
通勤や通学などの日常の足から、週末のロングツーリングまで幅広く活躍する125ccクラス。手軽に乗れるのが魅力だが、給油の手間は少なければ少ないほどありがたいものだ。そこで、各メーカーが公表しているWMTCモード燃費と燃料タンク容量を基に、燃料満タンでどこまで走れるのか、リアルな航続距離を算出してランキングを更新した。新たに国内導入が発表された新型モデルの情報も交え、最新の航続距離事情をお届けする。
●文:ヤングマシン編集部
125ccクラス 軽さランキングTOP10
上位陣の顔ぶれは強固だ。ヤマハやスズキのタンク容量が大きいスポーツモデルが上位を占める一方で、ホンダのグロムやモンキー125といった高燃費モデルもランクインしている。
1位:ヤマハ YZF-R125 543.4km
圧倒的な航続距離でトップに輝いたのは、ヤマハのフルカウルスポーツモデル、YZF-R125だ。11.0Lという125ccクラスでは最大級の燃料タンク容量と、WMTCモード49.4km/Lという高燃費を両立した結果、543.4kmという驚異的な航続距離を叩き出している。これならロングツーリングでも給油ポイントを気にする必要はほとんどないだろう。
【YAMAHA YZF-R125】主要諸元■全長2030 全幅725 全高1135 軸距1325 シート高815(各mm) 車重141kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.2kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/70-17 ●価格:51万7000円 ●色:青、灰、黒 ●発売日:2023年10月16日
2位:ヤマハ MT-125/XSR125 494.0km
2位には、YZF-R125と同じ水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載するヤマハ MT-125がランクイン。燃料タンク容量は10.0LとYZF-R125より1L少ないものの、WMTCモード燃費は同等の49.4km/Lを誇るため、航続距離は494.0kmとなった。ストリートファイターらしいアグレッシブなスタイルと、高い実用性も魅力だ。
MT-125と並び、同率2位となったのはヤマハのネオクラシックモデル、XSR125だ。こちらもMT-125と同じく、燃料タンク容量は10.0L、WMTCモード燃費は49.4km/Lを記録し、航続距離は494.0kmだ。現代的な性能とクラシックなデザインを両立させており、人気の高いモデルだ。
【YAMAHA MT-125】主要諸元■全長2000 全幅800 全高1070 軸距1325 シート高810(各mm) 車重138kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.2kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=100/80-17 R=140/70-17 ●価格:49万5000円 ●色:青、暗灰、灰 ●発売日:2023年11月10日
【YAMAHA XSR-125】主要諸元■全長2030 全幅805 全高1075 軸距1325 シート高810[780](各mm) 車重137kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.2kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量10L■タイヤサイズF=110/70-17 R=140/70-17 ●発売当時価格:50万6000円[52万8000円] ●色:灰、茶、黒 ●発売日:2025年4月16日 ※[ ]内はLow
4位:ホンダ CB125R 468.0km
4位は水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載した、ホンダのスタイリッシュネイキッド、CB125Rだ。10.0Lの燃料タンク容量と、WMTCモード燃費46.8km/Lで、航続距離は468.0kmをマークした。デザイン性と走行性能だけでなく、長距離性能も兼ね備えていることが証明された形だ。
【HONDA CB125R】主要諸元■全長2040 全幅820 全高1055 軸距1345 シート高815(各mm) 車重130kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124cc 15ps/10000rpm 1.1kg-m/8000rpm 変速機6段 燃料タンク容量10L■タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:52万8000円 ●色:黒、青 ●発売日:2024年4月25日
5位:スズキ GSX-R125 ABS/GSX-S125 ABS 467.5km
5位に食い込んだのは、スズキのフルカウルスポーツモデル、GSX-R125 ABSだ。11.0Lという燃料タンク容量と、高いWMTCモード燃費42.5km/Lも相まって、航続距離は467.5kmとなった。上位モデルに肉薄する高い航続性能を持っているぞ。
GSX-R125 ABSと基本コンポーネントを同じくする、スズキのネイキッドスポーツ、GSX-S125 ABSも同率5位。フルカウルかネイキッドか、好みに合わせて選べるラインナップだ。
なおいずれも現在では生産終了となっており、新車で購入可能なのは在庫限りとなっている。
【SUZUKI GSX‐R125】主要諸元■全長2000 全幅700 全高1070 軸距1300 シート高785(各mm) 車重137kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124cc 15ps/10500rpm 1.1kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=90/80-17 R=130/70-17 ●価格:45万3200円 ●色:赤×黒、青、黒 ●発売日:2022年7月26日
【SUZUKI GSX-S125】主要諸元■全長2000 全幅745 全高1035 軸距1300 シート高785(各mm) 車重135kg(装備)■水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 124cc 15ps/10500rpm 1.1kg-m/8500rpm 変速機6段 燃料タンク容量11L■タイヤサイズF=90/80-17 R=130/70-17 ●価格:42万200円 ●色:青×黒、黒 ●発売日:2022年7月22日
7位:ホンダ GROM 406.8km
7位にランクインしたのは、ミニバイクの雄、ホンダ GROM。燃料タンク容量は6.0Lと他車に比べて小さいものの、WMTCモード燃費はなんと67.8km/Lという驚異的な高数値を誇り、航続距離は406.8kmを達成。そのコンパクトな車体からは想像もつかないほどの長距離走行が可能だ。
【HONDA GROM】主要諸元■全長1760 全幅720 全高1015 軸距1200 シート高761(各mm) 車重103kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 10ps/7250rm 1.1kg-m/6000rpm 変速機5段 燃料タンク容量6L■タイヤサイズF=120/70-12 R=130/70-12 ●価格:39万500円 ●色:白、黒 ●発売日:2024年3月14日
8位:カワサキ Z125 PRO 401.1km
8位には、カワサキのミニネイキッド、Z125 PROが入った。燃料タンク容量は7.4L、WMTCモード燃費は54.2km/Lで、航続距離は401.1kmを記録している。GROMと同様、ミニバイクながら400kmを超える航続距離を達成しているのは驚異的だ。なおこのモデルは生産終了となっており、新車で購入可能なのは在庫限りとなっている。
【KAWASAKI Z125PRO】主要諸元■全長1700 全幅750 全高1005 軸距1175 シート高780(各mm) 車重102kg■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 124cc 9.7ps/8000rpm 0.98kg-m/6000rpm 変速機4段 燃料タンク容量7.4L■タイヤサイズF=100/90-12 R=120/70-12 ●価格:35万2000円 ●色:黒、青緑 ●発売日:2020年10月1日
9位:ホンダ PCX 386.4km
そして9位は、人気の原付二種スクーター、ホンダ PCXだ。燃料タンク容量は8.1L、WMTCモード燃費は47.7km/Lで、航続距離は386.4kmとなった。通勤・通学はもちろん、県をまたぐようなお出かけにも十分対応できる航続距離を備えているぞ。
【HONDA PCX】主要諸元■全長1935 全幅740 全高1125 軸距1315 シート高764(各mm) 車重133kg(装備)■水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc 12.5ps/8750rpm 1.2kg-m/6500rpm Vベルト無段変速 燃料タンク容量8.1L■タイヤサイズF=110/70-14 R=130/70-13 ●価格:37万9500円 ●色:青、灰、白、黒 ●発売日:2025年2月6日
10位:ホンダ Monkey125 384.7km
トップ10の最後を飾るのは、レジャーバイクの代表格、ホンダ Monkey125だ。燃料タンク容量は5.6Lと控えめながら、WMTCモード燃費はGROMをも上回る68.7km/Lという驚異的な数値を叩き出し、航続距離は384.7kmとなった。ホンダのレジャーバイクはどれも長距離イケル!?
【HONDA Monkey125】 主要諸元■全長1710 全幅755 全高1030 軸距1145 シート高776(各mm) 車重104kg(装備)■空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 123cc 9.4ps/6750rpm 1.1kg-m/5500rpm 常時噛合式5段リターン 燃料タンク容量5.6L■タイヤサイズF=120/80-12 R=130/80-12 ●価格:49万5000円 ●色:赤、灰、黄 ●発売日:2026年3月6日
注目の最新モデルの航続距離は?
TOP10圏外ではあるものの、2026年モデルとして新たに登場した注目車種の航続距離も見逃せない。
VVA付きの水冷単気筒エンジンを搭載し、待望の国内登場を果たしたヤマハの新型オフロード「WR125R」は、8.1Lの燃料タンク容量と44.8km/LのWMTCモード燃費を誇る。計算上の航続可能距離は約362.8kmとなり、林道ツーリングなどでも十分な足の長さを持っており、11位にランクイン。
また、マイナーチェンジを受けたヤマハのフロント2輪スクーター「トリシティ125」は、燃料タンク容量7.2L、WMTCモード燃費45.4km/Lで、航続距離は約326.8kmで14位。カラーリングが刷新されたヤマハ「NMAX ABS」は燃料タンク容量7.1L、WMTCモード燃費49.1km/Lで、約348.6kmの航続距離で13位となった。
まとめ:給油回数を減らせると使い勝手も向上!
今回のランキングでは、ヤマハやスズキのタンク容量が大きいスポーツモデルが上位を占める一方で、GROMやMonkey125といった高燃費モデルも上位に食い込んでいることが分かった。とくにホンダのモデルは、各ジャンルで高い燃費性能を発揮している印象だ。
長距離を走りたいライダーにとって、給油回数を減らせる航続距離の長さは大きなアドバンテージとなる。自分のライディングスタイルや用途に合った車両を選ぶことは念頭に置きつつも、一般道でも長く走りたいという方は、このランキングを参考にしてみては。
参考:2025国内125cc現行全モデル航続距離ランキング(WMTCモード燃費基準)
| 順位 | メーカー | モデル名 | 燃料タンク容量 (L) | WMTCモード燃費 (km/L) | 航続距離 (km) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤマハ | YZF-R125 | 11.0 | 49.4 | 543.4 |
| 2 | ヤマハ | MT-125 | 10.0 | 49.4 | 494.0 |
| 2 | ヤマハ | XSR125 | 10.0 | 49.4 | 494.0 |
| 4 | ホンダ | CB125R | 10.0 | 46.8 | 468.0 |
| 5 | スズキ | GSX-R125 ABS | 11.0 | 42.5 | 467.5 |
| 5 | スズキ | GSX-S125 ABS | 11.0 | 42.5 | 467.5 |
| 7 | ホンダ | グロム | 6.0 | 67.8 | 406.8 |
| 8 | カワサキ | Z125 PRO | 7.4 | 54.2 | 401.1 |
| 9 | ホンダ | PCX | 8.1 | 47.7 | 386.4 |
| 10 | ホンダ | モンキー125 | 5.6 | 68.7 | 384.7 |
| 11 | ヤマハ | WR125R | 8.1 | 44.8 | 362.8 |
| 12 | ホンダ | CT125 ハンターカブ | 5.3 | 66.9 | 354.6 |
| 13 | ヤマハ | NMAX ABS | 7.1 | 49.1 | 348.6 |
| 14 | ヤマハ | トリシティ125 ABS | 7.2 | 45.4 | 326.8 |
| 15 | スズキ | バーグマンストリート125EX | 5.5 | 53.8 | 295.9 |
| 16 | ホンダ | リード125 | 6.0 | 49.3 | 295.8 |
| 17 | ヤマハ | アクシスZ | 5.5 | 51.9 | 285.5 |
| 18 | ヤマハ | シグナス グリファス | 6.1 | 44.5 | 271.5 |
| 19 | スズキ | アドレス125 | 5.0 | 53.8 | 269.0 |
| 20 | スズキ | アヴェニス125 | 5.2 | 51.6 | 268.3 |
| 21 | ホンダ | スーパーカブ C125 | 3.7 | 67.8 | 250.9 |
| 22 | ホンダ | ダックス125 | 3.8 | 65.7 | 249.7 |
| 23 | ヤマハ | ジョグ125 | 4.0 | 51.9 | 207.6 |
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