
バイクで風を切る自由を知るライダーにとって、親の歩行不安や自身の将来の移動制限は切実な課題だ。「親に自由なお出かけを贈りたい」「自分もずっと行きたい場所へ行き続けたい」──そんな想いに応えるモビリティが登場した。ELEMOs株式会社が発売した電動車いす「e-Buddy(イーバディー)」だ。免許不要で1台3役をこなす最新ギアの魅力と、移動の自由を守る実力を紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:ELEMOs
「移動の自由」を諦めない。ライダーの心に響く歩行領域モビリティ
自由にどこへでも走っていけるバイクの歓びを知る人ほど、加齢や体調変化による「移動の制限」に対する意識は高い。高齢になった親の歩行が困難になったり、将来の運転免許返納後の移動手段に不安を覚えたりしたとき、行動範囲が狭まるのではないかという心配が生じる。
その課題に対し、数々の免許不要モビリティを手がけてきたELEMOs株式会社が投じた答えが、電動車いす「e-Buddy(イーバディー)」だ。この製品は、自走用の電動車いす、介助者の負担を軽減する介助アシスト、そして歩行を支える歩行器という3つの役割を1台でこなす歩行領域モビリティだ。
道路交通法上は「歩行者」として扱われるため、運転免許や年齢の制限はない。歩道はもちろん、スーパーや銀行といった商業施設の店内、病院、電車やバスなどの公共交通機関まで、乗ったまま移動できる点が大きな魅力だ。
押す側も乗る側も快適!「1台3役」がもたらす家族のゆとり
e-Buddyの真骨頂は、使う場面や使う人に合わせて役割を変えられる「1台3役」の柔軟性にある。
一つ目は、最高時速6km(4段階調整)で歩行者と同じ速度域を移動できる自走用電動車いす。二つ目は、後ろから押す介助者の力を電動で補助する「介助スマートアシスト」機能だ。ハンドルを握るとアシストが作動し、ハンドルの色が赤から青へ変わるため状態が直感的に伝わる。坂道でも力むことなくスムーズに押すことができ、介助する家族の負担を軽減してくれる。
三つ目は、身体を支えながら歩く「スマート歩行器」だ。車体の傾きを検知し、平坦な道や坂道などの傾斜に応じてアシストの強さが自動で切り替わる。乗る人の自立を促すと同時に、支える家族にも心と身体のゆとりをもたらしてくれる。
ジョイスティック1本で直感操作!安心の安全設計と玄関に収まるサイズ感
メカニカルな操作に親しんだライダーも納得の安全設計も魅力だ。操作は手元のジョイスティック1本に集約され、手を離せば約0.1秒で電磁ブレーキが作動して停止する。
カーブや坂道での自動減速、斜面での自動ホールド機能、後退時の自動減速や音声注意喚起も備わり、操作に不安のある場合でも安心して扱える。最小回転半径は約80cmで、その場での方向転換ができ、狭い店内や室内でもスムーズに取り回せる。
使わないときは折りたたむことで、奥行45cm×幅62cm×高さ99cmのコンパクトな姿に変わる。重量はバッテリー込み約22.5kgで、玄関先での保管や車のトランクへの積み込みにも対応。シート下には約23Lの収納スペースも備わっている。
航続25km&ワンタッチ充電。親孝行と自身の将来を支える相棒
バッテリーは重量約3.7kgのワンタッチ着脱式で、フル充電で約25kmの走行が可能。本体に直接コードを挿しても、取り外して室内のコンセントでも充電できる2way方式を採用している。
メーカー希望小売価格は、1台3役モデルが268,000円(税込)、介助アシストを省いた2役モデルが238,000円(税込)。いずれもELEMOs公式ストアにて販売されている。親孝行として、あるいは自分自身の将来を見据えた相棒として。自宅の玄関から目的地の売り場まで途切れることなく移動できるe-Buddyは、いつまでも自由なお出かけを楽しむための力強い選択肢だ。
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