
ドゥカティのネイキッドモデルを牽引してきたモンスターシリーズに、待望の新色「スポーツカラー」が追加される。それが伝説的モデル「モンスターS4」のDNAを受け継ぐグレーとレッドの鮮烈なコントラスト。見る者の心を一瞬で奪うはずだ。フロントフェアリングを標準装備する「モンスタープラス」専用となるこの特別な1台は、2026年7月25日に日本上陸を果たした。価格は179万円。スペックだけでは語れない、その圧倒的な魅力を紐解いていこう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ドゥカティ
渋滞の多い街中も、週末のワインディングも。どちらも諦めたくないあなたへ
平日は通勤や街乗りでバイクを使い、週末は郊外のワインディングでスポーツライディングを満喫する。そんな理想のバイクライフを描きつつも、大型バイク特有の取り回しの重さや、低速域での扱いにくさにストレスを感じているライダーは少なくない。大排気量ならではのパワーは欲しいが、もっと気軽に乗れる相棒が欲しい。
そんな切実な悩みに、ドゥカティがひとつの明確な答えを提示した。それが新型モンスタープラスだ。最新の電子制御と極限までシェイプアップされた軽量ボディの組み合わせにより、ストップアンドゴーの多い市街地でも250ccクラスのような軽快さでスイスイと駆け抜けられる身軽さを実現。それでいて、スロットルを開ければドゥカティらしい猛烈な加速がライダーを非日常へと連れ出してくれる一台だ。
伝説の「S4」が現代に蘇る。所有欲を満たす洗練のスポーツカラー
今回追加されたスポーツカラーの最大のトピックは、そのカラーリングに込められたストーリーだ。モンスター史上初の水冷4バルブエンジンを搭載し、一時代を築いた名車モンスターS4へのオマージュとなっている。落ち着きのあるグレーをベースカラーに据えつつ、ホイールやシート、フロントフェアリングなどの随所に鮮やかなレーシング・レッドを配置。
エレガントでありながら、内なる闘争心を隠しきれないドゥカティらしいアグレッシブなスタイリングに仕上がっている。日本市場に導入されるモンスタープラスには、小ぶりながら防風効果の高いフロントフェアリングと、スポーティなリアビューを演出するパッセンジャーシートカバーが標準装備される。ガレージに置かれたその美しい姿を眺めるだけでも、オーナーの所有欲を深く満たしてくれることだろう。
175kgの超軽量ボディと新世代V2エンジンがもたらす、意のままの走り
新型モンスタープラス、一番の魅力はドゥカティ史上最軽量となる新開発の890cc水冷V2エンジンにある。最高出力111ps、最大トルク91.1Nmというスペックもさることながら、注目すべきはその出力特性だ。4000rpmから1万rpmという実用域において、最大トルクの80%以上を発生し続ける。これにより、シフトチェンジをサボっても右手の動きひとつで車体をグイグイと前に押し出してくれるのだ。
さらに驚くべきは175kgという驚異的な車両重量。極限まで無駄を削ぎ落としたスリムな車体は、シート高775mmという足着きの良さと相まって、ライダーに絶大な安心感をもたらす。ピレリ製の高性能タイヤが路面を確実にとらえ、ショーワ製のサスペンションがしなやかに動くことで、まるで手足の一部になったかのような一体感を味わえることだろう。
長距離も安心。最新デバイスと驚異のメンテサイクルで不安を解消
現代のスポーツバイクにおいて、電子制御の充実度は走りの質を大きく左右する。新型モンスタープラスは、コーナリングABSやトラクションコントロールはもちろん、前輪の浮き上がりを抑えるウイリーコントロールまで標準装備。クラッチ操作不要でシフトチェンジが可能なクイックシフターは、疲労軽減だけでなく、スポーツ走行時のタイムアップにも直結する。
ライディングモードを切り替えれば、雨天時からサーキットまで、状況に合わせてバイクの性格をガラリと変えられる。そして、見逃せないのが4万5000kmというクラス最高水準のバルブクリアランス点検インターバルだ。輸入車はメンテナンス費用がかさむというかつての常識を覆し、長く付き合う上での経済的な負担を大幅に軽減。これなら、維持費の心配をすることなく思う存分ツーリングを楽しめることだろう。
スポーツネイキッドの完成形。新たな相棒と最高のバイクライフを
伝説のデザインを纏い、最新のテクノロジーで武装した新型モンスタープラスのスポーツカラー。街乗りでの圧倒的な扱いやすさと、ワインディングでの胸のすくようなスポーツ性能を高次元で融合させたこの1台は、まさにスポーツネイキッドのひとつの完成形と言えよう。
週末の早朝、静まり返った街を抜け出して山の頂を目指す。そんな至福の時間を、このバイクなら鮮烈に彩ってくれる。価格は179万円と決して安い買い物ではないが、このバイクがもたらす非日常の体験と、長期間にわたるメンテナンスの安心感を考えれば、その価値は十二分にあるはずだ。あなたのバイクライフを劇的に変える新たな相棒が、全国の正規ディーラーで待っている。
Ducati Monster + (2026model) COLOR
Ducati Monster + (2026model) SPECS
| エンジン形式 | 90°V2 気筒あたり4バルブ インテーク可変バルブタイミング 水冷 |
| 排気量 | 890cc |
| 最高出力 | 111ps/9000rpm |
| 最大トルク | 91.1Nm/7250rpm |
| フロントサスペンション | 43mm径SHOWA製倒立フォーク |
| リアサスペンション | プリロード調整可能SHOWA製モノショック |
| フロントブレーキ | 320mm径ダブルディスク brembo製ラジアルマウントM4.32 4ピストン |
| リアブレーキ | 245mm径ディスク 2ピストン |
| タイヤ(F/R) | PIRELLI製ディアブロロッソ4 120/70 ZR17 / 180/55 ZR17 |
| シート高 | 775mm |
| 車両重量 | 175kg(燃料を除く、装備重量) |
| 燃料タンク容量 | 14L |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ドゥカティ)
ドゥカティしか実現できない豪華絢爛なゲストライダー陣 WDW(イタリア語ではヴーディーヴーと発音する)は、ドゥカティにとってホームともいえるミサノ・サーキットで行われる。ここは「ミサノ・ワールド・サー[…]
未踏の地へ。30Lタンクを備えた「V4 ラリー」の絶対的安心感 長距離ツーリングの最中、「ガソリンスタンドが見つからない」「足つきに不安がある」とストレスを感じた経験はないだろうか。 V4 ラリーは、[…]
【主要諸元】 サイズ:全長 2130 全幅 820 全高1120 軸距 1492 シート高 775 [ローシート+ローサスペンション] (各mm) 車重:175kg(燃料ナシ) エンジン[…]
憧れのGPマシンをガレージに。所有欲を満たす特別なレーシング・カラー 「ハイエンドなスポーツバイクに乗るなら、誰が見ても特別な1台だとわかるオーラが欲しい」。そんなライダーの欲求を完璧に満たしてくれる[…]
伝統と革新が交差する、息を呑むほど美しいシルエット 「外車はデザインが良いけれど、ポジションがキツそうで乗るのをためらってしまう」。そんな不安を抱えるライダーの前に新型モンスターを置けば、ひと目でその[…]
最新の関連記事(新型ネイキッド)
2027年型Z400はカラーチェンジで大人の色気をまとう カワサキのミドルクラスを牽引するスーパーネイキッド「Z400」に、早くも2027年モデルが登場する。 2026年モデルで採用されていた、グレー[…]
滑らかシフトダウンにプロレーサーも嫉妬!? スポーツランドSUGOで開催された全日本ロードレース選手権の今季初レースを、表彰台圏内まで一歩届かず4位で終えた直後、最新モデルのCB750 HORNET […]
ゴールドフレームが魅せる圧倒的色気! 2026年型との違いは「骨格」にあり! 「250ccクラスのネイキッドなんて、どれも似たようなものだ」などと侮るなかれ。今回発表されたカワサキのZ250の2027[…]
スーパーチャージャーがもたらす異次元の加速フィール 初登場時から変わらない、圧倒的な存在感は健在だ。カワサキの「Z H2 SE」が、2027年モデルとして2026年9月5日に発売される。 このマシンの[…]
不安なくステップアップできるプラス53ccのアドバンテージ 2026年2月に販売開始したZ500とNinja500は、海外ではZ400/Ninja400(日本では現行モデル)の後継として2024年から[…]
人気記事ランキング(全体)
三輪ソーラーEV「スリールオータ」 スリールオータは、電気だけで動く極めて実用的な小型三輪モビリティだ。ドアがない仕様は「側車付き軽二輪車登録」、ハードドアを装備した仕様は「ミニカー登録」と、ユーザー[…]
ガソリン代ゼロ!50cc原付やキックボードを凌駕する圧倒的な経済性 この高い経済性は、毎日の通勤や通学における移動コストを最小限に抑え、家計を大きく助けてくれる。車体重量の面でも、重いエンジン部品を多[…]
スマートさでエレクトロタップを圧倒するのがギボシ端子による接続 スマートフォンより大きな画面で情報が読み取りやすく、ドライブレコーダー一体式の製品もあり、価格的にもスマホよりリーズナブルなものも多いこ[…]
際立つ「3つの特別装備」とグラフィックの所有感 日本では2017年に生産終了して以来、復活が待たれているタフ125ccスクーターのBW’S。実は現在でも台湾では販売が続いている。このたび、現地で登場し[…]
7.0リッターV8ツインターボ×軽量カーボンボディ まずは、750馬力を絞り出すエンジンこそサリーンの真骨頂かと。フォード製の巨大な7.0リッターV8エンジンに、ギャレット製のターボをツイン装備。しか[…]
最新の投稿記事(全体)
ストリートカルチャーと融合。限定コラボが生み出す極上シルエット:ニューエラ×クシタニ リミテッドエディション メジャーリーグベースボール唯一の公式キャップブランドであり、ストリートファッションやカルチ[…]
ニューヨークステーキに挑む異端児タルタルステーキ 世の中のあれこれ以外に、バイクの世界にもたくさんの「タラ・レバ」があります。「あの時、〇〇だったら、〇〇であれば」がそれ。もしも発売されてい「タラ」世[…]
乗り手の心を捉えて離さないスーパーXR じつはこのマシン、オーナーは某大手メーカーで辣腕を振るうトップエンジニア。当然、諸般の事情によりその素性は明かせないが、日常的に世界最先端の工学と向き合う人物が[…]
メカニック未経験からプロに育て上げる 高度な整備技術と心構えを磨き、「ヒトづくり」を行う“ 道場” が愛知県に存在する。 整備技術を体系的かつ専門的に学べる、レッドバロン社内向けの機関が「テクニカルセ[…]
鳥の翼から紡がれる伝統のS字シルエットと現代機能のスマートな統合 いわずと知れた日本を代表し、世界で愛される名車スーパーカブ。そのプレミアムモデルであり、長兄となるのが125ccエンジンを積んだC12[…]
- 1
- 2








































