
アグレッシブなスタイリングと強烈な走りで、中型ネイキッド市場を牽引し続けるKTMの「390デューク」。大幅なアップデートが施された従来モデルの熱気もそのままに、早くも2026年モデルの国内導入が発表された。前年モデルからの最大の違いは、ストリートからサーキットまで対応する盤石の制動力を手に入れたことだ。自社開発の新型ブレーキシステムを導入し、さらに隙のないパッケージへと進化した最新モデルの魅力に迫る。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:KTM
完全自社開発のWP製ブレーキシステムを新採用
「エンジンやフレームの進化に見合う、もっとコントローラブルなブレーキが欲しい」。そんなエンスージアストの要望に、KTMは応えてみせた。2026年モデルにおける前年モデルとの最も大きな違いであり、最大のトピックとなるのが「自社開発のWPブレーキシステム」の導入だ。
フロントには320mmの大型ディスクと新開発の4ピストンラジアルキャリパー「WP FCR4」を装備。リアにも240mmディスクと新開発のシングルピストンキャリパー「WP RCF4」を組み合わせている。前後サスペンションと同じWP製のブレーキシステムに統一されたことで、ハードなブレーキングからコーナーへの進入に至るまで、より繊細でリニアなコントロール性をライダーに提供してくれるはずだ。
従来モデルから受け継ぐ、扱いやすさと圧倒的なパフォーマンス
ブレーキシステムの刷新という武器を手に入れた一方で、2025年モデルで一新され高く評価されている基本コンポーネントはしっかりと受け継がれている。心臓部には、最高出力45PS(8500rpm)を発揮する398.7ccの単気筒エンジン「LC4c」を搭載し、スムーズかつ強烈な加速を実現。
スチール製トレリスフレームとアルミダイキャスト製サブフレームを組み合わせた2ピース構造により、軽快なハンドリングと高い剛性を両立している。また、リアサスペンションをオフセンターにマウントすることで、エアボックスの大型化とシート高の低減に貢献。820mmのシート高と165kgという軽量な車体は、体格を問わず多くのライダーに高い安心感を与えてくれることだろう。
サーキットも視野に入れた、充実の電子制御と足回り
足回りには、伸側と圧側を5段階で調整可能なWP製APEXオープンカートリッジ・フロントフォークと、調整機構を備えたスプリットピストン・リアショックアブソーバーを標準装備。路面状況や好みに合わせた緻密なセッティングが可能となっている。
さらに、5インチフルカラーTFTディスプレイから操作できる電子制御も1クラス上の充実度だ。雨天用の「RAIN」モードから、サーキット走行に特化した「TRACK」モードまで選択可能で、理想的なスタートを決めるローンチコントロールやコーナリングMTCなども備わっている。
価格は82万9000円。カラーはブラックとブルーの2色展開で7月より発売される。新型ブレーキシステムを手に入れ、走りの死角をさらに減らしたこのマシンは、あなたのバイクライフを刺激的なものに変えてくれることだろう。
KTM 390 DUKE (2026model) COLORS
KTM 390 DUKE (2026model) SPECS
| エンジン型式 | 水冷4ストロークDOHC単気筒 |
| 総排気量 | 398.7cc |
| 最高出力 | 33kW(45PS)/8500rpm |
| 最大トルク | 39Nm/7000rpm |
| 変速機 | 6速 |
| フレーム | スチール製トレリスフレーム パウダーコート |
| Fブレーキ | WPラジアルマウント4pキャリパー+320φローター |
| Rブレーキ | WP 1pキャリパー+240φローター |
| タイヤ(F/R) | 110/70 R-17 / 150/60 R-17 |
| シート高 | 820mm |
| 車輌重量 | 165kg (燃料含む) |
| 燃料タンク容量 | 約15L |
| 保証期間 | 最長4年間 (条件有り) |
| メーカー希望小売価格 | 82万9000円(税込) |
| 発売予定時期 | 2026年7月 |
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