
みなさん!梅雨ですがバイク乗ってますか~!? 正直な話、雨の日のライディングってちょっと怖いですよね。なんたってバイクはクルマと違って2つのタイヤだけでバランスを取っている乗り物。タイヤが滑る→転倒というリスクがあるのに、道路には滑りやすいトラップがいっぱい。そこでこの記事ではそんな滑りやすい雨の日でも「どう走ればいいか?」を考えてみましょう~。
●文:ヤングマシン編集部(DIY道楽テツ)
雨の日の滑るポイント「滑るMAXな四天王+1」
バイクが雨の日に滑る場所って、だいたい決まってます。もうわかりますよね? ライダーならみんな一度はヒヤっとしたことある、あの“定番トラップ”たちです。滑るMAX四天王+1、いってみましょう!
危ないやつの代表格:マンホール
濡れたら滑るトラップの「マンホール」。滑ります、とにかく滑ります。基本的に道路の真ん中のほうにあって、しかもなぜかカーブの途中にあることが多い気がする。雨の日に踏んだらツルッと危険!
意外と滑る:路面のペイント
交差点の白線、停止線、ゼブラゾーン等。濡れると想像以上に滑ります。ちなみに、液状塗料(ペイント型)は、おもに高速道路や一般道路の区画線に、粉体塗料(溶融型)は、おもに一般道路の道路標示や区画線、横断歩道に使用されていますが、どちらも雨が降ったら滑るのは一緒(滑らない素材の開発を望む)
キープレフトで遭遇しがち:金網(排水グレーチング)
道路の端や交差点付近に設置されている網(排水グレーチング)。濡れるとグリップほぼゼロ。小排気量バイクでキープレフトで走っていると、いきなり現れたりして焦ることもしばしば。めっちゃホイルスピンします。
意外と盲点:タイル
意外と盲点なのが、歩道や一部の住宅街の道にもある「タイル」。コンビニやお店の出入口にあったりして、これが濡れるとツルツル滑ります。スピードが出てなくても、不意にアクセル開けたら一撃必殺。後輪が空転してバランス崩したり、そのまま転倒してしまったり、迂闊に足をついちゃったそのままの勢いでアクセルターンかましてしまうことも(経験済み)。
四天王よりやばい王様:鉄板
工事現場や仮舗装に使われるアレ。濡れた鉄板は本当に危険です。「ナナメから入る+加速する」なんてしたら、スリップダウンコースへ一直線。アクセルもやばいけど、もっと怖いのがフロントブレーキ。「あっ鉄板!」と焦って減速しようとしたそのとたんにフロントからすっころぶ事も(これも筆者は経験済み)。
滑らないための鉄則は、「加速しない」&「まっすぐ通過」
思い出しただけでゾッとしますが、ではこの「滑る四天王」+「滑る王様」でスリップダウンしないために気を付けることは何か? もっともシンプルで、もっとも効果的な対策が「加速しない」で「まっすぐ通過」すること、これだけです。
「加速しない」とは?
増速もしない、減速もしない。つまり“一定の速度で転がす”こと。アクセルもブレーキも変化させることなく、スーッとそのまま抜けるのが理想です。
「まっすぐ通過」も重要!
バイクを傾けていたり、旋回しようとすると横方向に力がかかるので、それだけで滑るリスクが跳ね上がります。ここでひとつ簡単な実験なのですが、試しに、タイヤだけコロコロと転がしてみてください。
まっすぐ転がっていて、徐々に傾いて旋回しはじめて、最後に速度がゼロになって「コテン」と転がるまでは一連の滑らかな動作になるわけです。これはアスファルトの上や、砂利道の上、そして濡れたペイントの上や、鉄板の上でも同じこと。
転がし始めて、濡れた鉄板に乗った瞬間にいきなり「ステンッ!」とはならないですよね? それは慣性の法則が効いてるから、加速も減速もせずただ転がすだけなら、滑りやすい路面でもそのまま通過できる理屈なんです。
それは、タイヤだけ転がしても、人間が乗った状態でも同じこと。言い換えると「余計な事」をしなければ転倒はしない、ということです。
場所によってはアクセルを戻すとトラクションが抜けて挙動が不安定になる場合もありますから、無理にアクセル戻してエンジンブレーキがかかってしまうより、パーシャル状態で「加速しない」ほうが安定します。
シーン別:スベらないライディング実践術
- 横断歩道の白線 → 一定速度を保ったままスーっと進入、完全に通過するまでは過度な加速は控えましょう。
- センターライン → スピード出しすぎでセンター割はマジで危険。スローインを心がけて!
- マンホールを避けられない時 → 一瞬だけバイクを起こして直立気味に通過。
- タイル床(駐車場など) → 手前でしっかり減速しておいて、ゆっくりと通過。
- 鉄板 → 手前でしっかり減速してハンドルは絶対にまっすぐ!あとは静かに通過するのを待つのが吉。
注意!雨の降り始めはアスファルトも滑りやすい
あと、忘れちゃいけないのが雨の降り始め、濡れ始めたアスファルト。
アスファルトにたまったホコリ・油分・粉じんが、水分で浮き上がるタイミングなので、雨が降り始めた10〜15分ほどは、もっとも滑りやすい時間帯です。「雨脚が強くなる前のうちに速く帰ろう!」なんて焦るのは禁物です。初心者ライダーは濡れた路面に体が適応してないタイミングでもあるので、とくにご注意ください。
まとめ:雨の日は“忍者”のごとく
雨の日は攻めるのではなくて、忍者のように「忍ぶ」が正解。加速しない・倒しこまない・油断しない。転倒せずに無事帰る、それがバイク乗りの粋ってもんです。
ぶっちゃけ雨といっても、ちゃんとレインウェア着ちゃえば意外と大丈夫だし、濡れたら濡れたで逆に清々しくなって楽しくなっちゃうのがレインコンディションというものです。
もっとも、雨粒でシールドやゴーグルの視界が妨げられたり曇ったりと不具合もありますが、雨でしか見れない景色もあるので、通勤でもツーリングでも常にゆとりをもって走ることができれば、それが何よりの安全対策になります。
それではみなさん梅雨でも良きバイクライフを!
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