
2026年4月のスズキに関連するモーターサイクル動向は、主力モデルの年次改良と最新機能の追加が目立つ1ヶ月であった。特に、環境負荷の低い次世代の「E10ガソリン」に対応したGSX-8SおよびGSX-8Rの2026年モデルや、ウイングレットを新採用したGSX-S1000GXなど、長く快適にバイクを楽しむための進化が多くのライダーの関心を集めた。また、モーターサイクルショーでの熱気を伝えるレポートから限定アパレル用品まで、多角的な話題が展開された。
●文:ヤングマシン編集部
スズキファン必見の限定140足シューズが登場
鈴鹿8時間耐久ロードレースにおいて、スズキの参戦プロジェクト「Team SUZUKI CN CHALLENGE」を支えた本物のギアが一般向けに登場した。ライディングギアメーカーのSCOYCOが手がけたチームスタッフ用のコラボシューズで、長時間の立ち仕事を支える高いクッション性と、プロテクターによる安全性を両立している。
着脱が容易なダイヤル式シューレースを採用し、ブラックを基調にスズキブルーを配した専用デザインが特徴だ。140足限定でS-MALLにて予約が開始された。
過酷なレース現場を支えた本物のスペックを日常へ ライディングシューズには、乗車時の操作性や安全性だけでなく、バイクを降りた後の「歩きやすさ」も欲しいところ。観光地での散策やツーリング先での休憩時、足元[…]
「バーグマンストリート」全面改良で発表【インド】
スズキのインド子会社は、124cc空冷単気筒エンジンを搭載するラグジュアリースクーター「バーグマンストリート」の全面改良モデルを4月3日に発表した。フレームを約500グラム軽量化しつつ、ねじれ剛性を25%向上させて直進安定性を高めている。
また、スマートフォン連携機能付きのカラーTFTディスプレイや、スマートキーを用いたキーレスシステムを上位仕様に新たに追加した。4月よりインド本国で販売を開始し、順次世界100以上の国や地域への輸出が予定されている。
デザインを一新しつつ装備を充実。フレーム剛性25%向上など多岐にわたる変更 バーグマンストリートは、124cm³空冷4サイクル単気筒SOHCエンジンを搭載するコミューター向けラグジュアリースクーターだ[…]
2026年型GSX-8Sが4/15に発売
日常からツーリングまで幅広く楽しめるストリートファイター「GSX-8S」の2026年モデルが4月15日に発売される。最大のトピックは、環境負荷の低い次世代燃料であるバイオメタノール10%混合の「E10ガソリン」への対応と、OBD-II(車載式故障診断装置)監視要件への適合だ。
最高出力80馬力を発揮する775cc並列2気筒エンジンや、双方向クイックシフトなどの電子制御は継承されている。カラーは全3色が一新され、価格は116万6000円に設定された。
日常のマンネリを打ち破る、万能ストリートファイターの誘惑 毎日の通勤ルート、代わり映えのしない景色。そんな退屈な日常に刺激が欲しいと感じたことはないだろうか。そんな不満を一掃してくれる頼もしい相棒、ス[…]
GSX-8RがE10ガソリン対応に進化
快適な乗車姿勢と優れた走行性能を両立したフルカウルスポーツ「GSX-8R」の2026年モデルが発表された。ネイキッド版のGSX-8Sと同様にOBD-IIと次世代の「E10ガソリン」へ新たに対応し、長く乗り続けられる環境性能を備えている。
カラーラインナップには、モーターサイクルショーで大きな反響を呼んだ新色「グラスブレイズオレンジ」が追加された。価格は124万3000円で、従来色は4月15日、注目のオレンジカラーは5月26日にそれぞれ発売された。
フルカウルスポーツは日常使いでは疲れる…そんな悩みを過去にする カッコいいスポーツバイクに乗りたい。休日はワインディングを駆け抜け、その流麗なスタイリングをガレージで眺めたい。誰もが一度は抱く願いだ。[…]
「GSX-S1000GX」2026モデルが4/23に発売
スポーツツアラーとアドベンチャーを融合させたクロスオーバーモデル「GSX-S1000GX」が一部仕様変更を受け、4月23日に発売される。2026年モデルの最大の進化は、フロントカウルにダウンフォースを発生させる「ウイングレット」を新採用した点だ。スズキ初の電子制御サスペンション「SAES」による悪路での快適な乗り心地に、高速巡航時の直進安定性が加わり、長距離ツーリングの疲労をさらに軽減する。ETC2.0車載器を標準装備し、価格は211万2000円となる。
休日のツーリング、帰りの疲労感から解放されたい 休日のリフレッシュのためのツーリング。だが、帰りの高速道路に乗る頃には全身がバキバキになり、「明日の仕事、しんどいな…」とため息をついた経験はないだろう[…]
スズキブースは今季注目マシン満載
3月末に開催された東京モーターサイクルショーにおけるスズキブースの展示内容を振り返った。最大の注目を集めたのは、国内未発売の新型クロスオーバーモデル「SV-7GX」だ。名車SV650のVツインエンジンを受け継ぎ、最新の電子制御を搭載したマルチパーパスマシンとして多くの来場者が実車に触れた。
また、発売40周年を迎えた「GSX-R1000R」の参考出品モデルや、1月に発売されて人気を博している「GSX-8T」「GSX-8TT」なども展示され、ブースは終日大きな賑わいを見せた。
スズキ伝統のVツインがクロスオーバーモデルに! SV-7GXの国内発売はいつだ!? 注目モデルの筆頭は2025年秋に開催されたミラノショーEICMA 2025で発表されたSV-7GX。兄貴分とも言える[…]
まとめ:環境への配慮とツアラーとしての快適性が大きく前進
4月のスズキ関連ニュースは、環境性能の向上と快適性の追求が明確に表れた1ヶ月であった。GSX-8SやGSX-8RがE10ガソリンに対応したことは、カーボンニュートラルを見据えたスズキの技術力が市販車へ着実に還元されている証左である。また、GSX-S1000GXへのウイングレット追加は、空力技術がスーパースポーツの専売特許ではなく、ツアラーの疲労軽減にも直結することを示した。今後もSV-7GXの国内導入時期など、ライダーの選択肢を広げる新モデルの動向に期待が高まる。
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