
五羊ホンダの電動バイク「E-VO」2026年モデルが中国で発表された。現地の珠海国際サーキットのラップ記録を持つ圧倒的な動力性能はそのままに、価格は2万9999元からと据え置き。新たに積載性を高めるサイドバッグステーを追加し、専用アダプターにより利用可能な充電ポールも620万基へと大幅拡大した。ドラレコ標準装備やアクションカメラ連携など、未来のモビリティを体現する一台を紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:五羊ホンダ
サーキット最速の血統を受け継ぐ猛烈な加速力
街乗り用のスマートな電動バイクかと思いきや、その中身は生粋のスポーツモデルだ。E-VOは、珠海サーキットにおいて二輪ラップタイムの記録を打ち立てた業界のベンチマーク的存在。
その心臓部には、新能安製の74V・28Ah高性能リチウム電池を採用。3パック並列アーキテクチャに対応しており、総容量は最大6.2kWhに達する。これにより生み出されるピークパワーはなんと15.8kW(21.4PS)。中排気量ガソリンバイクに匹敵する加速力を発揮するのだ。
どこまでも走り続けたくなる安心の充電ネットワーク
電動バイク最大の悩みといえば、出先での充電や航続距離への不安だ。しかし、2026年モデルのE-VOならそんな心配は無用。新たにオプション設定されたDC充電アダプターを使用すれば、互換性のある充電スタンドがこれまでの250万基から一気に620万基へと拡大するからだ。
自動車用交流充電スタンド(3400W)を使えば、わずか1時間の充電で航続距離を80kmも伸ばすことが可能だ。日本国内の充電規格への対応は不明だが、現地の移動ではかなりストレスが軽減されるだろう。さらに、新型では待望のサイドバッグステーが追加され、積載能力が大幅に向上した。週末のロングツーリングにも躊躇なく連れ出せるパッケージとなったのだ。
息を呑む美しさと安心の足つき性を両立
世界的な権威を持つiFデザイン賞を獲得したスタイリングは、街角に停めておくだけで道行く人の視線を釘付けにする。フレームやスイングアーム、ハンドルバーには、陽極酸化表面処理を施したアルミニウム合金鍛造素材を採用。耐腐食性と耐スクラッチ性を高め、タフな使用にも耐え抜く造りだ。
さらに見逃せないのが、765mmという低く抑えられたシート高だ。身長160cmのライダーでもリラックスして乗れるよう設計されており、信号待ちでの足つきの不安もあまり感じなくて済む。
カメラ連携とダブルモニターで気分は動画クリエイター
このマシンでなにより特徴的な機能が、DJI製のアクションカメラ(オスモアクションシリーズ)との連携。ハンドル元のボタンをワンクリックするだけで、走りながら手軽にVlog撮影が始められるのだ。別途リモコンを用意せずとも、手元で操作できるというのはうれしい。
さらにコックピットには7インチのTFTメインスクリーンとTFTサブスクリーンを備えたスマートデュアルメーターを搭載。ウインカー操作時やリバースモード時には、標準装備された前後1080Pのドライブレコーダーが捉えた後方の映像がメーターにリアルタイム投影される。死角を減らし、安全なライディングを強力にサポートしてくれる機能が満載なのだ。
従来モデルから価格据え置きで装備を大幅アップデート
機能面でも、予想航続距離表示の最適化やブルートゥース接続の安定性向上に加え、ヒルディセントコントロール機能や長航続モード設定、充電SOC上限設定、そしてブルートゥース感知音声リマインダーが新たに組み込まれている。雨の日のスリップを防ぐデュアルチャンネルABSとTCSといった安全装備も健在だ。
外観面ではデカールが一新され、カラーバリエーションには従来の白黒に加え、緑が追加。選ぶ楽しみがさらに増えたのだ。
まとめ:妥協なき進化を遂げた次世代の覇者
圧倒的なパワー、長距離をこなせる積載性と充電網、そして動画クリエイターの心をくすぐる最先端の電子装備。五羊ホンダのE-VO(2026年モデル)は、ライダーの多方面にわたるワガママに価格据え置きで応えた、まさに次世代のバイクと呼ぶにふさわしい1台といえよう。一度そのシートに跨れば、かつてないモビリティ体験に魅了されてしまいそうだ。気になる国内導入時期は未定だが、戦略的価格での上陸に期待したい。
Wuyang-Honda E-VO (2026model) COLORS
Wuyang-Honda E-VO (2026model) SPECS
| 価格 | 2万9999元~ |
| シート高 | 765mm |
| フレーム/スイングアーム/ハンドルバー素材 | 全アルミニウム合金鍛造(陽極酸化表面処理) |
| バッテリー | 74V28Ah 高性能リチウム電池(3パック並列アーキテクチャ対応、総エネルギー最大6.2kWh) |
| ピークパワー | 15.8kW |
| メーター | 7インチTFTメインスクリーン+TFTサブスクリーン |
| 家庭用充電(1800W) | 1時間の充電で航続距離50km増加 |
| 自動車用交流充電ポール(3400W) | 1時間の充電で航続距離80km増加 |
| DC充電アダプター(オプション) | 充電電力3400W |
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