
エレモーズの特定小型四輪フラグシップ「エレグラン G-class」が、国土交通省の「性能等確認」試験に適合した。16歳以上なら免許不要で公道走行できる本機は、後輪500Wデフ駆動や約220Lのクローズドボックスを備える上質モビリティだ。安全基準をクリアした注目の1台を詳しく解説しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ELEMOS
国土交通省の「性能等確認」に適合!エレグラン G-classが勝ち取った安全の証明
エレモーズが展開する特定小型四輪のフラグシップモデル「エレグラン G-class」が、2026年8月27日付で国土交通省の創設した性能等確認制度に基づく試験に適合。試験は公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)により実施され、型式「ELGG」、確認番号「0190」として正式に公認された。
特定小型原動機付自転車区分に属する本機は、16歳以上であれば運転免許不要で乗車できる。最高速度20km/hの「車道モード」に加え、緑色の最高速度表示灯を点滅させて最高速度6km/hで走る「歩道モード」を備えており、標識のある歩道での走行にも対応する。
エレモーズとしては、2025年5月の「エレモーズ4 リボーン」、2026年4月の「エレカーゴ」に続く3車種目の適合取得となる。第三者機関による各種安全テストをクリアし、車体に「性能等確認済」マークが付与されることで、客観的な安全性の裏付けを得た形だ。
大容量220Lクローズドボックスとアーバンブロンズが織りなす上質の積載美
エレグラン G-classがどんな車両かも振り返っておこう。大きな特徴といるのが、車体後部に標準装備された鍵付きクローズドボックスだ。ボックス寸法は縦595mm×横570mm×高さ650mmで、最大積載容量は約220Lを誇る。これは一般的な容量約33Lの買い物カゴに換算して約6杯分に相当するほどの大容量だ。
ボックスの開閉機構にはダンパーが組み込まれており、扉が滑らかに開閉する仕組みとなっている。ボックス内装にはワインレッド色の生地が貼り合わされており、収容物を傷や衝撃から保護する仕立てだ。
車体色にはアルミ粒子を含有した「アーバンメタリックブロンズ」を採用。フロントマスクからリヤボックスへとつながる流線形デザインと組み合わせることで、道具感にとどまらない質感を作り出している。
500Wリアデフ駆動&航続130km!自動車に迫る本格走りのメカニズム
パワートレーンには、特定小型区分で高い出力を誇る後輪500Wのインホイールモーターを搭載する。駆動部には自動車同様のデファレンシャル(差動装置)を組み込んでおり、旋回時に左右輪の回転差を自動で制御することでタイヤの引きずりや摩耗を抑え、滑らかな旋回を可能にした。最大登坂能力は30%と、ほぼ国内のどんな坂でも登りきれるだけの実力がある。
制御面では、坂道での後退を防ぐHSA(坂道発進補助装置)や、減速エネルギーを活用するRB(回生ブレーキ)、前後輪に制動力を分配するCBS(前後輪連動ブレーキ)と油圧ブレーキを標準装備。足回りには既存モデルの11インチから拡大された13インチタイヤと前後4本のサスペンションを装着し、路面からの衝撃を吸収する構成だ。
電源には27Ahのリチウムイオンバッテリーを使用し、家庭用の100Vコンセントから直接、または取り外して充電できる。標準装備のバッテリー1基で約55km〜65km、オプションの2基目を追加したデュアルバッテリー仕様では最大約110km〜130kmの航続距離を実現する。
国が認めた安心のフラグシップ!試乗と導入へ一歩を踏み出そう
車両にはアナログキーとスマートタッチキーの双方が付属し、液晶ディスプレイには速度、走行モード、バッテリー残量(%表示)が明瞭に表示される。手元のスイッチ操作でHSAやRBのON/OFF切り替えも可能で、押し引き時の取り回しにも配慮された設計となっている。
メーカー希望小売価格は52万8000円(税込)で、エレモーズ公式ストアにて全国配送の注文を受け付けている。また、千葉県千葉市美浜区の幕張オフィスでは実車試乗スペースが開設されており、実際の操作感や乗り心地を事前に体感することが可能だ。
国の保安基準に適合した信頼と、約220Lの積載力を備えた特定小型四輪「エレグラン G-class」。免許にとらわれない新しい移動スタイルを検討している方は、エレモーズ公式ストアでの詳細確認や、幕張オフィスでの試乗予約から始めてみよう。
ELEMOs ELEGRAN G-class (2026model) COLOR
【ELEMOs ELEGRAN G-class】●アーバンメタリックブロンズ
ELEMOs ELEGRAN G-class (2026model) SPECS
| 項目 | 諸元 |
|---|---|
| 車名 | ELEGRAN G-class |
| 型式 | ELGG |
| 性能等確認番号 | 0190 |
| 車両区分 | 特定小型原動機付自転車 / 特例特定小型原動機付自転車 |
| 定員 | 1名 |
| 最高速度 | 車道モード:20km/h / 歩道モード:6km/h |
| 駆動モーター | 500W(後輪インホイールモーター) |
| 駆動方式 | デファレンシャル(差動装置)搭載リア駆動 |
| 最大登坂能力 | 30% |
| ブレーキ形式 | CBS(前後輪連動)+油圧ブレーキ、物理的サイドブレーキ |
| 補助制御システム | HSA(坂道発進補助装置)、RB(回生ブレーキ) |
| バッテリー容量 | 27Ah(リチウムイオンバッテリー) |
| 充電方法 | 100V家庭用コンセント(車体直接 / 取り外し充電対応) |
| 航続距離(シングルバッテリー) | 約55km〜65km |
| 航続距離(デュアルバッテリー) | 約110km〜130km |
| タイヤサイズ | 13インチ(前後) |
| サスペンション | 前後4本サスペンション |
| クローズドボックス寸法 | 縦595mm×横570mm×高さ650mm |
| クローズドボックス積載容量 | 約220L(一般的な買い物カゴ約6杯分) |
| メーカー希望小売価格 | 52万8000円(税込) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(特定原付)
下町の匠が挑む新ジャンル!丸ハンドルと全天候型ボディを持つ「Blue Jay」 スーパーコンピュータの冷却配管部品やオリンピック競技用機材などを手がけてきた西川精機製作所。同社が開発した「Blue J[…]
免許不要の四輪特定小型原付サンエンペラー「エルバード」の安定性と利便性 2023年7月の道路交通法改正によって誕生した「特定小型原動機付自転車」は、16歳以上であれば運転免許不要で公道を走行できる新た[…]
ガソリン代ゼロ!50cc原付やキックボードを凌駕する圧倒的な経済性 この高い経済性は、毎日の通勤や通学における移動コストを最小限に抑え、家計を大きく助けてくれる。車体重量の面でも、重いエンジン部品を多[…]
最大のトピックは「ペダルの廃止」。法改正の恩恵で本来の無骨なスタイルへ原点回帰! スクーターといえばいまやプラスチックのカウルで覆われているのが当たり前だが、その真逆をいったのがホンダのズーマー。外装[…]
立ち乗りも座り乗りも自由自在。免許不要で広がる行動範囲 「近所の買い物や通勤を楽にしたいけれど、ペダルを漕ぐのは疲れるし、バイクの免許は持っていない」。そんな悩みを吹き飛ばしてくれる有力な選択肢が、こ[…]
最新の関連記事(新型バイク(日本車/国産車))
伝統の「メグロK3」最新モデルが登場!前年型からデザインと諸元を継承 カワサキプラザ専売モデルとして展開されている「メグロK3」に2027年モデルが登場した。今回の更新では、カラー&グラフィックおよび[…]
◆ ライフスタイル別おすすめモデル ① 特に日常・通勤での使い勝手を重要視したい「スーパーカブ110 / 110 Lite」「スーパーカブ C125」 ■ スーパーカブ110 / 110 Lite の[…]
カワサキ「ヴェルシス1100 SE」2027年モデルは2026年10月17日発売!価格は212万3000円で据え置き カワサキが誇る大型クロスオーバーモデル「ヴェルシス1100 SE」の2027年モデ[…]
製造工程の見直しで熟成!スペック維持で登場した最新「2027年モデル」 ヤマハ発動機は、3気筒スーパースポーツフラッグシップ「YZF-R9 ABS」の最新仕様となる2027年モデルを発表した。プロダク[…]
2021年モデルで国内導入が終了した過給モンスターが帰ってきた! 2015年に登場したNinja H2は、「誰も経験したことのない走行体験を実現する」という目標のもと、川崎重工業グループのガスタービン[…]
人気記事ランキング(全体)
下町の匠が挑む新ジャンル!丸ハンドルと全天候型ボディを持つ「Blue Jay」 スーパーコンピュータの冷却配管部品やオリンピック競技用機材などを手がけてきた西川精機製作所。同社が開発した「Blue J[…]
レーサーの姿と技術を公道へ持ち込んだRG250Γ 1983年3月に発売されたRG250Γ(ガンマ)は、ひと目でレーシングマシンを連想させるスタイルによって、当時のライダーに強烈な衝撃を与えた。車名の「[…]
荒野を駆け抜けた友情と青春!『機甲創世記モスピーダ』が放つタイムレスな魅力 1983年10月から1984年3月まで全25話が放送されたタツノコプロ制作のTVアニメ『機甲創世記モスピーダ』。謎の宇宙生命[…]
決勝出走は28台、新たなクラスも誕生 2024年を最後に、その歴史に幕を降ろしていた鈴鹿4耐が9月6日(日)に復活しました。1年の休止とも言えるので意外に早い再開とも言えるでしょう。 これまでの流れを[…]
ティザー画像だけでは、もぉ我慢できない! 復活することがわかった空冷スポーツスター。ハーレーダビッドソン米国本社が新型として再登場させることを成長戦略のひとつとして明らかにし、日本法人ハーレーダビッド[…]
最新の投稿記事(全体)
尾道発の気鋭ビルダー!サトマリモーターサイクルが魅せるメタルワークの系譜 広島県尾道市に拠点を置く「SATOMARI MOTORCYCLE(サトマリ・モーターサイクル)」は、ビルダーの佐藤勇作氏が20[…]
空力特性と軽さを備えたネオクラシックフルフェイスが新規追加! 新製品の『HYUGA』は、オージーケーカブトの持ち味である空力特性と軽さはそのままに、デュフューザーなどを備えないシンプルな帽体形状を特徴[…]
国土交通省の「性能等確認」に適合!エレグラン G-classが勝ち取った安全の証明 エレモーズが展開する特定小型四輪のフラグシップモデル「エレグラン G-class」が、2026年8月27日付で国土交[…]
人間の「負の感情」と対峙する物語。『呪術廻戦』が時代を惹きつける理由 人間の負の感情から生まれる呪霊と、それを祓う呪術師の闘いを描く『呪術廻戦』。2018年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、202[…]
伝統の「メグロK3」最新モデルが登場!前年型からデザインと諸元を継承 カワサキプラザ専売モデルとして展開されている「メグロK3」に2027年モデルが登場した。今回の更新では、カラー&グラフィックおよび[…]
- 1
- 2




































