
Z900RSのベースモデルとしても知られる、カワサキのスポーツネイキッドZ900。現行のモデル展開の基礎となった2018年モデルも、登場からすでに7年近く経つこともあり、手頃な価格の出玉も増えている。中古車としての注目度も高いので、この機会に各年式の違いをおさえて、自分に最適な一台を選んでみよう。この記事では2019年モデルについて紹介する。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:カワサキ
2019年モデル概要:カラー&グラフィック変更
現行モデルにつながるZ900の初登場は、2016年11月のミラノショーでのこと。それまで存在していたミドルクラスのスポーツネイキッドZ800の後継モデルとして開発された。
800をベースに排気量アップを図るのではなく、Z1000ベースで排気量を落とすというアプローチが採られており、完全新設計だった。排気量はZ1000の1043ccからボア77mm→73.4mmとすることで95ccダウンの948ccに設定。車体は新しいトレリスフレームや水平マウントのリヤショックを採用する当時最新鋭の設計を取り入れており、軽快な運動性能を獲得していた。
心臓部には948cm³並列4気筒エンジンを採用し、最高出力125psをマーク。吸気、排気バルブ径とポート形状を最適化し実現した中速回転域の優れたパワーフィーリングを実現していた。
外観では、近年のカワサキが掲げ続けている「Sugomi=凄み」デザインをZ1000から継承。足まわりには星型5本のキャストホイールを採用することで、クラシカルさを追求したZ900RSとは異なるスポーティーさが演出されていた。
2019年モデルの発売は、2018年9月1日。2018年モデルからおもな仕様や諸元に変更はなく、変更点はカラー&グラフィックのみ。メタリックフラットスパークブラック×メタリックスパークブラックとメタリックムーンダストグレー×エボニーの2色展開となった。販売価格は95万400円と据え置きで、ABSとETC2.0車載器キットが標準装備となっていることも前モデルから同様だった。
Z1000の流れを汲む低く構えたヘッドライトは、左右2眼のハウジングを連結したデザイン。この時点ではまだハロゲンだった。テールライトはLEDを採用し、尾灯点灯時は一部のLEDを消灯してあり、“Z”の文字が浮かび上がる個性的なものだ。
Z1000をベースに開発された948cc直列4 気筒エンジンは、基本コンポーネンツをZ900RSと共通としつつも味付けは別物。パワーだけでなく吸気&排気音のチューニングにこだわった仕立てだ。
フロントはプリ+伸側減衰を調整可能なφ41mm倒立フォークと、300mmペタルディスク×2の組み合わせ。リヤはアルミ製スイングアームと250mmペタルディスクを採用。ホイールは極細の5本スポークだ。
KAWASAKI Z900[2019model]SPEC & COLOR
主要諸元■全長2065 全幅825 全高1065 軸距1450 シート高795(各mm) 車重210kg(装備)■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500rpm 10.0kg-m/7700rpm 変速機6段 燃料タンク容量17L ■タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●発売当時価格:95万4000円 ●色:黒×黒、灰×黒 ●発売日:2018年9月1日
カワサキ「Z900シリーズ」の最新相場情報
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