
ミリタリーやスポーツの枠を超え、ファッションとモビリティが奇跡の融合を果たした。2026年9月、イタリア・ミラノで開催されたミラノ・ファッション・ウィークにて、ホンダと日本の老舗ブランド「オニツカタイガー」のコラボコンセプトモデル「オニツカ・タイガー・ホンダ・ミッド・スポーツ・コンセプト」が世界初公開された。かつて我々ヤングマシンが予想した「フルカウル版ホーネット」を彷彿とさせる鮮烈な一台の魅力を紹介しよう。
●文:ヤングマシン編集部 ●写真/外部リンク:本田技研工業 ●CG:SRD
ミラノのランウェイで世界初公開!「タイガーイエロー」が放つ洗練の衝撃
2026年9月23日、ミラノ・ファッション・ウィークのランウェイに、一台のフルカウルスポーツバイクが突如姿を現した。ホンダと、1949年に兵庫県神戸市で創業したファッションブランド「Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)」によるコラボレーションの象徴として披露されたコンセプトモデル「Onitsuka Tiger Honda Mid Sports Concept(オニツカ・タイガー・ホンダ・ミッド・スポーツ・コンセプト)」だ。
1948年創業のホンダと1949年創業のオニツカタイガー。ともに75年以上の歴史を重ね、日本発の技術とものづくりへの強いこだわりを世界へ発信し続けてきた両名門が、モビリティとファッションの垣根を越えて共鳴した形といえよう。
一際目を見張るのは、やはりそのカラーリングだ。オニツカタイガーを象徴する鮮やかな「タイガーイエロー」を基調とし、車体の両サイド全面には黒のストライプが大胆に配置。足元の黒いホイールにもタイガーイエローのアクセントが施され、両ブランドのロゴが刻まれたディテールは、まさに走るアートと呼ぶにふさわしい存在感を放っている。
会場ではバイクとともに、ホンダのウイングマークを取り入れたシューズやアパレルも披露され、モーターサイクルカルチャーの新しい可能性を提示していた。
ベース車両を窺わせる、カウル越しのフレームと2気筒シルエット
公式発表では具体的なベースモデル名は明かされていないが、公開された写真を精査すると興味深い事実が浮かび上がる。
カウルの隙間から覗くエンジンはサイズからして2気筒であり、フレームワークや配管の取り回しは既存のCBR400Rや500Rとは異なる。その特徴的なメインフレームの骨格は、ホンダが誇る新世代ミドルネイキッド「CB750ホーネット」のフレームと酷似しているのだ。
クイックシフターが装着されていることもうかがえるが、サイドカウルの形状によりEクラッチの有無までは判別できない。しかし、あの軽量で92psを発揮する755cc並列2気筒エンジンを抱くCB750ホーネットがベースだとすれば、その走りへの期待は膨らむばかりだ。
【参考】Honda CB750 HORNET E-Clutch[2026 model]ウルフシルバーメタリック
ヤングマシンが予想した「フルカウル版ホーネット」がついに具現化!
この「ホーネットベースのフルカウルモデル」という立ち姿において、我々ヤングマシンには特別な想いがある。
遡ること2023年3月、当メディアは「〈YM未来予想〉打倒YZF-R7! “ホンダCBR750R”=新生ホーネット750のフルカウル版が来る?!」と題し、CB750ホーネットの軽量フレームと俊足エンジンを生かしたガチのミドルスーパースポーツ「CBR750R」の登場をスクープ予想として提案していた。当時、ヤマハのYZF-R7に対抗する高出力なミドルSSとしてCGを描き下ろし、ファンとともに夢を膨らませていたのだ。
【予想CG:HONDA CBR750R】当時流行りのお買い得ミドルツイン帯における本格スーパースポーツとして期待して予想。ヤマハYZF-R7を超える運動性能や電子装備で楽しませてくれるモデルを思い描いていた。
そして今回、ミラノの舞台に舞い降りたコンセプトモデルは、まさに我々がかつて思い描き、熱望していた「フルカウル版ホーネット」を具現化したかのように登場したのである。
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市販計画は未定…でもこんな感じで出たら最高だよね!
現時点において、このコラボコンセプトモデルの市販化計画や発売時期、価格については明らかになっていない。あくまでファッションショーの舞台を彩るコンセプトモデルという位置づけだ。しかし、タイガーイエローと漆黒のストライプを身にまとし、伝統と洗練がハイレベルで融合したこのスタイリングは、多くのライダーの心を揺さぶることだろう。
ウイングマークをあしらったアパレルとともに、このスタイリッシュなフルカウルスポーツが日本の公道を駆け抜ける日が来ることに期待だ。
Onitsuka Tiger Honda Mid Sports Concept COLOR
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