが際立ち、かつての50ccガソリン時代のような無骨なスタイルへと原点回帰を果たした。前後ディスクブレーキやTCSを標準装備し、上位版は航続距離105kmを実現。スマホ連携で鍵も不要となるなど充実の機能ながら、現地価格は約15万円という破格のコストパフォーマンスを誇る。
最大のトピックは「ペダルの廃止」。法改正の恩恵で本来の無骨なスタイルへ原点回帰! スクーターといえばいまやプラスチックのカウルで覆われているのが当たり前だが、その真逆をいったのがホンダのズーマー。外装[…]
アクションカメラと連携、万能電動カフェレーサー
中国・五羊ホンダのハイパフォーマンス電動バイク「E-VO」の2026年モデルが発表された。珠海サーキットの記録を持つ本機は、最大6.2kWhのリチウム電池を積み、中排気量車に匹敵する15.8kWのピークパワーを発揮。新型ではDJI製アクションカメラと連携し、ハンドル元のボタンでVlog撮影が可能なほか、前後ドラレコの映像をサブモニターに投影する機能も備える。
さらにサイドバッグステーが追加され、利用可能な充電ステーションも620万基へと大幅に拡大。これだけの最新装備を誇りながら、価格は約70万円に据え置かれている。
サーキット最速の血統を受け継ぐ猛烈な加速力 街乗り用のスマートな電動バイクかと思いきや、その中身は生粋のスポーツモデルだ。E-VOは、珠海サーキットにおいて二輪ラップタイムの記録を打ち立てた業界のベン[…]
まとめ:直4ヨンヒャクの帰還と広がる電動モビリティの可能性
7月は、日本のバイクシーンを牽引してきた「ヨンヒャク直4」の系譜が、最新のEクラッチ技術とともに劇的な復活を遂げた歴史的な1ヶ月であった。CB400SFやCBR400R FOURがもたらすエンジンフィーリングと操る喜びは、多くのライダーに新たな熱狂を呼び起こすだろう。
また、中国市場で展開されるペダルレスのズーマーe:やカメラ連携のE-VOなど、電動モビリティの急速な進化と低価格化も印象深い。8月以降はどんなニュースが飛び出してくるか、乞うご期待。
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