
タイではミニモトのカスタムが盛んで、新進気鋭のカスタムビルダーも多く数誕生している。タイでクラシックウイング系のホンダ車を専門で取り扱うカブハウスにて、モンキー125のカスタムマシンを取材してきた。
●文/写真:T高橋(ヤングマシン編集部) ●外部リンク:RYU Loyal
タイで新進気鋭のカスタムパーツブランド「RYU Loyal」とは?
2020年にタイで産声を上げたカスタムパーツブランド「RYU Loyal(リュウロイヤル)」は、ブランドの代表でビルダーのブレンさんがユーザーの声を具現化したことから誕生した。
2025年から正式にカブハウスでの取り扱いがスタートし、まずはモンキー125のカスタムパーツをラインナップしている。今後はDAX125などにも対応したパーツをリリース予定とのことだ。
今回は日本のカスタム車両をリスペクトしたパーツを装着したモンキー125を紹介しよう。
’80年代に流行ったピヨピヨを現代版にアレンジ!
今回の2台の車両はカブハウスのモトスタイリストのネイさんによるパーツを装着したデモバイクだ。装着されているパーツの魅力を引き出すこともカブハウスで行っており、カブハウス公認のカスタムパーツとしてタイ国内で販売されている。
RYU Loyalのモンキーの特徴は「現代版ピヨピヨ」だ。’80年代に流行し、今でも旧車カスタムとして見ることがあるヘッドライトバイザー。2台に共通しているのは、モンキー125のヘッドライトリムと一体感あるデザインで作られた樹脂製パーツだ。「純正オプションでは?」と思ってしまうほど馴染んでいることに驚くだろう。
車体の可愛らしさを損なわずに、旧車感をより引き立てるデザインに仕上がっている。
イエローのデモ車はストリート仕様を意識したモンキー125
イエローのモンキー125はタイ国内でも流通しているKITACOのマフラー、右側サイドカバーを装着しつつエンジンはノーマルとしている。足回りはリヤサスペンションのみバイカーズ製に変更。RYU Loyalで取り扱ってはいないが、フロントフェンダーは下げられ、リヤはショートフェンダー化されている。スタンダードな大人っぽいスタイルを再現した。
RYU Loyalのカスタムポイントはシートとグラブバー、ミニスクリーンとヘッドライトカバーとなる。ミニスクリーンは樹脂製でカラーは1色の設定、マウントはアルミのベースプレートを介して装着される。ヘッドライトカバーは純正のヘッドライトレンズ固定のビス穴を利用するため着脱も容易だった。
シートは純正よりも後方に着座位置をずらし、後端は若干上がっているため、加速時のフィット感が高い。シックなグラブバーはアルミ削り出しのベースで固定しているため、車体を持ち上げるのに使っても全く問題ない仕様だ。
樹脂製のスクリーンはノーマルメーター部分を覆い隠すサイズとしている。ヘッドライトバイザーから続くようにデザインされた。「モンキー(片仮名)」のアクセントステッカーは同梱されているとのこと。
オリジナルのシートは表皮はバックスキンのようなザラついたものになっているため、ポジション固定がしやすい。タンデムベルトは付いているが2人乗りには向いていない(日本では禁止)のでご注意あれ!
スクランブラー仕様にはビレットパーツを装着!
ブラックカラーのモンキーには、エンジン周りのビレットパーツが装着されている。特に見応えのあるパーツはタペットカバーやカムギヤカバーに装着されたフィン付きの削り出しのパーツだ。モンキーのシンプルなエンジンヘッドから風の当たり方も考えて形状を整えたという。
また、クラッチカバーやジェネレーターカバーに追加で装着されるガードは、荒れた道で接触した際にケース割れなどを防ぐ役割があるそうだ。タイでは縁石が日本よりも高いため、現実的なパーツといえる。ほかにも、スクランブラー仕様ということで幅広のアルミ製ステップを展開。こちらはグリップ性も高く、肉抜きもされているため、砂利などの砂抜けも良さそうだ。
車体はハイパープロ製のフロントスプリングキットとリヤサスペンション、ステアリングダンパーを装着し、アクティブに走ることを想定している。道の荒いエリアがまだ多く残るタイの交通事情に合わせて最適化されているのだ。
アルミ削り出しとあってエッジの利いた造形に仕上がっている。
ステップは純正と交換するタイプだ。ワイドになったことで安定したポジションを確保できる。
左がRYU Loyalビルダーのブレンさん。右がカブハウスのモトスタイリストのネイさんだ。
今回、紹介するパーツはどれもタイ国内で販売されているもの。カブハウスでは、カスタムパーツを厳選しているほか、コンセプトモデルを多数展示しているのも特徴だ。もしタイに訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてもらいたい。店内にはカフェも併設されているので、休憩にもってこいの場所だ。
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