【国産名車】ヤマハ(YAMAHA)SR400カラー大図鑑:軽快・爽快なブルー系を年式ごとに紹介

【国産名車】ヤマハ(YAMAHA)SR400カラー大図鑑:軽快・爽快なブルー系を年式ごとに紹介

43年という長きにわたり、ヤマハの看板を背負い続けたSR400。その歴史は「変わらないこと」の歴史であるが、カラーリングに関しては、時代の空気を取り込みながら多彩な変遷を遂げてきた。歴代SR400のカラーバリエーションを、系統ごとに分類して紹介。この記事ではブルー系統について、年式ごとの特徴を交えてお伝えする。軽快なスポーツ性や、カスタムベースとしての爽やかさを表現するカラー群だ。


●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ヤマハ発動機

〈1983年3月〉SR400[34F]/500[34A]:STDもスポークホイール化

標準モデルもスポークにマイナーチェンジ。新設計のピストンリングやバルブ、オイルライン等も見直して耐久性を高め、セミエア式フロントフォークやシールチェーンも採用。カウル付きシートやコンチタイプのハンドルを装備し、このモデルからハロゲンヘッドライトやラバーマウントウインカーが装備された。

【1983 YAMAHA SR400[34F]/500[34A]】●発売当時価格:36万5000円/39万6000円 ※写真の車体色はインジゴブルー

〈1983年7月〉SR400SP[34E]/500SP[33Y]:キャストSP復活

スポークモデルから4カ月遅れで、キャストホイールのSPが復活。本格的なバイクブームが到来し、より多くのユーザーへ対応するためのバリエーション拡大だった。ホイール以外の仕様は、スポークモデルと同一。スポークモデルは翌年も継続されたが、キャストのSPは1983年度のみで生産終了した。

【1983 YAMAHA SR400SP[34E]/500SP[33Y]】●発売当時価格:38万円/41万1000円 ※写真の車体色はインジゴブルー(共通色)

〈1985年4月〉SR400[1JR]/500[1JN]:ドラムでレトロ感アップ!

フロントにツーリーディング式のドラムブレーキを採用し、フォークブーツも装備してレトロなイメージを増強。その一方で、前輪は19→18インチとなり、バックステップやより低めたコンチハンドルでスポーツ性も向上した。エンジンはカムの表面処理やロッカーアームの焼結チップにより、耐久性を向上。

メタルガスケットやカムチェーンアジャスターのカバーをアルミ化することで、オイル滲みを抑制した。燃料タンクは、12→14Lに容量アップしたこともトピックだった。

【1985 YAMAHA SR400[1JR]/500[1JN]】■全長2085 全幅735 全高1080 軸距離1410 シート高790(各mm) 車重153kg(乾) ■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 399cc[499cc] 27ps/7000rpm[32ps/6500rpm] 3kg-m/6500rpm[3.7kg-m/5500rpm] 燃料タンク容量14L ■タイヤサイズF=3.50-18/ R=4.00-18 ※[ ]内は500 ●発売当時価格:39万9000円/43万円 ※写真の車体色はインジゴブルー(共通色)

〈1988年8月〉SR400[3HT1]/500[3GW1]:負圧式キャブ採用

負圧式BSTキャブレターに変更して始動性や加速性を向上。カムシャフトも変更して、扱いやすさを高めた。エアボックスの容量アップを図り、チェーンは428サイズに変更された。

【1988 YAMAHA SR400[3HT1]/500[3GW1]】●発売当時価格:39万9000円/43万円 ※写真の車体色はブルーイッシュダークシルバー(共通色)

〈2003年3月〉SR400[3HTF]:スロポジセンサー装備

キャブにスロットルポジションセンサーを装備し、マフラーの内部変更で騒音規制に対応した。イモビライザーが標準装備されたこともトピック。サムソンブルーが新色で、2002年のシルバーとブラックが継続された。

【2003 YAMAHA SR400[3HTF]】●発売当時価格:46万円 ※写真の車体色はサムソンブルー

〈2008年2月〉SR400[3HTP]:最終キャブレター仕様

2008年モデルでは、シルバーフレームが映えるブルーメタリックCが登場した。2007年のベリーダークレッドメタリック2とヤマハブラックは継続。実質的なキャブレター仕様の最終モデル。

【2008 YAMAHA SR400[3HTP]】●発売当時価格:48万6150円(消費税5%含む) ※写真の車体色はブルーメタリックC

〈2018年11月〉SR400[B9F1]:排ガス規制適合

排ガス規制に対応してキャニスター(燃料タンクの蒸発ガスを浄化)が装備され、処理能力の高いECUへと変更された。マフラーはユーロ4対応で内部が変更され、音質が向上していた。

実質的に2019年モデルのカラーバリエーションだったのがグレイッシュブルーメタリック4。ブラック同様にライトケースをボディ同色にペイント。メーター文字盤のデザインやウインカーの形状を変更している。

【2019 YAMAHA SR400[B9F1]】●発売当時価格:57万2400円(消費税8%含む) ※写真の車体色はグレイッシュブルーメタリック4

〈2021年3月〉SR400[B9F6]:シンプル&アイコニックな最終モデル

標準仕様の「ファイナルエディション」は2色展開。ブルー車はXS650スペシャルなどを彷彿とさせた。”Final Edition”の文字は、サイドカバーに刻まれていた。

【2021 YAMAHA SR400 FINAL EDITION [B9F6]】●色:ダルパープリッシュブルーメタリック ●発売当時価格:60万5000円

YAMAHA SR400最新相場情報

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